コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
クロエさんの新たな力
もう一回じゃんけんして、見張りの順番はルーナちゃんとサーティアさんからになった。
ご飯を食べて、私とクロエさんはテントの中で仮眠をとる。
ルーナ視点
リィアとクロエは寝ちゃったからあたしとサーティアの二人きりだね。あんまり二人きりで話す機会は少ないかも。サーティアは探知魔法が使えないからあたしがちゃんとしてないとね。
森の中だけど、星の光でサーティアの顔が見えるくらい明るい。今日は月が大きいからかな?
旅が始まる前に、ビクトリアに戻ることになってよかったよ、早く元気な顔を見せたいね。
「ねぇ、ルーナ」
ぼんやりと星を眺めてたらサーティアが話しかけてくる。
「なに?」
「ルーナはどうして冒険者になろうと思ったの?まだ小さいのに、、それに、回復魔法が使えるなら治癒士になれると思うし」
「言ったことあるかもしれないけど、あたしは孤児院出身なの。お金もないし、治癒士になるためのつてもない。もし治癒士になれてもあたしじゃ料金が低くされるか他の治癒士に嫉妬されると思う。とか考えてる暇はなくて、ただ単に憧れてたの、冒険者に」
仲間がいて、助け合いながら冒険して、楽しいことはとことん楽しんで、そういうのに憧れてた。
「まぁ冒険者になってからはとっても大変だったけどね。誰も仲間に入れてくれないし、ランクも上がらない、孤児院に戻るわけにもいかなかった。そんな時にねリィアと出会ったの」
「そうだったのね」
なんでサーティアがこんなことを聞いてきたんだろう?
「サーティアはどうしてエルフの国を抜け出してきたりしたの?家族もいるんでしょ?」
「いるわよ、でも、それよりも会いたい人がいるのよ。私が冒険者になったのもその人のおかげなの」
確かある冒険者に憧れてたんだっけ?それで家族の反対を押し切って冒険者になったって言ってたっけ?
「昔、魔物に襲われたことがあるのよ。で、まぁわかると思うけどそこを助けられてね」
ありがちだね。
「本当は親の仕事を引き継がないといけない身なんだけどね私、だから家出したのよ」
簡単に家出って言うけど、、いいの?後でサーティアを迎えに来たとかならない?
「えっと、心配しなくてもいいわよ?ちゃんと許可はもらってるわ。エルフだから気が長いのよ」
許可もらってるって、、ほんとにいいの?
サーティアと雑談して交代の時間になる。特に魔物もいなかったから結構暇になっちゃった。
リィア視点
ルーナちゃんに起こされる。もちろん浄化魔法で。
「ひぁうぁ!」
「わぁ!」
「交代だよ」
悪ぶることもなく言ってくる。いつもの事だけど、なんで慣れないんだろうね。
「ふぇぇ、力が抜ける」
「ほら、クロエさん立ってください」
「あ、ありがとう、リィア」
いつもと雰囲気違いすぎてかわいい。思わず抱きしめちゃったけどいいよね?
「リィア?どうしたの?」
「ほら、さっさと出る!もう」
ルーナちゃんに怒られてしまった。嫉妬?もしかして嫉妬?
テントから出て、イスに座る。
「もう、ルーナに怒られちゃったじゃない」
「すみません、かわいくてつい、あ、はい、これ、言ってた魔導書です」
「ありがとう」
クロエさんが読んでる間は暇になりそうだけど、私は元々ぼっち、一人出いることに慣れている。まぁ前世では携帯ゲームとかスマホがあるから楽なんだけど、今はないからなぁ。そんな時は妄想が捗るよね。
もし私が不登校にならなかったらとか、異世界に転生してなかったらとか、、うん、どう頑張っても異世界にいる方が楽しいね。何より魔法が使えるって全能感?なんかできるって感覚がいい。今もクロエさんが本を読めるくらい明るい光をだしてる。
「ねぇ、リィア、ちょっと練習してみてもいい?」
「いいですよ、見本見せましょうか?」
「お願い、あ、いつものビリビリは多分出来ないから普通にやってね」
「あ、はい。じゃあまずは光属性からいきますね。ライト!」
あ、ちょっとやりすぎた、眩しい!やめ、やめ、魔法の制御って難しいんだよね。もっとイメージを明確にしないと。
「ライト!……ダメみたい、本の通り、魔力が光るイメージをしたんだけど」
闇属性を普段使ってるからね、光属性も使えるのはさすがになかったね。
「次いってみましょ、ファイヤ!」
今度は制御に成功して、手のひらの上に炎が出る。熱くないのが不思議。
「ファイヤ!!」
一瞬だけ、ぼっと、光が出る。
「やったよ!見えた?見えた?成功だよね?」
「見えました!すごいです!」
適性があっても、その威力は人それぞれで、クロエさんの場合適性はあるけど私ほど強くはないって感じかな?
「もっと練習がいるけど、これならもっと攻撃の幅が広がるよ。師匠にも褒められちゃうかなぁえへへ」
誰ですか?と言いたいくらいお仕置きが効 いてますね。もしかしたらビクトレアに着いてからもかわいいままかも。
「じゃあ本命の地属性魔法使ってみましょうか」
火属性は正直意外だったけど、地属性はもっと期待出来そう。
「生成!」
私は基本的な砂の生成をする。
「生成!わわっすごい、、いっぱい出たんだけど」
バケツ一杯分くらいの砂が現れる。適性バッチリだね。
「これだとすぐにもでも実戦で使えますね」
「知らなかったよ。わたしにこんな才能があったなんて」
あ、こんな時に、いや、むしろちょうどいい時かな?
「クロエさん、魔物です」
「わたしの力を試すのにはちょうどいい」
もちろん私も援護するつもりだ。サーティアさんとルーナちゃんも起こさないとね。私とクロエさんで倒せると思うけど、起こさなかったら怒られそうだし。
「浄化!!ルーナちゃん、サーティアさん、魔物です!」
「びっくりした〜、って魔物!?」
「もっと普通に起こしなさいよ」
「ああ!」
クロエさん!?
私達は急いでクロエさんの様子を見に行く。
「素晴らしいではないか!我の力は!ふはははは!」
クロエさんの周りには作られた針に串刺しにされている魔物がいた。
「どうなったの?」
「どういうことよ?」
二人ともはてなマークを頭に浮かべる。
「もしかしてクロエさんの魔法で?」
「思った以上の結果でな、闇属性と同じように使うことが出来たぞ」
テンションが上がると魔王口調になるんだね。
「はぁ、魔物がきたって起こされたら終わってたなんて、、まぁいいわ、このまま交代でいいわよ」
「しょうがないなぁ、もう」
そのあとは特に何も無く、朝を迎える。
朝ごはんを食べながら、クロエさんの魔法について話す。
「へぇ〜、地属性の適性が、、ついでに火属性もね」
「もうクロエに勝てる気がしないんだけどあたし」
「まだ慣れてないから闇属性との並列は難しいな、デビルズスピアくらいだ」
「クロエさんクロエさん、忘れてることありませんか?」
「む、そんなことは、、あ、わ、わたし、、まだまだだね」
今日はドロー村に着けるかな?
ご飯を食べて、私とクロエさんはテントの中で仮眠をとる。
ルーナ視点
リィアとクロエは寝ちゃったからあたしとサーティアの二人きりだね。あんまり二人きりで話す機会は少ないかも。サーティアは探知魔法が使えないからあたしがちゃんとしてないとね。
森の中だけど、星の光でサーティアの顔が見えるくらい明るい。今日は月が大きいからかな?
旅が始まる前に、ビクトリアに戻ることになってよかったよ、早く元気な顔を見せたいね。
「ねぇ、ルーナ」
ぼんやりと星を眺めてたらサーティアが話しかけてくる。
「なに?」
「ルーナはどうして冒険者になろうと思ったの?まだ小さいのに、、それに、回復魔法が使えるなら治癒士になれると思うし」
「言ったことあるかもしれないけど、あたしは孤児院出身なの。お金もないし、治癒士になるためのつてもない。もし治癒士になれてもあたしじゃ料金が低くされるか他の治癒士に嫉妬されると思う。とか考えてる暇はなくて、ただ単に憧れてたの、冒険者に」
仲間がいて、助け合いながら冒険して、楽しいことはとことん楽しんで、そういうのに憧れてた。
「まぁ冒険者になってからはとっても大変だったけどね。誰も仲間に入れてくれないし、ランクも上がらない、孤児院に戻るわけにもいかなかった。そんな時にねリィアと出会ったの」
「そうだったのね」
なんでサーティアがこんなことを聞いてきたんだろう?
「サーティアはどうしてエルフの国を抜け出してきたりしたの?家族もいるんでしょ?」
「いるわよ、でも、それよりも会いたい人がいるのよ。私が冒険者になったのもその人のおかげなの」
確かある冒険者に憧れてたんだっけ?それで家族の反対を押し切って冒険者になったって言ってたっけ?
「昔、魔物に襲われたことがあるのよ。で、まぁわかると思うけどそこを助けられてね」
ありがちだね。
「本当は親の仕事を引き継がないといけない身なんだけどね私、だから家出したのよ」
簡単に家出って言うけど、、いいの?後でサーティアを迎えに来たとかならない?
「えっと、心配しなくてもいいわよ?ちゃんと許可はもらってるわ。エルフだから気が長いのよ」
許可もらってるって、、ほんとにいいの?
サーティアと雑談して交代の時間になる。特に魔物もいなかったから結構暇になっちゃった。
リィア視点
ルーナちゃんに起こされる。もちろん浄化魔法で。
「ひぁうぁ!」
「わぁ!」
「交代だよ」
悪ぶることもなく言ってくる。いつもの事だけど、なんで慣れないんだろうね。
「ふぇぇ、力が抜ける」
「ほら、クロエさん立ってください」
「あ、ありがとう、リィア」
いつもと雰囲気違いすぎてかわいい。思わず抱きしめちゃったけどいいよね?
「リィア?どうしたの?」
「ほら、さっさと出る!もう」
ルーナちゃんに怒られてしまった。嫉妬?もしかして嫉妬?
テントから出て、イスに座る。
「もう、ルーナに怒られちゃったじゃない」
「すみません、かわいくてつい、あ、はい、これ、言ってた魔導書です」
「ありがとう」
クロエさんが読んでる間は暇になりそうだけど、私は元々ぼっち、一人出いることに慣れている。まぁ前世では携帯ゲームとかスマホがあるから楽なんだけど、今はないからなぁ。そんな時は妄想が捗るよね。
もし私が不登校にならなかったらとか、異世界に転生してなかったらとか、、うん、どう頑張っても異世界にいる方が楽しいね。何より魔法が使えるって全能感?なんかできるって感覚がいい。今もクロエさんが本を読めるくらい明るい光をだしてる。
「ねぇ、リィア、ちょっと練習してみてもいい?」
「いいですよ、見本見せましょうか?」
「お願い、あ、いつものビリビリは多分出来ないから普通にやってね」
「あ、はい。じゃあまずは光属性からいきますね。ライト!」
あ、ちょっとやりすぎた、眩しい!やめ、やめ、魔法の制御って難しいんだよね。もっとイメージを明確にしないと。
「ライト!……ダメみたい、本の通り、魔力が光るイメージをしたんだけど」
闇属性を普段使ってるからね、光属性も使えるのはさすがになかったね。
「次いってみましょ、ファイヤ!」
今度は制御に成功して、手のひらの上に炎が出る。熱くないのが不思議。
「ファイヤ!!」
一瞬だけ、ぼっと、光が出る。
「やったよ!見えた?見えた?成功だよね?」
「見えました!すごいです!」
適性があっても、その威力は人それぞれで、クロエさんの場合適性はあるけど私ほど強くはないって感じかな?
「もっと練習がいるけど、これならもっと攻撃の幅が広がるよ。師匠にも褒められちゃうかなぁえへへ」
誰ですか?と言いたいくらいお仕置きが効 いてますね。もしかしたらビクトレアに着いてからもかわいいままかも。
「じゃあ本命の地属性魔法使ってみましょうか」
火属性は正直意外だったけど、地属性はもっと期待出来そう。
「生成!」
私は基本的な砂の生成をする。
「生成!わわっすごい、、いっぱい出たんだけど」
バケツ一杯分くらいの砂が現れる。適性バッチリだね。
「これだとすぐにもでも実戦で使えますね」
「知らなかったよ。わたしにこんな才能があったなんて」
あ、こんな時に、いや、むしろちょうどいい時かな?
「クロエさん、魔物です」
「わたしの力を試すのにはちょうどいい」
もちろん私も援護するつもりだ。サーティアさんとルーナちゃんも起こさないとね。私とクロエさんで倒せると思うけど、起こさなかったら怒られそうだし。
「浄化!!ルーナちゃん、サーティアさん、魔物です!」
「びっくりした〜、って魔物!?」
「もっと普通に起こしなさいよ」
「ああ!」
クロエさん!?
私達は急いでクロエさんの様子を見に行く。
「素晴らしいではないか!我の力は!ふはははは!」
クロエさんの周りには作られた針に串刺しにされている魔物がいた。
「どうなったの?」
「どういうことよ?」
二人ともはてなマークを頭に浮かべる。
「もしかしてクロエさんの魔法で?」
「思った以上の結果でな、闇属性と同じように使うことが出来たぞ」
テンションが上がると魔王口調になるんだね。
「はぁ、魔物がきたって起こされたら終わってたなんて、、まぁいいわ、このまま交代でいいわよ」
「しょうがないなぁ、もう」
そのあとは特に何も無く、朝を迎える。
朝ごはんを食べながら、クロエさんの魔法について話す。
「へぇ〜、地属性の適性が、、ついでに火属性もね」
「もうクロエに勝てる気がしないんだけどあたし」
「まだ慣れてないから闇属性との並列は難しいな、デビルズスピアくらいだ」
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