コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
魔王との謁見
魔王城に到着して部屋に案内される。
「皆さんはここを使ってください」
お城の中は装飾が豪華なだけで、ユーリちゃんのところのお城(ストリーフ城)と変わらないような感じだった。もちろんダンジョンになってるとかでもないので魔物と出会うこともない。
「いよいよ明日魔王様に会えるんですね」
「用が終わってからあたし達どうする?」
「色んなところを旅したいわ!魔王城に向かう時も楽しかったけど今回はキャリーさんに乗ってきたから冒険した感じがないのよね。今度は私達だけで旅したいわね」
そうだね〜、そもそも私達が学校卒業してからの旅ってサレンまでだったもんね。
「我ももっと骨のあるやつと戦いたいのだ!特にダンジョンとか、いずれはドラゴンにも挑戦してみたいのだ」
「あたしも魔王様に会っちゃうのかな?怖いんだけど」
あ、そっか、ニフィちゃんはどうしようかな
「私がニフィちゃんを借りてるので私がしっかり面倒見ておきますよ。もしくはキャリーさんあたりが手配してくれると思います」
明日について話しているとメイドさん?だと思うけど、夜ご飯を持ってきてくれた。
そう言えばまだだったね。
「おお!美味しそう。さすがはお城!豪華だね」
魔王城って聞くとあれだけど単純に一国の中で一番偉いもんね。
「見たことも無い料理ね」
「我らに気を使っているのか、それともこれが魔族の貴族の食事なのかわからないのだ」
見た目からして人間と変わらず、肉だけじゃなくて野菜や主食になるパンもちゃんとある。そしてとっても美味しい!
「これだけでも魔王城に来たかいがあるね」
ルーナちゃんも大絶賛だ。魔王様もグルメな人なのかな?
寝る時は大きなベットにみんなで寝た。恐らくここの部屋は普段体が大きな種族用なのだろう。5人寝ても余裕がある。
次の日、寝心地がよかったのでスッキリとした気分で目が覚める。
寝相はいい方なので誰もベットから落ちることはなかった。
みんなも起こして支度する。
一応オシャレと言うよりかはガチ装備でいこう。髪も動きやすいようにまとめて、、よし!
「さて!ラスボスとご対面しましょうか」
「らすぼす?なにそれ?」
あ、また異世界用語を使ってしまった。これは転生物あるあるだと思うんだよね。特に元がゲームの世界だったから特に、、ちなみにゲームの時はラスボスって言うよりイベント事にボスがいる感じ?どれが一番強かったかは装備とか相性によって変わってたね。ちなみに私は単騎でボスを倒したこともある。
「魔王様のことを言ってるなら待ってなさい、それに呼ばれると思うし」
「……………」
あれ?クロエさん今日はとっても静かだね。
「クロエさん?」
みんなも不審に思ってクロエさんの方を見る。
「……えっ!?あ、な、なんでもない」
素が出てるし、明らかに意識が他のところにあるからなんでもない訳が無いんだけど、、こういう時はそっとしておくのがいいよね。
「みんな〜起きたか〜?」
起こしに来たのか、ルーミーさんが部屋に入ってくる。
「もう支度も出来てるみたいだね。それじゃあ行こうか、エミリー、魔王も待ってる」
エミリー?ってことは魔王は女性?
ルーミーさんの案内で一番立派な扉まで行く。おぉ、さながら最終ダンジョンの奥地にいる魔王の前って感じだ。
扉の向こうでは全身鎧の騎士達が並んでいて、一番奥の玉座に美しい女性が座っていた。
「よく来たの、ずっとこの時を待っていたのじゃ。わらわはエミリー、魔王をしておる」
あれ?よく見るとどこかで、、
「あ、あの、魔王様、わたし達は何故呼ばれたのでしょうか」
魔王様は一瞬悲しい顔をして、優しい笑顔になる。
「わらわはそなたに会いたかったのじゃ、クロエよ、寂しい思いをさせたな、、覚えてなくて当たり前じゃ。わらわがクロエの母親じゃ。今更だとは思うがそなたに謝らせて欲しい」
え!?ぇぇぇぇぇぇえええええ!!?
「え?お、お母さん?」
魔王様がクロエに近づいて抱きしめる。
「混乱するのも無理はないのじゃ、ルーミーにも感謝しないといけないの」
「うぅ、うわあああぁぁん、、うぅ、お母さん、、お母さん、、」
感動の再会だけど私達は置いてけぼりだ。さっきの違和感は魔王様とクロエさんが似てたからだったのか。探知魔法を使ってみても確かに似た感じがある。
しばらくしてクロエさんが落ち着いてからまた魔王様が話し始める。
「そなたらもよく来てくれたのじゃ!クロエのこといっぱい話して欲しいのじゃ」
魔王様が娘思いのお母さんだった件、、
「あ、あの、魔王様、、お、お母さん」
「えへへ、娘にお母さんと呼ばれる日か来るとはのぉ、、感慨深いのじゃ。それで?どしたのじゃ?わらわにできることならなんでもしてやるぞ?」
「なんで、わたしは人間の国にいたの?師匠と一緒にそれと、お父さんはいないの?」
まぁ気になるよね。明らかにおかしいし、あと、クロエさんのお父さんも気になる。
「順を追って説明するのじゃ、長くなるから先にごはんにするのじゃそなたらもおなかがすいたであろう?」
そう言えばまだ食べてなかったね。
玉座のまから移動して広い食堂に入る。
「いつもはわらわ一人なのじゃが、大勢いるのも悪くないの。クロエ、まだまだ慣れんじゃろうが母として接してくれたら嬉しいのじゃ」
「わたし、わたしね?ずっとここに行きたかったの。お父さんとお母さんを探したくて。師匠が伝えてくれなかったのはお母さんが魔王だからだよね」
「そのあたりも含めて後で話すのじゃ」
なにか深い事情があるんだろうなぁ。魔王って言う割にはすごく若いし、、ルーミーさんも魔王様になにか言われていたのだろう。
朝ごはんはなんと魔王様直々に作ってくれたみたい。
「すまんの、わらわのわがままに付き合ってくれて、母親らしいことがしたかったのじゃ」
昨日食べたものと比べると確かに違うが、温もりというか温かさを感じる。
「美味しい、、美味しいよ、お母さん」
ルーナちゃんもサーティアさんも黙ってクロエさん達親子を見守る。ほんとによかったよ。
「皆さんはここを使ってください」
お城の中は装飾が豪華なだけで、ユーリちゃんのところのお城(ストリーフ城)と変わらないような感じだった。もちろんダンジョンになってるとかでもないので魔物と出会うこともない。
「いよいよ明日魔王様に会えるんですね」
「用が終わってからあたし達どうする?」
「色んなところを旅したいわ!魔王城に向かう時も楽しかったけど今回はキャリーさんに乗ってきたから冒険した感じがないのよね。今度は私達だけで旅したいわね」
そうだね〜、そもそも私達が学校卒業してからの旅ってサレンまでだったもんね。
「我ももっと骨のあるやつと戦いたいのだ!特にダンジョンとか、いずれはドラゴンにも挑戦してみたいのだ」
「あたしも魔王様に会っちゃうのかな?怖いんだけど」
あ、そっか、ニフィちゃんはどうしようかな
「私がニフィちゃんを借りてるので私がしっかり面倒見ておきますよ。もしくはキャリーさんあたりが手配してくれると思います」
明日について話しているとメイドさん?だと思うけど、夜ご飯を持ってきてくれた。
そう言えばまだだったね。
「おお!美味しそう。さすがはお城!豪華だね」
魔王城って聞くとあれだけど単純に一国の中で一番偉いもんね。
「見たことも無い料理ね」
「我らに気を使っているのか、それともこれが魔族の貴族の食事なのかわからないのだ」
見た目からして人間と変わらず、肉だけじゃなくて野菜や主食になるパンもちゃんとある。そしてとっても美味しい!
「これだけでも魔王城に来たかいがあるね」
ルーナちゃんも大絶賛だ。魔王様もグルメな人なのかな?
寝る時は大きなベットにみんなで寝た。恐らくここの部屋は普段体が大きな種族用なのだろう。5人寝ても余裕がある。
次の日、寝心地がよかったのでスッキリとした気分で目が覚める。
寝相はいい方なので誰もベットから落ちることはなかった。
みんなも起こして支度する。
一応オシャレと言うよりかはガチ装備でいこう。髪も動きやすいようにまとめて、、よし!
「さて!ラスボスとご対面しましょうか」
「らすぼす?なにそれ?」
あ、また異世界用語を使ってしまった。これは転生物あるあるだと思うんだよね。特に元がゲームの世界だったから特に、、ちなみにゲームの時はラスボスって言うよりイベント事にボスがいる感じ?どれが一番強かったかは装備とか相性によって変わってたね。ちなみに私は単騎でボスを倒したこともある。
「魔王様のことを言ってるなら待ってなさい、それに呼ばれると思うし」
「……………」
あれ?クロエさん今日はとっても静かだね。
「クロエさん?」
みんなも不審に思ってクロエさんの方を見る。
「……えっ!?あ、な、なんでもない」
素が出てるし、明らかに意識が他のところにあるからなんでもない訳が無いんだけど、、こういう時はそっとしておくのがいいよね。
「みんな〜起きたか〜?」
起こしに来たのか、ルーミーさんが部屋に入ってくる。
「もう支度も出来てるみたいだね。それじゃあ行こうか、エミリー、魔王も待ってる」
エミリー?ってことは魔王は女性?
ルーミーさんの案内で一番立派な扉まで行く。おぉ、さながら最終ダンジョンの奥地にいる魔王の前って感じだ。
扉の向こうでは全身鎧の騎士達が並んでいて、一番奥の玉座に美しい女性が座っていた。
「よく来たの、ずっとこの時を待っていたのじゃ。わらわはエミリー、魔王をしておる」
あれ?よく見るとどこかで、、
「あ、あの、魔王様、わたし達は何故呼ばれたのでしょうか」
魔王様は一瞬悲しい顔をして、優しい笑顔になる。
「わらわはそなたに会いたかったのじゃ、クロエよ、寂しい思いをさせたな、、覚えてなくて当たり前じゃ。わらわがクロエの母親じゃ。今更だとは思うがそなたに謝らせて欲しい」
え!?ぇぇぇぇぇぇえええええ!!?
「え?お、お母さん?」
魔王様がクロエに近づいて抱きしめる。
「混乱するのも無理はないのじゃ、ルーミーにも感謝しないといけないの」
「うぅ、うわあああぁぁん、、うぅ、お母さん、、お母さん、、」
感動の再会だけど私達は置いてけぼりだ。さっきの違和感は魔王様とクロエさんが似てたからだったのか。探知魔法を使ってみても確かに似た感じがある。
しばらくしてクロエさんが落ち着いてからまた魔王様が話し始める。
「そなたらもよく来てくれたのじゃ!クロエのこといっぱい話して欲しいのじゃ」
魔王様が娘思いのお母さんだった件、、
「あ、あの、魔王様、、お、お母さん」
「えへへ、娘にお母さんと呼ばれる日か来るとはのぉ、、感慨深いのじゃ。それで?どしたのじゃ?わらわにできることならなんでもしてやるぞ?」
「なんで、わたしは人間の国にいたの?師匠と一緒にそれと、お父さんはいないの?」
まぁ気になるよね。明らかにおかしいし、あと、クロエさんのお父さんも気になる。
「順を追って説明するのじゃ、長くなるから先にごはんにするのじゃそなたらもおなかがすいたであろう?」
そう言えばまだ食べてなかったね。
玉座のまから移動して広い食堂に入る。
「いつもはわらわ一人なのじゃが、大勢いるのも悪くないの。クロエ、まだまだ慣れんじゃろうが母として接してくれたら嬉しいのじゃ」
「わたし、わたしね?ずっとここに行きたかったの。お父さんとお母さんを探したくて。師匠が伝えてくれなかったのはお母さんが魔王だからだよね」
「そのあたりも含めて後で話すのじゃ」
なにか深い事情があるんだろうなぁ。魔王って言う割にはすごく若いし、、ルーミーさんも魔王様になにか言われていたのだろう。
朝ごはんはなんと魔王様直々に作ってくれたみたい。
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