コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
お医者さんですか?いいえ、冒険者パーティ回復要員です
ニフィちゃんに後でどんなことさせるか悩みつつ、ニフィちゃんのお母さんについて考える。話を聞く限りはそれほど裕福ではなく、ギリギリなら生活をしていそうだ。これはどの街というか種族とか関係なく絶対起こる貧富の差というやつだろう。ニフィちゃんのお父さんはいないのかな?
「ニフィ、他に家族はいるの?」
ルーナちゃんも同じこと気になってたみたい。
「今は家で弟がお母さんを見てる。お父さんは昔にいなくなっちゃっていない」
なるほど、、思わず養ってあげたくなるほど可哀想。
でもそれだと解決しても続かないよね。
「よくある話ですね。これは魔族や獣人関係なく頭を悩ませる問題です」
あるところで、大通りから脇道に入る。薄暗く細い道だ。
「ニフィの家はこっちなの?」
「うん、もうすぐ着くと思う」
色々考えたけどやっぱりお姉ちゃん呼びがいいよね。うん、それで家族になって養おう。という冗談はさておき、ニフィちゃんのお母さんの病気は栄養失調から免疫力が下がって発症したのかもね。治すには自分の力が一番いい。もちろん特効薬でもあればいいんだけどもってないし知識もない。
「着いた。ここがあたしのお家」
うん、まぁ少し予想はしてたけど、とても家とは言い難い感じの家だね。
「っ!お姉ちゃん、、え?誰?」
「ただいま、助けてもらう冒険者さんだよ」
「お母さんは助かるの?」
「はい!任せてください!えっと、ちょっといいですか?」
ふむふむ、ニフィちゃんと同じ髪色、耳も猫耳、と、子供が他の種族になることはないみたい。弟くんもニフィちゃんと変わらなそうだし、、
外傷とかは特になし、顔色は悪く、やせ細ってる。熱は、、ないみたいだね。ニフィちゃんを見る限り感染症とかではないのかな?前から薬を買ってたみたいだし。感染症ならとっくに二人もかかってるはず。ちょっとリスクを考えると不安だけど魔法を使うか。
「彼の者を癒し、活力を与えよ!ヒール!」
「リィア、あたしは何をしたらいい?何か手伝えることある?」
ルーナちゃんは、あ!そうだ!
「じゃあルーナちゃんは回復魔法をお願いします。私は別の準備をするので」
「わかった」
キャリーさんは特に手伝うことなく私達を見守る。キャリーさんは元々それが役目だからね。
「ニフィちゃん、おなか空かない??」
「え?うん、ここ最近は食事がないから、、」
あぁ、間違えた、しゅんってなっちゃった。えっとここは。
「じゃあいっぱい食べさせてあげる!」
とりあえずはね。ルーナちゃんの魔法が効いたみたいでお母さんの顔色も少しよくなる。
「んん……」
「お母さん?お母さん!!」
「ニフィ?あれ?私どうして、、」
「よかった、目が覚めたみたいだね。ふぅ、疲れた」
一生懸命にやってくれてたみたい。私の方も準備完了だ。
「ルーナちゃんお疲れ様です。ルーナちゃんの分も用意してありますから一緒に食べましょう」
私はバックから色んな食べ物を出す。と言っても沢山じゃないけど。食べやすい串焼きとか、パンとかサンドイッチとか。
ぐぅ〜〜
匂いを嗅いだからなのかニフィちゃんのおなかがなる。
「さぁさぁ!た〜んとお食べ〜」
「い、いいの?」
「あの、私達何も持っていませんが、、」
お母さんが遠慮がちに言ってくる。
「安心してください。対価はちゃんと払ってもらいますから」
私はニフィちゃんを見ながら言う。
「ニフィだけは許してください!ニフィ!あなたなんて言ったの!」
「だって、だってお母さんのために仕方がなかったんだもん。なんでもするって言ったら聞いてくれるって思って、それで」
「ちょっ、ちょっと待って、あたし達そんな酷いことするつもりなんてないから!リィア!ほらぁ、勘違いされたでしょ」
うぐ、確かに今のは怪しい人過ぎたかも。
「あ、あたしは、何されてもいいよ。お姉ちゃん達が悪い人には見えないし、というかお母さん助けてくれた上にこんな美味しいご飯まで、、」
お、お姉ちゃん、、ぐはぁ、かわいい。
「リィア、、もう〜まったく、それに、まだ解決してないでしょ?」
あ、そうだった。私達が与えてるだけじゃニフィちゃん達はいずれまたこんなふうになっちゃうもんね。ええと、、うーん、、
「まぁ、いいでしょう!ここは自分に任せてください。リィアさんもルーナさんもすごい回復魔法でした。その力はとても強力です。せっかく助けたのを無駄にはしたくないですからね。今すぐではありませんが何かしらの処置はとります」
「で?その処置をするまではどうするの?」
ルーナちゃんなかなか鋭い。
「じゃあこうしましょう!」
「ほんとにいいの?これで」
え、私利私欲だけじゃないよ、これは利害の一致というんだよ。
私はニフィちゃんを抱きしめて言う。そう!私はニフィちゃんをゲット!もといレンタルしたのだ!もちろんお金は払うよ?
ニフィちゃんは了承してくれて、お母さんと弟くんにはしばらく分のご飯とお金を渡す。神様ありがとう。今でも最初にもらったお金使いきれないほどあるよ。てか無限湧きしてるんじゃないかってくらいある。依頼受けて稼いでる分もあるからかなぁ。割と服とか買ってる気がするんだけど。
「不届き者が狙って襲ってくることも考えられますね。ルーミーさんに相談してみましょうか」
おっと、家とはいえない家の修復もしておこう。
驚きすぎてニフィちゃん達は唖然としてる。
「こんな感じでいいですか?」
「驚きすぎてなんと言ったらいいか、、それにこんなに、、ありがとうございます」
「感謝ならニフィに言ってよね!あたし達が助けたのもたまたまニフィと出会っただけだし」
最後にニフィちゃんは家族でお話して、私達の方にくる。
「こ、これからお願いします」
「よろしくお願いします!じゃあまずは、、浄化!」
「ひゃあ!?」
いやあさっき抱きついた時ちょっと汚れがね。
服も用意しないと、、
「ぐへへ、まずは耳と尻尾をモフモフさせてください」
「ひっ」
「こらっ!怯えさせてどうするの?」
ニフィちゃんはルーナちゃんの方に行ってしまう。あぁ!!
「こ、怖くないよ〜、あ!お姉ちゃんいっぱい食べ物持ってるよ〜」
奥の手の串焼きを使う。
さっきはちょっと遠慮して食べていたのかまだ反応は悪くないようだ。
「食べ物で釣ろうとしない!」
うぅ、、
「まったく、仕方ないなぁもう」
おもむろにルーナちゃんが抱きついてくる。
「あ、あたしならいつでもこうしていいから」
まずい、キュン死しそう。
「ルーナちゃん!!」
まぁニフィちゃんをモフモフする機会はまだあると思うし、今はデレてくれたルーナちゃんを堪能することにしよう。
「ニフィ、他に家族はいるの?」
ルーナちゃんも同じこと気になってたみたい。
「今は家で弟がお母さんを見てる。お父さんは昔にいなくなっちゃっていない」
なるほど、、思わず養ってあげたくなるほど可哀想。
でもそれだと解決しても続かないよね。
「よくある話ですね。これは魔族や獣人関係なく頭を悩ませる問題です」
あるところで、大通りから脇道に入る。薄暗く細い道だ。
「ニフィの家はこっちなの?」
「うん、もうすぐ着くと思う」
色々考えたけどやっぱりお姉ちゃん呼びがいいよね。うん、それで家族になって養おう。という冗談はさておき、ニフィちゃんのお母さんの病気は栄養失調から免疫力が下がって発症したのかもね。治すには自分の力が一番いい。もちろん特効薬でもあればいいんだけどもってないし知識もない。
「着いた。ここがあたしのお家」
うん、まぁ少し予想はしてたけど、とても家とは言い難い感じの家だね。
「っ!お姉ちゃん、、え?誰?」
「ただいま、助けてもらう冒険者さんだよ」
「お母さんは助かるの?」
「はい!任せてください!えっと、ちょっといいですか?」
ふむふむ、ニフィちゃんと同じ髪色、耳も猫耳、と、子供が他の種族になることはないみたい。弟くんもニフィちゃんと変わらなそうだし、、
外傷とかは特になし、顔色は悪く、やせ細ってる。熱は、、ないみたいだね。ニフィちゃんを見る限り感染症とかではないのかな?前から薬を買ってたみたいだし。感染症ならとっくに二人もかかってるはず。ちょっとリスクを考えると不安だけど魔法を使うか。
「彼の者を癒し、活力を与えよ!ヒール!」
「リィア、あたしは何をしたらいい?何か手伝えることある?」
ルーナちゃんは、あ!そうだ!
「じゃあルーナちゃんは回復魔法をお願いします。私は別の準備をするので」
「わかった」
キャリーさんは特に手伝うことなく私達を見守る。キャリーさんは元々それが役目だからね。
「ニフィちゃん、おなか空かない??」
「え?うん、ここ最近は食事がないから、、」
あぁ、間違えた、しゅんってなっちゃった。えっとここは。
「じゃあいっぱい食べさせてあげる!」
とりあえずはね。ルーナちゃんの魔法が効いたみたいでお母さんの顔色も少しよくなる。
「んん……」
「お母さん?お母さん!!」
「ニフィ?あれ?私どうして、、」
「よかった、目が覚めたみたいだね。ふぅ、疲れた」
一生懸命にやってくれてたみたい。私の方も準備完了だ。
「ルーナちゃんお疲れ様です。ルーナちゃんの分も用意してありますから一緒に食べましょう」
私はバックから色んな食べ物を出す。と言っても沢山じゃないけど。食べやすい串焼きとか、パンとかサンドイッチとか。
ぐぅ〜〜
匂いを嗅いだからなのかニフィちゃんのおなかがなる。
「さぁさぁ!た〜んとお食べ〜」
「い、いいの?」
「あの、私達何も持っていませんが、、」
お母さんが遠慮がちに言ってくる。
「安心してください。対価はちゃんと払ってもらいますから」
私はニフィちゃんを見ながら言う。
「ニフィだけは許してください!ニフィ!あなたなんて言ったの!」
「だって、だってお母さんのために仕方がなかったんだもん。なんでもするって言ったら聞いてくれるって思って、それで」
「ちょっ、ちょっと待って、あたし達そんな酷いことするつもりなんてないから!リィア!ほらぁ、勘違いされたでしょ」
うぐ、確かに今のは怪しい人過ぎたかも。
「あ、あたしは、何されてもいいよ。お姉ちゃん達が悪い人には見えないし、というかお母さん助けてくれた上にこんな美味しいご飯まで、、」
お、お姉ちゃん、、ぐはぁ、かわいい。
「リィア、、もう〜まったく、それに、まだ解決してないでしょ?」
あ、そうだった。私達が与えてるだけじゃニフィちゃん達はいずれまたこんなふうになっちゃうもんね。ええと、、うーん、、
「まぁ、いいでしょう!ここは自分に任せてください。リィアさんもルーナさんもすごい回復魔法でした。その力はとても強力です。せっかく助けたのを無駄にはしたくないですからね。今すぐではありませんが何かしらの処置はとります」
「で?その処置をするまではどうするの?」
ルーナちゃんなかなか鋭い。
「じゃあこうしましょう!」
「ほんとにいいの?これで」
え、私利私欲だけじゃないよ、これは利害の一致というんだよ。
私はニフィちゃんを抱きしめて言う。そう!私はニフィちゃんをゲット!もといレンタルしたのだ!もちろんお金は払うよ?
ニフィちゃんは了承してくれて、お母さんと弟くんにはしばらく分のご飯とお金を渡す。神様ありがとう。今でも最初にもらったお金使いきれないほどあるよ。てか無限湧きしてるんじゃないかってくらいある。依頼受けて稼いでる分もあるからかなぁ。割と服とか買ってる気がするんだけど。
「不届き者が狙って襲ってくることも考えられますね。ルーミーさんに相談してみましょうか」
おっと、家とはいえない家の修復もしておこう。
驚きすぎてニフィちゃん達は唖然としてる。
「こんな感じでいいですか?」
「驚きすぎてなんと言ったらいいか、、それにこんなに、、ありがとうございます」
「感謝ならニフィに言ってよね!あたし達が助けたのもたまたまニフィと出会っただけだし」
最後にニフィちゃんは家族でお話して、私達の方にくる。
「こ、これからお願いします」
「よろしくお願いします!じゃあまずは、、浄化!」
「ひゃあ!?」
いやあさっき抱きついた時ちょっと汚れがね。
服も用意しないと、、
「ぐへへ、まずは耳と尻尾をモフモフさせてください」
「ひっ」
「こらっ!怯えさせてどうするの?」
ニフィちゃんはルーナちゃんの方に行ってしまう。あぁ!!
「こ、怖くないよ〜、あ!お姉ちゃんいっぱい食べ物持ってるよ〜」
奥の手の串焼きを使う。
さっきはちょっと遠慮して食べていたのかまだ反応は悪くないようだ。
「食べ物で釣ろうとしない!」
うぅ、、
「まったく、仕方ないなぁもう」
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