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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

魔族の街並み

無事ルーナちゃんの催眠状態は解けたみたい。
ニフィちゃんは、、いつの間にかサーティアさんにすごい懐いてる。
ぐぬぬ私だってニフィちゃんをもふもふしたいのに。

「ルーナちゃん、ちょっとニフィちゃんのところ行っていいですか?」

「ダメ、また催眠状態になったらどうするの?しばらくはあたしといて」

珍しくルーナちゃんは照れることなく自然にデレている。
嬉しいはずなんだけどちょっと複雑。

「今日は積極的ですねルーナちゃん」

今のはちょっと意地悪な言い方だったかな?

「そう?リィアだっていつもこうじゃんだからあたしも全然普通」

「わかりました!じゃあ開き直って精一杯ルーナちゃんとイチャイチャします!」

早速ルーナちゃんに抱きつく。

「ちょっみんなもいるんだからぁ」

「どーせ移動中は暇なんですからいいじゃないですか!」

「もう〜」


そんなこんなで、次の街に到着する。ルーナちゃんとさらに仲良くなれたかな?というかルーナちゃんがやっぱメインヒロイン感あるよね。最初に出会ってるし。

いつもの通り街から少し離れたところから歩いて街に入る。

「ここはどんなことろなの?師匠」

「ん?あぁ、ここはいよいよ魔族の街だよ」

魔族!?いよいよだね。気を引き締めていかないと。

「今度は耳外しても大丈夫ですか?」

「ん?あぁ、問題ない、ただわかってると思うが私やキャリーと離れちゃダメだからね」

「それにしても異様な光景ですね、魔族、人間、エルフ、獣人が一緒なんて」

確かに、そもそもサーティアさんやクロエさんと出会えたのも奇跡ですからね。
今はついでにニフィちゃんもいるし、異種パーティだね。


またまた入る時は軽いチェックだけで済んだ。

「ニフィ、しっかり手を繋いでいるのよ?」

「うん!」

ニフィちゃんはすっかりサーティアさんに懐いてしまったみたいで仲良く手繋ぎしてる。く、悔しくないもん。私だってルーナちゃんと手繋ぐもん!
 
「みんな手繋ぎしてるしクロエも手を繋ぐ?」

「わ、わたしは別にいいから」

といいつつルーミーさんが手を繋いでも振りほどこうとはしない。

「みなさん仲良しでいいですね、、」


魔族の街に着いたはいいものの、特に変わったところは見られない。というか普通の人間と同じだし!全然変わんない。びっくりしたよ。なんか暗い雰囲気なのかなって思ったけど普通に晴れやかで明るいし、歩いてる人も人外らしい魔族なんだろなぁとか思ったらクロエさんみたいにほぼ人間だし!

「おおぉここが魔族の街感動なのだ」

「え?私にはあんまりわかんないんだけど、変わらなくない?」

「美味しいものはあるのかな?」

「うぅ、ちょっと怖いね」

私とサーティアさんはちょっと感動が薄い。対してクロエさんとルーナちゃんは興味津々って感じだね。ニフィちゃんはちょっと怖いみたい。まぁ無理もないけど。

「魔族、と言ってもここは人型に近いのが集まってるな。もっと大きいのや、見た目が違ったり文化や、生活も全然違ったりする。そういったのはそれぞれ独立した村を持っていたりするんだ。魔王城周辺はそのあたりもいたりするからまたこことは変わってくるぞ〜」

そ、そうだったんだね。

「まずは宿に向かいますからね〜」

クロエさん以外の魔族、やっぱ角が生えてるのかなぁ、それとも実は人間と見た目は変わらないとか?

「あれれ、意外にもクロエさんと同じって訳じゃないんですね」

「確かに、角が生えてる人もいるけど、特にそういうのもない人もいるし」

「一見獣人に見える人もいるわね。多分違うと思うけど」

うーん、獣人にも色んな獣人がいるように魔族にも違うのがいるってこと?

「あんまりキョロキョロしない方がいいですよ〜、中には気性の荒い魔族がいるので」

あまりめんどうなことはしたくないから素直に従おう。
宿にはどんなかわいい魔族の女の子がいるのかなぁわくわく!

「いらっしゃい、、珍しいな、何泊だ」

と思ってた時期が私にもありました!普通に大人の男性でした!

「1泊、食事付き、風呂はいらない、これで足りる?」

かっこいいよね、すらすらオーダーできるのって。私緊張して無理。店員さんのオススメとか言われてあ、はいとか言っちゃう。

「今日も観光していきますか?魔族の街は楽しいですよ〜」

魔族と言ったら悪いイメージをもちやすいけどそんなことないってクロエさんが証明してくれてるし、私ももっと心から楽しむことにしよう。

「楽しいってどういうことかと思ったけどこれのことね」

私達が向かったのは、カジノだった。

「ってこれルーナちゃん、ニフィちゃんいても大丈夫なんですか!?」

一応大人は15歳からって言うし。

「気にしなくて大丈夫よ。それに、簡単なゲームから始められるし、かけもそこまでかけなければ気にしなくていいし」

そう言ってルーミーさんがメダルをくれる。実際の金貨とかじゃなくてこの中でしか使えない通貨なんだね。えっと、これはメダル?みたいだね。色からして金、銀、銅のメダルに黒っぽいメダルもあるね。多分お金と変わんない感じかな?最初は銀10枚からだ。

「リィア、一緒に行こ?」

「せっかくだし勝負しない?」

「ふむ、面白そうだないいだろう!わたしにはかなわないことを教えてやる!」

「言ったわね?私動体視力には優れてるのよ?」

あはは、なんか面白いことになったね。

「ルーナちゃん、私達もやりますか?」

「リィア、やるからには勝つからね」

おぉ、やる気十分だね。

それから私達は色んなゲームで遊ぶ。トランプ?みたいなカードゲームからルーレットまであった。みんなでやったり、それぞれバラバラでやったり、、とっても楽しんだ。

「結果発表するわよ!」

「ま、わたしが一番に決まっているのだ」

「それはみんなで見せ合うまでわかんないよ」

ちなみに私は全然ダメだった。多分賭け事とかやっちゃいけないタイプ。

「あ、じゃあ私からいきますね、、はい!えーっと残ったのはこれだけです」

私は残ったを出す。一番安い黒いメダル数枚だ。

「え?リィアそれだけしか残ってないの?」

「ふむ、戦闘においては勝てないがこの勝負では勝ったようだな!わたしはこのくらいだ!!」

そう言ってクロエさんは金メダルと数枚の銀メダル、銅メダルを出す。

「どうだ!勝ったぞ!」

おおおお!すごい!

「すごいです!クロエさんさすが!」

「じゃあ次はあたしの番ね?はい!っと、クロエには負けちゃった」

ルーナちゃんは銀メダル9枚になってた。少し負けちゃってるね。

「次は私ね?はい!じゃーん!どんなものよ!」

サーティアさんは、、金メダル3枚!?すごい!!3倍になってる!

「すごい!すごいですサーティアさん!」

「へぇ〜、サーティアすごいね」

「ぐぬぬ、わたしが負けるなんて」

あ、忘れてたけど、、ニフィちゃんもルーミーさんからメダルもらってたよね。

「ニフィちゃんはどうだったんですか?」

「あ〜、えっと、あたしはね、、その、このくらい」

ニフィちゃんが出したのはいっぱいに金メダルの入ったケースだった。

「「「「ええええええええ!!??」」」」

まさかの展開だよ!

「お?帰ってきたみたいだね。どうだった?」

「あぁ、負けちゃっても気にしないでくださいね?」

私達のメダル全部をルーミーさんに返す。

「え?こんなに!?」

「これはすごいですね」

ほんとにニフィちゃんまさかの才能だよ。

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