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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

ビクトレアの人達に挨拶しに行きます!

この門を見るのも久しぶりだ。懐かしいなぁ、確か最初に話したのはここの門番さんだったっけ?
ほんとに言葉が通じてよかったよ。神様には感謝感激だね。
ギルドカードを見せて、街の中に入る。

「全然変わってないね〜」

「ですね」

「のどかでいいところね」

「魔物も強いのはいなさそうだからな、ここにいる間に魔法の鍛錬でもするのがいいか」

「あ、ビクトレアには何日いますか?」

「そうね、3〜4日くらいでいいかしら?」

「わかった」

「うむ、我も異論はない」

日程がきまったということで安らぎ亭に行く。
入る時は、そうだ、、

「ただいま〜」

「お帰りなさいませ〜、、ってリィアさん!?」

「久しぶり、メアリー、帰ってきたよ」

「ルーナさんも!ということはそちらの方達はサーティアさんとクロエさんですか?」

「はじめまして?かしら、サーティアよ、見ての通りエルフだわ」

「クロエだ、聞いてると思うが我は魔族である」

いつも通りの挨拶をする。

「わぁ!エルフに魔族、物語だけの存在じゃなかったんですね!あ、後でお話してもいいですか?今はお仕事中なので、、はい、では、本日は安らぎ亭にご宿泊頂き誠にありがとうございます。何日宿泊されますか?」

これも懐かしい!すごい丁寧なんだよね。
私達は4人部屋を一つとって、三日分のお金を払う。

そういえばミミさんは?
宿の食堂の方を見ると、ミミさんが忙しそうに働いていた。まだ私達には気づいてないみたい。

「ちょうどお昼だからここで食べようよ!」

「この宿の食事はとっても美味しいんですよ!」

「二人がそこまで言うなら」

「我はどこでもよい」

やった、王都にもいっぱい美味しいものがあったけど、ここの料理は安心するって言うか、なんていうんだろう、いわゆるおふくろの味ってやつ?

「いらっしゃいませー、ご注文はお決まりですか?………って、リィアさん!ルーナちゃんも帰ってきてたの?ってことはそのお二人さんは、、サーティアさんとクロエちゃんね」

「姉妹揃って似たような反応するのね」

「なぜ我はちゃん付けなのだ?」

ミミさんもメアリーちゃんも元気そうでよかった。


「ん〜、これだよ!これ、美味しい!」

懐かしい、もうビクトレアに来てから懐かしいしか言ってないね。美味しい。ここにいる間は安らぎ亭で食べることにしよう。

「じゃあまた夜にね」

「いっぱいお話しましょうね」

安らぎ亭以外にも挨拶しに行きたいところがあるので、夜にまた改めておしゃべりしようってことになった。

 「これからどうしますか?別行動にしますか?」

「どっちでもいいわよ?どうせ私とクロエはこの街のこと知らないんだから、、」

「そうだな、特にしたいことも無いな」

「あたしは孤児院に行ければなんでもいいよ?なんなら一人で行くし」

意見がまとまらないけど、こうなったら下手に分担する必要はないっていうことになって一緒に行動する。


「まずは、、無難にギルドに行きましょうか、冒険者学校を紹介してくれたのはここのギルドマスターなので」

「そうだね」

「この辺りの依頼も気になるな」

「いいわね」

久しぶり〜といっても知り合いの冒険者とかはいないけどね。受け付けのお姉さんとかは覚えてるかな?

ギルドに入るといつも通り一旦注目されるけど、すぐにその視線ははず、、されない。

「リィアさん?ルーナさん?」

「あ、お久しぶりです。お姉さん」

名前は聞いたことないか、聞いてても忘れてるので無難に返事をする。多分よくしてくれた受け付けのお姉さんだよね?

「その様子だと無事に卒業出来たみたいですね。しかも帰ってきてくれたなんて、ちょっとギルドマスター呼んできます」

そ、そこまでしなくてもいいと思うけど。

「我とサーティアは依頼を見てくる」

「じゃああたしがリィアといるよ」

程なくしてギルドマスターが降りてくる。相変わらずごついね。

「おぉ!二人とも卒業出来たか、推薦した身として鼻が高いな、ランクはいくつになったんだ?」

「Bです」

「Cだよ」

「ん?聞き間違いか?Bって聞こえたんだが」

「あぁ、リィアがBランクになったんだよ、Aランク倒してるし、王国騎士倒してる、他にも遠征で色んなの倒してるからね、、実力ならもっと上だよ」

なぜかルーナちゃんが自慢げに話す。なんか恥ずかしいんだけど。

「そりゃあすげぇな、嘘ついても仕方ないからほんとなんだろうけど信じられないな」

まぁ普通はそうだよね。ただの美少女がさらに強いなんて思わないよね。ま、異世界の金髪幼女は貴族か強キャラだよねって誰が幼女だって!?

あぁ、確かにユーリちゃんとミルフィさんは貴族だね。うん。

「何はともあれ、Cランク冒険者パーティがいればこの街にとっちゃあ安泰だな。滅多にBランクの依頼なんてないし、Cランクもほとんどいねぇからな」

「ん?あたし達は別にビクトレアで活動するわけじゃないよ?今回はお世話になった人達に挨拶しに来ただけだし」

「あぁ、そうか、まぁそうだよな、確かに、お前らはこの街に収まるうつわじゃねぇな!まぁ帰って来た時にまた挨拶してくれ」


「骨のありそうな依頼は全くなかったな、王都の常備依頼の方がよっぽど難易度が高い」

「難易度の割に料金も高かったわ。不安定な冒険者でもここなら安定しそうね」

用事が済んだので次に行く。といっても行く場所はあんまり多くないんだけどね。


孤児院に着くと、ルーナちゃんが真っ先に入っていく。
続いて入るとルーナちゃんが子供達に囲まれていた。あ、今度は私達の方に興味が向いて、、

「じゃああたしは先生と話してくるから」

「えっちょっ待ってください」

私子供の相手無理なんですけど!?

「ふははは、どうだ」

「こらこら、危ないでしょ?あ、ちょっと、引っ張らないの」

そうだった、クロエさんとサーティアさんは子供の相手得意なんだった。

はぁ、疲れた。みんなよく相手できるね。

「みんなおまたせ、大丈夫だった?」

「ルーナちゃん!大丈夫じゃないですよ〜」

子供の相手はなるべく遠慮したいね。


次はもちろん、ビクトレア家だ。ミルフィさんはいないと思うからお土産を渡して、ミルフィさんを驚かせようと思って。
渡すものは、王都で見つけたシュシュだ。これがあるとポニテにするの楽なんだよね。私はリボンも好きだけど、シュシュも好き。

「きっと街にきて領主の家に行く冒険者って私達だけね」

確かに、普通はそもそも関わらないからね。

門番の人にビクトレア家の関係者の証拠を見せると、少し驚かれたけど、通してくれた。

「あれ?お客様が来たって聞いたんですけど、、リィアさん達だったんですね」

「なんでメイさんがいるんですか?」

「ミルフィはどうしたの?」

「え?お嬢様はちょうど春休みで帰ってきてますよ」

え?そうだったの?

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