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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

VS四天王2

扉の先を進んでいくとまた広い部屋に着く。四天王って言ってたし四人いるのかな?他のみんなが戦ってるかもしれないけど……反応はひとつしかない。

「まさか二人目が来るとは思わなかったわ。まさか負けたのかしら?」

二人目??それってどうゆう、、

「魔王様の命令だから仕方がなかったけど、、あの子なかなか強くなってたわ。さすがに負けはしなかったけど」

え、、まさか!?

「誰と、戦ってたんですか?」

「サーティアよ、ま、エルフにしては魔力は平凡、剣はすごいよかったけど吸血鬼の私とは相性が悪かったわね」

前は懐かしむように話してたのに、、魔王の命令だからって!!!許せない、、絶対許せない!サーティアさんの仇!

気づいたら剣を抜いて切りかかっていた。もはやサーティアさんの親戚とか気にならなくなっていた。

「人間がかなう相手じゃないわ」

二ーティアも剣を抜いて対応する。確かに、早い斬撃も全部いなされる。力も魔力もすごいし、、でも私も絶対負ける訳にはいかない!サーティアさんのためにも!

「うっうぅっっ!!絶対!許さない!!」

「な、何この力は!?」

「ライトニングソーーード!」

閃光の刃が二ーティアを真っ二つにしたと思ったらコウモリに変化して避けられる。こういうのも使えるんだ。吸血鬼の弱点といえば太陽光、十字架、匂いのきついもの、流水、銀製の武器
おそらく強い光、聖なる光が弱点でみたいで水属性で拘束ができる。銀製の武器はないから光属性中心に、、

コウモリになられるのも厄介。剣じゃ攻撃当てられても一匹だし、それにコウモリになれるなら霧になったりもできるだろうし、、そもそも物理攻撃無効かもしれない。
二ーティアは何事もなかったかのように元に戻る。

「サーティアとは大違いね、、誰か負けたのも納得だわ。でも私は負けないわよ」

怒りにまかせても仕方がないのはわかってるんだけど、、せっかくできた友達であり仲間を失ったから冷静になれない。

今度は向こうから攻めてきた。基本は剣、闇属性、風属性魔法で、単純な攻撃力が高い。

ガン攻めしたい気持ちを抑えて守りに徹して隙を伺う。麻痺させたら一気に決める。

「パラライズ!!」

一瞬の隙をついて麻痺魔法を使う。変化も間に合わないはず。

一応効いたけど一瞬にして霧になって全く意味がなかったかのように元に戻る。麻痺は効かないみたい、、でも麻痺を解くには一旦霧になる必要がある。そこをつくか。
そうと決まればあとは全力で攻め込む!!

避けて隙を待つなんてじれったいことはもうしない!
パッシブでライトニングソードを使って触れるだけで麻痺するようにする。

「くっ、、」

警戒されてるのかコウモリになって避けられる。このパターンはもう見てる。

「アグレッシブボルト!」

もうこの魔法は練習も実践も多いからすぐに発動できるようになってる。
ダメージはあるようだ。
探知魔法で元に戻るところを予測してさらに攻める!

「なんで!?」

ギリギリで剣ではじかれたけど倒れてさらに痺れさせる。
もちろん手は緩めない。
追撃しようとすると霧になって逃げられる。逃げ足の早い吸血鬼だね。鬱陶しい。
離れていく霧に向かって魔法を放つ。

「エレクトリックバースト!!」

霧の状態でも強い電気は通る。それに光属性は効くみたいだし、、大丈夫なはず。

急いで霧状態を解除して元に戻る。

「ぐぁうぅ………くそっ!どうなってるのよ!?」

二ーティアはすっかり怯えて逃げに徹している。

状態によっての対応は全てできる。追い詰めるまで時間がかからなかった。

「これで終わり、、エンジェルスピア!!」

これはクロエさんの魔法を参考にした。吸血鬼は心臓を杭で打ち付けて死ぬって聞いた事あるから代わりに聖なる槍を用意した。もはや逃げる気力すら残ってない二ーティアに槍を突き刺す。


と思ったら、二ーティアの姿は消えた。突き刺す感覚もなかったから逃げられた?でも自分の力じゃどう考えても………
ごごごぉという音とともに次の扉が現れる。倒した判定のようだ。パルティナの時は分からなかったけど逃げられてたのかな?

「うっ、サーティアさん……うぅ………」

私は泣きそうになるのを我慢して次に進む。こうしてる間にもルーナちゃんが危ない!

絶対許さないからな魔王。


魔王エミリー視点

エルフの小娘はまぁまぁじゃな、伸びしろは十分じゃし合格じゃろう。二ーティア相手によくやったのじゃ!

二ーティアに運ばせて安静なところに、、そうじゃなあの獣人の娘のところでよいか、、あ、もちろん回復するのも忘れない。疲れて眠っているようじゃ。

しばらくしてパルを倒した娘が二ーティアのところに来たのじゃ。まぁ万が一倒されることも考えていたからの、その場合は次の四天王と相場が決まっているのじゃ。全員やられてたらとかは考えてはいないのじゃ。

パルはやられてしもうたがさすがに吸血鬼に対してはと思ったのじゃが確か光属性を得意としていたの。吸血鬼に対しては光属性や水属性が有効なのじゃ。火属性とも合わせて破壊力のある魔法を使っていたのじゃ。剣と魔法、、まるで勇者じゃな。

二ーティアは変化や人間とはかけはなれた力、魔法、、そして元Aランク冒険者の経験をもっておる。まず負けることはないと思っていたのじゃが………
その戦いは一方的じゃった。最終的には心が折れて物凄い殺気を感じたので急いで回収したのじゃ。

「は、はは、、う、うわああああああん!!!!怖かった、怖かったよぅぅぅ」

回収した途端二ーティアが泣き崩れおった。

「死ぬかと思った、、本気で死ぬかと思った、、逃げても逃げても攻撃やまないし、、普通の人間じゃないよ!なんで私の剣が全然効かないのよ!」

「一旦落ち着くのじゃ、、悪かったの、わらわは二ーティアを信じていたのじゃが………」

「あ、あれは別格です、、」

「うむ、しばらく休むが良い、新鮮な血も用意しておくのじゃ」

「あ、ありがたきお言葉。では私はこれで」

フラフラしながら二ーティアが去っていく。

「パル、あの娘をどう思う?」

「脅威ですね。私や二ーティアを確実に倒せる力を持っています。ここまでだと勇者一行を思い出しますね。彼らは数人が力を合わせてましたが、、今回は一人でこれです」

「全くその通りじゃな。下手すれば勇者よりも強いのじゃ」

「どうされますか?」

放っておく訳にもいかないのじゃ、、じゃが今更わらわはどうこうできないのじゃ。回収するには召喚魔法というのを使ってるのじゃが、、

「今はどうも出来ないの、召喚魔法には時間がかかるのじゃ、特に四天王は魔力も違うからの、、二ーティアも間に合うか怪しかったのじゃ」

「そうですか……そういえば他の2人は」

「問題はないようじゃ。クロエもすごい成長してたようじゃし、もう一人も合格じゃろう。もう試す必要はないのじゃが………進んでしまってるようじゃ」

クロエの仲間は一緒に保護してるのじゃ、起きたらここに呼ぶことにするのじゃ。

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