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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

もふもふとぱふぱふです!

ニフィちゃんを連れて、まずは服屋さんに向かう。
さすがに今まで買ってきた中で獣人用のはないし、服のサイズも小さくて私くらいの大きさじゃないと。

「この服よりもっとかわいい服を選んであげます」

「え?服?も、もらえないよ」

「いいんだよ、リィアがやりたいだけだから気にしないで」

もちろん自費だけど、もったいないとは思わない。

「いらっしゃいませ〜、ごゆっくりどうぞ〜」

あれ!?ぐいぐい来ない?獣人の街はそうなのか?あ、いや、キャリーさんにちょっとびっくりしてるのかもしれない。角がある獣人はほとんどいなかったし。迫力があるのか、それともドラゴンだってわかるのか。
まぁいいや、これでじっくりニフィちゃんを着せ替え人形、もとい、色んな服のニフィちゃんが見れるというわけだ。
赤っぽい服が似合いそうだからそれを頭に入れて、、で、スカートでも尻尾が自由にできたらいいよね。

「じゃあまずはこれを着てみてください」

「わ、わかった」

私のセンスは悪くないはず。ルーナちゃんの服選んだ時も自分の服選んだ時もかわいかったし。

「自分は服屋にはほとんど来たことないんですよね。いつも用意されてるので」

キャリーさん変化する時服は変化に対応しないから破けちゃうもんね。

「ここは帽子が多いね」

確かに、ルーナちゃんの言う通り他のお店より多い気がする。

かわいいのもあるし、私の分も買っていこうかな?

「ど、どう?」

着替え終わったニフィちゃんが見せてくれる。

「かわいい!かわいいよ」

危ない、思わず抱きしめるところだった。くっ、カメラがないのが悔やまれる。

「あ、見て見て、この帽子うさ耳対応してる」

ほんとだ、ちょうどうさ耳が通る穴が空いてる。そしてルーナちゃんがかわいい。

他にも色々試着してもらって、気に入ったものを買う。帽子は大体が耳対応してたりと獣人用だから今回は買わなかった。

かわいくなったニフィちゃんを連れて、宿に戻る。サーティアさんとクロエさんにはどう説明しようかなぁ。

受付でニフィちゃんの分のお金を払って、部屋に行くとクロエさんとサーティアさんがいた。キャリーさんはルーミーさんの方の部屋に行っている。

「あら?リィア、ルーナ、帰ってきたのね。どうだった?って、どうしたのよその子は」

「ただいま戻りました〜、いや〜実はかくかくしかじかで」

「なんなのだ?それは、何を言っているか伝わらないのだ」

「あぁ〜、まぁ、そうなるよね〜。えっと」

ルーナちゃんがことの経緯を説明してくれ
る。

「なるほど、無事助けられたってわけね」

「で、その獣人を預かってるってわけなのだな」

「あ、あの、あたしはニフィ」

「私はサーティア。ごめんなさいね。うちのリィアが、、私はこの冒険者パーティのリーダーをしているわ」

「我はクロエ、同じくそこの二人と同じパーティの冒険者なのだ」

「大丈夫ですよ!私がちゃんとお世話するので」

猫耳幼女はいるだけでモチベーションに繋がるよね。

「あたしも見るから」

「私は別に構わないわよ、子供は苦手じゃないし」

「我も特に異論はない。で?その子も一緒に連れていくのか?」

あ、考えてなかったけどキャリーさんの態度を見ると問題なさそう。

「ニフィちゃん」

「な、何?」

「ふふふ、なんでもするって言ったよね」

ぐへへ、猫耳幼女にあんなことやこんなことが、、

「ひっ」

私はニフィちゃんを抱きしめる。このフィット感よ。ルーナちゃんとは違う。

「うーん、やっぱり獣人は体温がちょっと高いのかな、温かい」

「リィア、嫌がってたら離しなさい」

うっ、確かに無理矢理は趣味じゃないし、可哀想。

「あっごめんなさい。かわいくてつい、、嫌だったら抵抗していいですから」

「お姉ちゃん、ニフィは決めたから、ちょっと戸惑うけど、大丈夫だよ」

そう言って抱き返してくれる。天使か

「リィア〜、はぁ、もう!」

ルーナ視点

「えへへ〜、じゃあ、じゃあ、まずは語尾ににゃんって付けてください!」

「に、にゃん?あたしは猫じゃないんだけど、、こ、こうすればいいにゃん?」

「はぁあ〜〜〜私生きててよかったです〜〜」


リィアがニフィにメロメロになってる。あたしも一緒に助けたのに。
こうなるなら助けなきゃよかった、、ってあたし何考えてるの!?

「はぁ」

「どうしたのよルーナ助かったんじゃないの?」

「そうなんだけど、、」

「いや、サーティアよ、見ればわかるのだ。明らかにルーナはリィア、もといあの獣人に嫉妬しているのだ」

うっ、認めたくないことをあっさりクロエに言われてしまった。

「あぁ〜、あれはちょっと私も妬いちゃうわ」

「だがずっと預かるわけでもないのだろう?」

「そうだけど、、うーん」

自分でもよくわかんない感情がうずまく。頭がもやもやというか気持ちがもやもやする。
サーティアとリィアが同じ部屋だった時もこんな気持ちになったけど、ここまで強くはなかったよ。

「たまにはわがまま言ったらいいんじゃない?いつもはリィアからじゃないルーナがやらないなら私がやってもいいのよ?」

サーティアの言う通りだけど、、うーん

「えーと、次は、次は、こう、上目遣いでお姉ちゃん、一緒に寝て欲しいにゃんって」

「お、お姉ちゃん、一緒に寝て、欲しい、にゃん」

「はうあ!ありがとうございます!」

まだアホなことをしてるリィアをはたく。

「あいた!なにするんですか!?急にどうしたんですか?ルーナちゃん」

今のでちょっとスッキリしたのは黙っておこう。

「リィア、今日はあたしと寝よ」

「え?今、なんて言いました?」

も、もう一回言わせるの?後でお仕置き

「だから!リィアと一緒に寝たいって言ったの!ニフィとじゃなくてあたしと一緒に」

「あ、あたしはどこでもいいよ、、でもそしたら場所が」

「いいこと思いつきました!」

おもむろにリィアはあたしが使ってたベッドとリィアが使ってたベッドをくっつける。

「これで3人で寝れば完璧です!」

いつだかミルフィともこんなことやってたね。

「じゃああたしが真ん中」

「え!?」

「リィアを独り占めしたいの!」

あ、本音が、こんなこと言うつもりじゃなかったのに。

「そう、ですか、、えへへ〜、嬉しいです〜じゃあ今日は独り占めされてあげます」

なんかやるせないけどいいみたい。うぅ、言ったあとに恥ずかしくなってくる。こうなったのもリィアとニフィのせい!今度からは我慢しないようにしよう。

リィア視点

「あ、カチューシャ外さないと、、よいしょ」

カチューシャ外さないと寝る時邪魔だからね。

「あたしもすっかり忘れてた」

「えぇ!?お姉ちゃん達獣人じゃなかったの!?に、人間?」

え?あぁ、そっか、ニフィちゃんは私達のこと獣人だと思ってたよね。びっくりさせちゃったよね。

「ごめんなさい、隠すつもりはなかったんですけど、ここの街じゃこれ付けてないと色々と困るらしいので」

「ううん、びっくりしたけど平気、お母さん助けてくれたし、悪い人じゃないって言うのはわかってるから」

ニフィちゃんに納得してもらって、もう眠くなってきたので寝ることにする。
最高かな?え、ルーナちゃん思いっきり私のこと抱きしめてくれてるんですけど、あの、その、顔が埋まりそうなんですが。ぱふぱふだぁ。いい夢見れそう。

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