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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

次の街までひとっ飛びです!

知らない天井だ、、じゃなくて、え、何この状況。幸せすぎる。ルーナちゃんに抱きしめられ、反対側からはニフィちゃんが腕に抱きついてきてる。
とりあえずこのまま幸せにひたろう。

「ん、ん〜、りぃあ〜、おはよう」

寝ぼけルーナちゃんが挨拶してくる。

「おはようございます。私は今にも幸せすぎて昇天しそうです」

「何言ってるの、、ほら起きるよ」

そう言って、伸びをする。豊満なそれが強調される。くっ、抱きつかれる分にはいいけど見せつけられるとちょっとジェラシー感じる。

「ニフィちゃん、そろそろ起きますよ」

隣でまだ寝ているニフィちゃんを起こす。寝顔もかわいい。

「おはよ〜、お母さん、、あ」

寝ぼけてるのか私のことを間違って呼ぶ。

「えへへ、おはよ!今日からはお姉ちゃんが一緒ですよ」

「ご、ごめんなさい」

謝ることないのに、、

着替えて、朝ごはんを食べたあとはまたキャリーさんに乗って次の街まで飛んでいく。飛行機とはまた違うっていうか、背中の上だからね、、見える景色も全然違うよ。
ニフィちゃんに関してはキャリーさんが話してくれてたみたいで、ルーミーさんも了承してくれた。

「このあたりでいいか、キャリー」

「わかりました」

街を出て、離れたところまで行って、キャリーさんに乗る。
キャリーさんがドラゴンに戻るとニフィちゃんが驚く。まぁ無理もないよね。

「え!ええええええええ?!!」

「大丈夫ですからね。あ、、」

どうやら刺激が強すぎたみたい。こういう時浄化魔法は便利だね。

「うぅ、、」

「仕方ないわね。ほら、私が一緒にいてあげるから、怖くないでしょ?」

「うん」

サーティアさん頼もしいと思ったけど高いところダメだから寂しさを紛らわすために言ってるんじゃ。
というか私が優しく慰めようとしたのに!そしてもっと仲良くなれる作戦が。

「リィア、どうしたの?」

「あ、いえ」

「し、仕方ないから手繋いであげる。これで怖くないでしょ」

え、私は別に怖くはないんだけど、むしろファンタジー世界で最強と言われるドラゴンに乗れるから感動してる。
ん?もしかして、ルーナちゃんが怖いって思ってる?ちょっと震えてるし。もしかしたら最初の時も余裕に見えてたけど怖かったのかもしれない。

「クロエさんは、、一番大丈夫そうだね」

目をキラキラさせちゃってるもん。

「やっぱりかっこいいなぁわぁ〜あはは!」

「ほら、クロエ、落ち着きなさい。そろそろ離陸するから捕まってね」

離陸する時はさすがに揺れるから捕まっておかないといけない。

「ほら、私に捕まってなさい!ってうわぁ!」

「サーティアさん!」

すぐに魔法で受け止める。

「た、助かったわありがとうリィア」

ってニフィちゃんは!?

「ここの上は滑りやすいからな、綺麗好きな証拠だが、、」

ルーミーさんが助けてくれたみたい。良かった。

「リィア!あんまし無理しないでよ〜、あたしだけ見て」

ルーナちゃん!?様子がおかしくない?

「えっと、さっきはサーティアさんが危なかったし」

「なんであたしだけを見てくれないの?」

???


「あぁ、これ確実に催眠状態になってるね」

離陸して安定してからルーミーさんにルーナちゃんの様子がおかしいことを伝える。

「催眠状態?ってどういうことですか?」

「リィア〜、好き!大好き!ね?あたしのこと好きでしょ?」

ちょっルーナちゃん!?
さっきっから言動がその、私みたいになってない?
嬉しいけどいつもと違いすぎてちょっと怖い。

「催眠状態は魔力によって、考えがかたまることだね。基本的に他者ではなく自分で催眠状態になることが多い」

「つまり思い込み過ぎて催眠状態になったってこと?私のせいかもしれないわ」

「まぁそういうことだ原因は恐らくそこの獣人、そしてサーティアちゃんだね。これまでの出来事も関わってると思う」

「全くルーナは情けない。自分がおかしくなってどうする」

治す方法はあるのかなぁ。

「治す方法は簡単、というか勝手に治るな。さっきまでは平気だったでしょ?症状はそこまで酷くないと思うよ」

よかった。思い込み、催眠、、これ中二病と似てるね。

「リィア〜、えへへ〜、呼んでみただけ」

「めちゃくちゃかわいいのでずっとこの状態でもいいかも〜、えへへ〜」

「これじゃあ両方催眠状態みたいね」

思いが強いとなるのか、、え、てことはこれってルーナちゃんの心の現れってこと?

「ニフィにはまだ早い領域ね、あっちの方に行ってよっか」

「あとは二人でやってればいいよ、わたしは師匠とちょっと離れてるから」

ちょっみんなが気を使って離れてく。

「リィア〜、リィア〜、あはは!楽しいね」

ルーナちゃんこんなに寂しい思いをしてたの?なんで、いつも我慢しちゃうの?って違う!私が気づかないのがいけないんだ。私がもっとルーナちゃんを気にかけないと。
割とルーナちゃんラブしてるはずなんだけどなぁ、、鬱陶しいって思われるくらいには。

「ねぇ〜、リィアってば〜、聞いてるの?」

「ふぇ?あ、すみません。考え事してました」

「む〜!またあたし以外のこと考えてたでしょ!」

「いえ、ルーナちゃんのこと考えてました。ルーナちゃんかわいすぎるからどうしてくれようかと」

とりあえず手を握る。

「え!?」

「聞いてくださいルーナちゃん。私はルーナちゃんが大好きです!でも大好きはただ一つじゃなくてもいいですよね?ルーナちゃんだって好きな食べ物はひとつじゃないでしょ?」

「うん」

「私だって好きな物は沢山あるって事です。今回は少しやりすぎましたが、、なので許してください」

「……うん」

とりあえず納得、、できた?

「今はいっぱいイチャイチャしましょ!」

「え、ちょっ、何やってるの?リィア?恥ずかしいからこういうのはやめてって言ってるでしょ!?」

あっるぇーーー!?どうしてこうなった。

「あ、あたし、さっきまで、、何、やって、、ううぅ。リィアこっち見ないで」

あ、催眠状態治ったのか。そして記憶はある、、と。

「ふむ、ビクトレアの時のサーティアも催眠状態だったのかもしれなかったね」

「うっ、そう言われれば否定出来ないわ」

何はともあれよかったよ。いろんな意味で。

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