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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

闘技場ってこんなに熱狂的なんですね

闘技場、セーハさんの説明では魔物同士や剣闘士を戦わせて賭け事をしたり、能力を競い合ったりするところらしい。

「魔物とかはちゃんと従えてる魔物だから滅多に暴れたりすることはないしとっても迫力があるのよ」

「今日はどんなのをやってるの?」

ルーナちゃんが興味深そうに聞く。

「今の時間だと………魔法合戦をやってるみたいだね」

「魔法合戦とはなんなのだ?」

雪合戦とかのイメージのまま想像すると魔法だけで戦うのかな?

「魔法合戦は魔法を組み合わせてどれだけダメージをだせるかの競技だよ。特殊な的があってそれでどれだけの威力かわかるの。威力もだけど美しさや早さとか色々得点する項目があってなかなか面白いよ」

へぇ〜面白そう。私達の魔法を合わせたら結構すごいことになりそうだね。

「魔法の参考にもなりそうだな、ま、我よりすごい魔法は見られないと思うがな」

「魔法の参考にはなりそうだね」

確かに、いい組み合わせがあったら連携した魔法とか私たちにも出来るかもしれないし!

「ニフィちゃん、ルーナちゃん」

「どうしたの?リィア」

「なぁに?リィアお姉ちゃん」

首を傾げてかし不思議そうな目で見てくる。二人ともかわいいなぁ。抱きしめたい。今回は手を繋ごうと思ったから呼んだんだけど。

「手繋ぎませんか?」

「べ、別にいいけど、リィアってこういう恥ずかしいことは割と言えるよね」

「えへへ〜、ルーナちゃんになら何も緊張することはないですからね」

「お姉ちゃんって欲望には忠実だと思う」

そ、そんなことはないよ、欲望のままにしてたらニフィちゃんの耳モフモフしたりルーナちゃんの柔らかい胸を堪能するからね!

「リィア、今の顔はやめなよ?すごいだらしなくなってたから」

おっと危ない危ない、妄想は後にしよう。

「お!仲が良くていいねぇ美少女三人仲良く手繋ぎ羨まし!私も今度やろ。あ!サーティアちゃんとクロエちゃんどう?私達も手繋ぐ?」

「手つきがいやらしいから嫌よ。いくらエルフの救世主様といえどそれとこれとは違う話だわ」

「我が生まれたのはセーハのおかげなのだが、、さすがに嫌なのだ」

「あら残念」

ふふふ私はルーナちゃんと積み重ねた絆があるからね!ニフィちゃんは私が買ったもとい、借りたからね!

(それで?リィアちゃんってもしかして前世は男の子だったりするの?誰狙い?それとも全員?)

「わぁ!?」

「どしたのリィア?急に」

(ちょっとちょっと!私、私、セーハだよ。念話であなたの頭の中に直接語りかけてるわ)

いや、念話って、、急に語りかけられたらびっくりするよ。それに一方的じゃ返事出来ないし。

(あぁ念話は簡単よ私の魔力を感じとってくれればわかると思う)

探知魔法のやり方でセーハさんを見ると確かに魔力を感じとることができた。念といいつつ魔力をとばしてるんだね。

(あーあーわかりますか?今あなたの脳内に直接語りかけています。ファ〇チキください)

(聞こえてるよ、あ、このネタって未来でもまだあるんだね)

(私は前世も女の子でしたよ!ルーナちゃんとニフィちゃんは仲良しなんです)

(あ、そうだったのね?)

まさか中身男と思われていたなんて、、まぁ確かに自分を客観視して可愛くしたり、他のみんなとイチャイチャしてるから怪しまれるかもしれない。

「ルーナちゃん、私って男の子っぽいですか?」

「何言ってるの?リィアはあたしよりも女の子っぽいと思うよ?」

よかった。念話は離れたら出来なさそうだけど近くならすぐに伝えられて上手く使えば戦闘に役立つかも!覚えておこう。

「準備が終わったみたいね、どんなものなのかしら?」

「おぉ、よくは知らんがすごそうなのがでてきたのだ」

種族はわからないけど魔法使いっぽい人が数人出てきた。身分を隠すためなのかみんなローブで顔が見えないようになってる。

「ウィンドブラスト!!」

「ファイアチェイン!」

「スターエフェクト」

3人の魔術師がほぼ同時に魔法を放つ。風属性魔法を軸に周りに炎が重なって大きくなり、さらにキラキラとした光が魔法にまとう。すごい綺麗!流星?みたい。
見た目だけじゃなく威力も高く、的にすごいダメージを与えていた。

「わぁ綺麗〜」

「すごーい」

ありきたりな感想しか出てこないけどすごい周りも魔法に目を奪われていた。

「私達もできますかね?」

「私しか風属性使えないじゃない、あんな威力の魔法は使えないわよ」

「思えば我らの属性魔法は偏りがあるのだな」

「リィアとクロエは3属性も使えるからそうでもないんじゃない?」

合体技ってなんかワクワクするよね!それに自分一人で魔法を合わせるより威力が高くできるし!

あ、もう1組あるみたい。どんな魔法なんだろう?

「ポイズンシュート!!」

「ダイヤストーム!!」

「ダークネスエンチャント!」

勢いよく放たれた毒液にきめ細やかなキラキラしたものが混ざりそれを覆うように闇が広がった。
黒光りした幻想的な魔法になった。

「さっきとは違うけどこっちも綺麗、、ねぇリィア、ずっと手繋いでるけど見づらくない?」

「ルーナちゃんは迷惑ですか?」

「別に迷惑じゃないけど……」

「じゃあ大丈夫です!」

「そ、そう」

私はぎゅっと手を握る。ルーナちゃん身体柔らかい、ずっとふにふにしてたい。


「かっこいいのだ!!あれなら我とリィアとルーナでできるのではないか?やってみたいのだ!」

たしかに!

「でもあんな高度な魔法使えるかなぁ、、リィアはともかくあたしやクロエに出来るかどうか」

「あれって見た目重視だからこん詰めればもっと威力出せそうですよねー」

「リィアはわかってないのだ、かっこよさも重要なのだ」

カッコつけたい気持ちはわかるけど私は威力重視しちゃうなぁ。

「私魔法のことはよくわかんないんだけど、普通あんな魔法実戦的に使えるの?」

「相手の動きを止めてる間に詠唱しておいてからならなんとか、、基本はサーティアさんと私の前衛が時間稼ぎしつつ魔法で援護って感じなので使う機会はあまりないですね」

「そういえばリィアちゃん達って何してる人?クロエちゃんがお姫様だからその護衛とか?」

「私達は冒険者をしているわ、今はクロエを仲間に迎えるためにここに来てるのよ」

「なるほどねぇ〜ま、エミリーちゃんにとってはたった一人の家族だからね囲いたい気持ちはわからなくはないかな?それで?許してもらえたの?」

「うむ!ちゃんとお母さんに認められたのだ!」

「そっか、じゃあもうすぐ帰っちゃうんだね」

まぁそうなっちゃうね。ずっとここにいる訳にもいかないし。

「まだしばらくは一緒ですよ!色々教えてください」

「じゃあ次行っちゃう?時間によってここもやってるの違うからまた来ようね。次は〜そうだなぁ………せっかくだからショッピングしよっか」

ということで闘技場を出て市場に行くことになった。

街の様子は特に禍々しいとかそういうのはなく普通な感じだ。歩いてる人の種族は様々だけど人型が多いから変に注目されることもなかった。
マナポーション沢山買っておこ、、面白い魔道具とかも

「魔族ってどんな美味しい物食べてるのかな?朝ごはんは普通に美味しかったけど食材は特に変わった感じのはなかったし、、もっとこうなんか魔族っぽいのが食べてみたい」

ルーナちゃんって食に関する興味がすごいよね。

「魔の国って言うくらいだから魔剣とかあるのかしら?」

「みんな魔族に対しての偏見がすぎるのだ。我を知っていてよくそんなこと思えるな」

偏見というより憧れというか理想というか私もファンタジー世界に来てエルフとか魔族とかすごい感動したし偏見もあったから仕方がないと思う。

「クロエは人の国で育ったからわかんないよ?もしかしたら悪魔的なもっと禍々しい何かがあるかもしれないし!」

「あまり期待しない方がいいのだ………」

「まぁまぁ、行ってみればわかるよ!」

それもそうだね。

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