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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

猫耳うさ耳けもの耳

魔王のところまでルーミーさん、キャリーと一緒に行くことになり、今はその途中にある。獣人の街に立ち寄ることになった。

獣人、それは必ずと言っていいほど、ファンタジー系のコンテンツに出てくる。その特徴は作品によっても異なるが、主なのはほとんどが人でピコピコ動く耳や、感情を表現できる尻尾が付いているという感じだ。中には体全体に毛がはえていたり、顔は獣のまま、二本足で立つだけだったり、普段は普通の人だけど、変身して獣になれるとか、いろいろな獣人がいる。

この世界はどうなのかな??一応一番近い存在であろうクロエさんは角と尻尾、翼が普通の人に付いている感じだ。キャリーさんは変身系、でも完全に人になることは出来ない。
うーん、どれもあるパターンも考えられそう。とにかく見てみればわかることだ。

「そろそろ見えてくるわね」

「っと、その前にリィアちゃんとルーナちゃんはこれを付けてね?」

ルーミーさんが渡してきたのは耳の付いたカチューシャだ。え?これ付けるの?

「んーとね、クロエとサーティアちゃんは魔族やエルフだからいいんだけど、リィアちゃんやルーナちゃんみたいな幼く見える人間は変に絡まれたりしちゃうからそのカモフラージュ」

なるほど。うんうん、それなら仕方ないね。ね?ルーナちゃん。まさか獣耳ルーナちゃんが拝めるとは。着ぐるみもよかったけど、耳だけというのもよさがある。

「尻尾もできればよかったんだけどね。まぁ服の下に隠してる人も多いから耳だけでも怪しまれることはないと思うよ」

ちなみに私にわたされたのは髪色に合わせてある猫耳だ。ユーリちゃんとおそろいだね。
ルーナちゃんは、、着ぐるみと同じでうさ耳のようだ。ルーミーさんと私趣味が合うのかもしれないね。

「そして私も、、うーーわん!っと、冗談が過ぎたな」

え?何?ルーミーさんかわいい。

「師匠、わたしが恥ずかしいよ」

「ごめんごめん、つい出来心で」

「準備はいいですね?途中魔物が現れても自分がなんとかするので、まぁそもそも魔物はよってこないと思いますが」


ほどなくして、街に到着する。
ギルドカードを見せなくちゃいけないのかとおもって、用意してたけど、ルーミーさんが話すだけで、私達全員入ることが出来た。ルーミーさんどんだけ信用されてるの?魔王の知り合いらしいし、、もしかして権力者?

というか!門番さんがケモ耳だったんだけど!!獣人さんだぁ!ファンタジー!感動。

どうやら顔は人間っぽいみたい。
街中には色んな獣人が歩いている。

「わぁあ、すごいですね。私初めて見ました」

「あたし達とは見た目が違うってだけなんだね。活気に溢れてる。あ!そういえば冒険者ギルドとかってあるの?」

「もちろんあるぞ、ギルドはアドレント全域ではないものの、主要都市には基本的にある」

「自分みたいに上位種なドラゴンとかは特に登録したりしないですね」

魔族ってことは魔物もいるってことだし、討伐依頼とかあるんかなぁ

「討伐依頼とかあるのかしら」

サーティアさんと同じこと思ってたね

「魔物は私達とは違って知能がないからな、普通に襲ってきたりする。本能的に強さをわからせるとよってこないけど、まぁ確かに人の国よりは討伐依頼というのは少ないな」

なるほどね。多分護衛とかも少ないんだろうな。主なのはダンジョンとか素材採取とかみたい。討伐はあってもそのお肉や素材が目当てだとか。こっちも採取はするけど義務じゃないからね。

「まずは宿に向かうぞ、自由時間は一応設けるが、必ずキャリーか私と共に行動するように、何か問題を起こされても困るからな」

まるで小学生の遠足みたいだね。

「師匠、やっぱりわたし達目立つみたいだね」

「クロエもキャリーも見た目から普通の獣人ではないからな、サーティアちゃんがいるのも原因のひとつかもしれないな」

確かに他のエルフや魔族らしい人は見かけない。


宿に着くとケモ耳少女が受付をしていた。
金髪銀髪のケモ耳もいいけど茶髪もいいよね。かわいい!!是非とも人だったらあるはずの位置の耳のところを見てみたい。さっきはよく見えなかったんだよねなぜか長髪が多くて。

「六人だが空いているか?」

「三人部屋が二部屋になりますけど大丈夫ですか?」

「それで頼む、一泊の予定だ」

「かしこまりました。合計で金貨と銀貨二枚になります。朝と夜は併設されてるの食堂で用意させていただきます」

おお!計算が早い。獣人だからって頭が弱いとかそういうのもないのかな?

「荷物を置いたら自由にしていいよ、観光なりするといい」

「自分が基本的についてるから問題は起きないはずです」

キャリーさんもキャリーさんですごいのかなぁ。

「ルーナちゃん、どこか行きたいところありますか?」

「もちろん!獣人達が普段何を食べてるのか気になる!屋台とか行ってみたい」

私は雰囲気を楽しめればいいかなぁ。

「わざわざ別れる用もないしみんなで行くわよ。いいわね?」

「その方がこっちとしても楽でいい」

決まりだね。
通り道とはいえ獣人の街の観光が出来たのはよかった。今度改めてゆっくりまわってみたいね。

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