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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

VS四天王3

マナポーション沢山買っておいてよかったぁ。飲むっていうか取り込む?から飲むのに時間がかかるわけでもないからありがたい。

「ルーナちゃん、ルーナちゃん、無事でいて」

指輪を握りしめて無事を祈る。探知魔法でも反応はない、、一体どこに、、

っ!?この魔力は、、
圧倒的な反応、次の四天王も強そうだ。
いつもの通り広い部屋に出る。もう前ふりとかいらないよね?不意打ちでも刺さればいいや。

って、そうにもいかないみたい。放たれる炎と共にその姿も見える。

「まったく、、そんなに焦んなくてもいいんですよ」

広い部屋はこのためだったのかってくらい巨体のドラゴンが現れる。この状態でも喋れたんだね。

「キャリーさん、、あなたは誰を倒したんですか!」

これまで、私の相手がパルティナ、サーティアさんの相手が二ーティアだからキャリーさんも誰かと戦ってるはず。

「自分はルーナさんと戦いました。さすがに気が引けたのですが、、魔王様の命令なので、、っと、そんなに殺気を飛ばさないでください。殺してませんから、、殺す予定なら自分がわざわざ派遣されてませんって」

ルーナちゃんという言葉が出てきた時点で戦闘準備を進めるけど、、どうやらルーナちゃんは無事らしい、、命は無事でも私が確認するまでは信用出来ない。すぐに会いたい。

「勝ったあとしばらく時間がかかるみたいで待っていたらこれですか………魔王様から聞いてないんですけど後でボーナス請求しよう」

「ルーナちゃんに会わせてください」

「自分に負けたらすぐに会えるんじゃないんですか?」

言っておきながらやる気満々だね、、地龍と遭遇したことあるけどそれよりも強いんだろうなぁ。負ける気はないけどね!こちとらコミュ障で一緒にやる人いないからボスキャラ何時間もかけてソロ討伐してるんだよ!!!!!

早速長めに練っていた魔法をぶっぱなす

「我が身をもってその裁きを受けよ!!!ディバインパニッシュ!!!」

「ぐるうううあああああ!?」

キャリーは痛みで暴れ回る。今までのとは違って身体が大きすぎるから近接武器は使いづらい。単純に吹き飛ばされそうだし、、
ディバインパニッシュのおかげでダメージを与えられたのはよかった。

「鱗硬くて剣が刺さらないと思ったけど、意外とそうでもないんだね」

隙だらけなキャリーにブスリと剣を刺す、、そして、

「ライトニングソード!」

バリバリバリィ!!!

「ぐおおおおぉぉぉぉ!!!」

「うっぐっ」

掴まれて投げ飛ばされ、壁に打ち付けられる。
続けて魔力の込めたブレスが吐かれる。
まずい!避けないと、、てか麻痺して動けないんじゃないの!?

なんとか避けたけど、私がいたところが熱で溶けかかってる。さすがはドラゴンだけあるね。

なんだかんだ言ってケロベロスとか吸血鬼とか弱点があったけど、、ドラゴンって私の使える魔法じゃ弱点つけないんだよね。剣が刺さってもドラゴンの大きさじゃせいぜい痛い思いをさせるだけ………
向こうの攻撃は避けやすいけど、これじゃあジリ貧だ。
あのブレスをくらったら私は多分死んじゃう、、うーん、考えろ!!
そうだ!!剣は一応効く、魔法も効くには効くんだから、、数やればいいんじゃん!
ゴリ押しじゃい!勝つまで負けないようにするだけの話!!
ふふふ、どっちが力尽きるのが早いか勝負だよ。

そのあとはもう泥沼の戦いになっていた。
ブレスには細心の注意を払って避けつつちまちま攻撃を重ねていくことをした。途中マナポーションを使ったり、回復も入れつつとにかく死なない立ち回りをしていった。
いくらドラゴンであろうとも、傷だらけになれば弱っていく
決め手は飛んで私の攻撃圏外に逃げようとした時だった。

「ライトニングランスぅぅうおおぉりゃあああああ!!!!」

電気を纏った槍を作って、思いっきり投げた。命中して貫きはしなかったものの深く刺さって、これまでの削りによる血に感電、そのまま地に落とした。

追い討ちかけようとしたら姿が消えてしまった。

「はぁ………はぁ………勝てた……ほんとに勝てるとは思わなかった。ふぅ……もう疲れた、、さすがに無理!!」

ルーナちゃん達が生きてることがわかって安心してるからなのか力が抜けてくる。

「って!あと一人!あと一人でみんなに会える!でも少し休憩しよう」

キャリーさんに勝ったはいいけど多分あれ本気じゃないというか、どっちかっていうと負けようとしてた気がする。戦闘自体が嫌いなのかもしれない。

わかってるなら素直に案内してくれればよかったのに!上司には逆らえないのかな?

みんな無事でも危険な目にあわせてるし魔王は一発お見舞いしないと気がすまない。なんかムカムカしてきた。
マナポーションだいぶ使っちゃったなぁ………今度沢山買っておこう、、お金なら沢山あるからね!


魔王エミリー視点

「なっ!?キャリーがやられたじゃと!?わらわ達は闇系統の種族じゃから光属性が得意な娘に負けるのもまだわかるのじゃが、いや、それでも十分おかしいんじゃけど……まさかキャリーまでやられるとは、、というか容赦がないのじゃキャリー傷だらけなのじゃ、、早く、早く召喚魔法を完成させないと!!」

この城の中なら基本的どこでもわらわは見ることができるのじゃが……見るも無惨に傷つけられていくキャリーのため全力で召喚魔法を唱える。ルーミーにはもう逃げてもらおう、、

「魔王様、キャリーは大丈夫なのですか?」

「よ、よし、空中に逃げたのじゃ、しばらく時間がかせげ………っっ!!!!キャリー!」

なんなのじゃ!?どこからそんな槍が、、撃ち落とされたキャリーにさらに攻撃を加えようとしてるのじゃ

「これで大丈夫なのじゃすぐに回復させてやるのじゃ」

回復は部下に任せるとするかの

「パル、あとは頼むのじゃ」

「ルーミーに今すぐここに来るように伝えるのじゃ」

近くにいる者に命令する。が

「いや、もう遅いみたいじゃな、もうあの娘と対峙しておるのじゃ」

この際わらわが向かうとするかの

「わらわが向かう、くれぐれも下手に手を出すのではないぞ!」

自分でしたこととはいえ責任があるからの、、

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