コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
魔王と勇者
わらわが作った朝食をみんなで食べて愛する娘が喜んでくれて本望なのじゃ!
食べ終わってからは座っているからそのまま昔話を始めるのじゃ。
わらわのお父様はとても立派な魔王じゃった。全ての種族をまとめあげる強さをもち、その命が尽きる最後まで最強の魔王だったのじゃ。お母様はわらわを産んでからそのまま死んでしもうた。
お父様もお母様も無くしたわらわはそのまま魔王になった。まだまだ若いわらわにつけこもうと色んな奴が反乱を起こそうとした。お父様の忠実な部下のおかげでその時はなんとかなってたのじゃ。
でも、どこかで魔王交代を聞きつけたのか人間が攻めてきたのじゃ。しかも少数精鋭でこっちが軍勢だろうが関係なく魔王城まで突き進んでくるし、、信頼してたお父様の部下も勇者に倒され、、ついにはわらわの前まで来たのじゃ。
「よくぞ来たの勇者よ、じゃがわらわ以外に手を出すでないぞ!」
わらわは側近の制止を振り切って勇者の前に出たのじゃ。このままじゃ殺され、アドレントは人間に支配されるであろうことはわかってたから全身が震える。
勇者には仲間もいて、屈強な戦死、強力な魔法使い、聖女もいた。正直ここにいる全員が戦っても勝ち目はないじゃろう。ならばわらわの首だけで許してもらうしかないと思ったのじゃ。
「殺すならわらわだけにするのじゃ!」
無言で勇者がわらわに近づく。
「魔王は……確かに倒した」
なぜだかわからないけどわらわを抱き上げてそんなことを言い出したのじゃ!
「は?どういうことなのですか!?」
当然勇者の仲間が驚く。わらわも何が何だかわからなかったのじゃ。
「王様は魔王を倒せとしか言ってない」
「だからって!魔王が魔物が暴れる原因なんでしょ!」
「結局わらわはどうなったのじゃ?」
収拾がつかないので一旦落ち着いてから説明することになったのじゃ。
勇者の言うことによると、勇者は人間がアドレントが色々と内乱が増えて不安定な時に侵略しようとしてると感じ、仲間思いの魔王に対して殺すことをためらったらしいのじゃ。大体20年前のことじゃな。その時はなぜだか魔物が活発化しての、それが原因なのか国民もピリピリ、人間の国も魔物を統括してる魔王を標的にされての。んで、勇者が仲間を説得し、魔物が増えてダンジョンからも溢れたりすることを沈める旅に出たのじゃ。わらわも連れて。
というのも、わらわは勇者に惚れてしまったのじゃ。勇者はボロボロになったアドレントをわらわと一緒にまとめあげてくれて、人間の国との折り合いをつけてくれて。後で聞いたら勇者もわらわに気があったらしいのじゃ。
じゃが問題もあっての、、聖女と勇者はもう既にデキていたのじゃ。聖女はわらわを目の敵にしてての。大変じゃったがわらわも諦められず、でも聖女も許してはくれなそうだったから子を産んだらキッパリ諦めるということで折り合いをつけたのじゃ。まぁ言ってしまえばクロエはわらわと勇者の子じゃな。
アドレントはまとめたものの失ったものも多く、色んな問題だらけじゃった。もちろん反乱があったり、国内での紛争、差別、貧困、、絶対的な力でまとめていたお父様の時代では少なかったものが多くあっての。
わらわは勇者と旅をして力をつけて、別れてからは気がしれた物を幹部にして頑張ったのじゃ。そんな時にクロエがいても寂しい思いをさせたし、なんなら命を狙われるかもしれない。勇者との子ということで差別されるかもしれない。そう考えると一緒にはいさせられなかったのじゃ。
今はすっかり国も安定して、外交もいい感じなのじゃ!エルフや獣人達も傘下に加えさらに安定したのじゃ。
え?人間の国に侵略?そんなことしたら勇者に嫌われるのじゃ。少なくとも人間にクロエが殺されるくらいのことがなければ特にそういう気は起こさんの。
勇者と聖女は今は聖皇国に隠居いておる。えへへ、勇者のやつはわらわを嫌ってる訳でもなくむしろ気にかけて時々手紙をくれるのじゃ〜。会うことはなくとも愛は繋がっているのじゃ。
愛の形のクロエもいることじゃし、今日はとっても気分がいいのじゃ〜。
まぁざっと説明したらこんな感じじゃ。
「つまりわたしのお父さんは勇者ってこと?」
「そうじゃよ。わらわと勇者の大事な子供じゃ」
「聖皇国にいるんだよね?」
「クロエは会いたいのかの?それなら手紙で伝えておくのじゃ」
クロエをここに引き止めるつもりはないのじゃ。クロエがここにいたいというなら別じゃがな。わらわも国の中じゃまだまだ若いし人間のように寿命も短くはないのじゃ。じゃから後継のことは考えず自由に生きて欲しいのじゃ。
「あ、うん、ありがとう」
「クロエさんよかったですね、もちろん私達もついて行きますよ!」
「そうね、帰ったら次は聖皇国ね」
「聖なる国にはどんな美味しいものが……じゅるり」
クロエと仲良さそうに話しているのはクロエの仲間と言っておったな。ルーミーから聞くと特に問題なくやっていけてるし、実力も十分にあるというのじゃ。見た目からはそうは思わぬが。
わらわ直々に試すのがよいか?あ、いや、いいことを思いついたのじゃ。
二ーティアやキャリー、ルーミー、パルもなまってるじゃろうし、まぁ最近平和なのはいいことなのじゃが。
これでもいわゆる四天王なのじゃし、、単純にわらわが今のあやつらの実力を確かめるというのもいいのぉ。
本気にさせてなおかつ死なせないようにしなければならないのじゃ。そのあたりはわらわがなんとかできそうじゃな。よし!決まりなのじゃ。クロエは見てもらうか。うーむクロエが戦ってるところも気になるのぉ。
「そちらはゆっくりしてくれて構わないのじゃ!といっても勝手にウロウロされても困るから誰かが付いていると思うのじゃ」
「お母さん、わたしもっとお母さんと…話したい」
クロエ……お母さんって呼ばれる度に嬉しいのじゃ。何もしてあげられなかったぶんこれからどんどん甘やかすのじゃ!!
「そうじゃな、久しぶりというか話すのは初めてじゃしなわらわの部屋に来るといい」
今日の予定はもう既に頑張って終わらせておいてよかったのじゃ。魔王は忙しいからのぉ。
食べ終わってからは座っているからそのまま昔話を始めるのじゃ。
わらわのお父様はとても立派な魔王じゃった。全ての種族をまとめあげる強さをもち、その命が尽きる最後まで最強の魔王だったのじゃ。お母様はわらわを産んでからそのまま死んでしもうた。
お父様もお母様も無くしたわらわはそのまま魔王になった。まだまだ若いわらわにつけこもうと色んな奴が反乱を起こそうとした。お父様の忠実な部下のおかげでその時はなんとかなってたのじゃ。
でも、どこかで魔王交代を聞きつけたのか人間が攻めてきたのじゃ。しかも少数精鋭でこっちが軍勢だろうが関係なく魔王城まで突き進んでくるし、、信頼してたお父様の部下も勇者に倒され、、ついにはわらわの前まで来たのじゃ。
「よくぞ来たの勇者よ、じゃがわらわ以外に手を出すでないぞ!」
わらわは側近の制止を振り切って勇者の前に出たのじゃ。このままじゃ殺され、アドレントは人間に支配されるであろうことはわかってたから全身が震える。
勇者には仲間もいて、屈強な戦死、強力な魔法使い、聖女もいた。正直ここにいる全員が戦っても勝ち目はないじゃろう。ならばわらわの首だけで許してもらうしかないと思ったのじゃ。
「殺すならわらわだけにするのじゃ!」
無言で勇者がわらわに近づく。
「魔王は……確かに倒した」
なぜだかわからないけどわらわを抱き上げてそんなことを言い出したのじゃ!
「は?どういうことなのですか!?」
当然勇者の仲間が驚く。わらわも何が何だかわからなかったのじゃ。
「王様は魔王を倒せとしか言ってない」
「だからって!魔王が魔物が暴れる原因なんでしょ!」
「結局わらわはどうなったのじゃ?」
収拾がつかないので一旦落ち着いてから説明することになったのじゃ。
勇者の言うことによると、勇者は人間がアドレントが色々と内乱が増えて不安定な時に侵略しようとしてると感じ、仲間思いの魔王に対して殺すことをためらったらしいのじゃ。大体20年前のことじゃな。その時はなぜだか魔物が活発化しての、それが原因なのか国民もピリピリ、人間の国も魔物を統括してる魔王を標的にされての。んで、勇者が仲間を説得し、魔物が増えてダンジョンからも溢れたりすることを沈める旅に出たのじゃ。わらわも連れて。
というのも、わらわは勇者に惚れてしまったのじゃ。勇者はボロボロになったアドレントをわらわと一緒にまとめあげてくれて、人間の国との折り合いをつけてくれて。後で聞いたら勇者もわらわに気があったらしいのじゃ。
じゃが問題もあっての、、聖女と勇者はもう既にデキていたのじゃ。聖女はわらわを目の敵にしてての。大変じゃったがわらわも諦められず、でも聖女も許してはくれなそうだったから子を産んだらキッパリ諦めるということで折り合いをつけたのじゃ。まぁ言ってしまえばクロエはわらわと勇者の子じゃな。
アドレントはまとめたものの失ったものも多く、色んな問題だらけじゃった。もちろん反乱があったり、国内での紛争、差別、貧困、、絶対的な力でまとめていたお父様の時代では少なかったものが多くあっての。
わらわは勇者と旅をして力をつけて、別れてからは気がしれた物を幹部にして頑張ったのじゃ。そんな時にクロエがいても寂しい思いをさせたし、なんなら命を狙われるかもしれない。勇者との子ということで差別されるかもしれない。そう考えると一緒にはいさせられなかったのじゃ。
今はすっかり国も安定して、外交もいい感じなのじゃ!エルフや獣人達も傘下に加えさらに安定したのじゃ。
え?人間の国に侵略?そんなことしたら勇者に嫌われるのじゃ。少なくとも人間にクロエが殺されるくらいのことがなければ特にそういう気は起こさんの。
勇者と聖女は今は聖皇国に隠居いておる。えへへ、勇者のやつはわらわを嫌ってる訳でもなくむしろ気にかけて時々手紙をくれるのじゃ〜。会うことはなくとも愛は繋がっているのじゃ。
愛の形のクロエもいることじゃし、今日はとっても気分がいいのじゃ〜。
まぁざっと説明したらこんな感じじゃ。
「つまりわたしのお父さんは勇者ってこと?」
「そうじゃよ。わらわと勇者の大事な子供じゃ」
「聖皇国にいるんだよね?」
「クロエは会いたいのかの?それなら手紙で伝えておくのじゃ」
クロエをここに引き止めるつもりはないのじゃ。クロエがここにいたいというなら別じゃがな。わらわも国の中じゃまだまだ若いし人間のように寿命も短くはないのじゃ。じゃから後継のことは考えず自由に生きて欲しいのじゃ。
「あ、うん、ありがとう」
「クロエさんよかったですね、もちろん私達もついて行きますよ!」
「そうね、帰ったら次は聖皇国ね」
「聖なる国にはどんな美味しいものが……じゅるり」
クロエと仲良さそうに話しているのはクロエの仲間と言っておったな。ルーミーから聞くと特に問題なくやっていけてるし、実力も十分にあるというのじゃ。見た目からはそうは思わぬが。
わらわ直々に試すのがよいか?あ、いや、いいことを思いついたのじゃ。
二ーティアやキャリー、ルーミー、パルもなまってるじゃろうし、まぁ最近平和なのはいいことなのじゃが。
これでもいわゆる四天王なのじゃし、、単純にわらわが今のあやつらの実力を確かめるというのもいいのぉ。
本気にさせてなおかつ死なせないようにしなければならないのじゃ。そのあたりはわらわがなんとかできそうじゃな。よし!決まりなのじゃ。クロエは見てもらうか。うーむクロエが戦ってるところも気になるのぉ。
「そちらはゆっくりしてくれて構わないのじゃ!といっても勝手にウロウロされても困るから誰かが付いていると思うのじゃ」
「お母さん、わたしもっとお母さんと…話したい」
クロエ……お母さんって呼ばれる度に嬉しいのじゃ。何もしてあげられなかったぶんこれからどんどん甘やかすのじゃ!!
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