コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
王都の草原の魔物には慣れたものです。レッドブル?余裕ですよ!
王都を出て、広い草原を歩く。私のバックのおかげで、手荷物は少ない。ルーナちゃんのおかげで水は困らないし、火起こしも私がいる。椅子と机も用意してあるし、広いテントもあるし、、これ下手な宿より快適なんじゃない?しかも今回からは人目を気にしなくてもいいし。
「ねぇ、クロエ、思い出したんだけど、リィアとあたしが二人で冒険者をやってた時ね、リィアが教会に行ったことないのに魔法の属性がある程度わかってたの。だからさ、試しにいろんな属性の魔法を使おうとしてみれば?」
ルーナちゃんがクロエさんに提案する。あー、そうだったっけ?たしか魔導書を買って、、あ!
「昔試したことがあるのだが、使えなかったのだ、もしかしたら魔力がまだ弱かったからかもしれないな。使える属性全てが得意という訳ではないからな。闇属性だけは適正が高かったみたいですぐに使えたぞ」
「幸いここには光、闇、火、水、地、風全部揃ってるわね。アドバイスが欲しいならしてあげなくもないわよ?」
「ありましたありました、はい!クロエさん。私が魔法始めた時にとっても参考になった本です」休憩の時にでも読んでください、あ、重いのでいちいち回収しますよ」
「どうやらサーティアのアドバイスはいらないようだな、まぁ気持ちは受け取っておこう」
(リィア〜、もう、せっかくクロエに上から目線出来たのに)
なぜかサーティアさんにジト目で見られてるけど気のせい?抱っこして寝てないからかな?
楽しく雑談しながら歩いてると、魔物が現れる。
「角ウサギの群れですね。どうしますか?」
道に現れる魔物は基本退治するのがマナーだけど、弱すぎたり、逆に返り討ちにされそうな時は例外だ。
「群れだし倒しておこうよ」
「魔法ぶっぱでよさそうだな」
だねー、逃げられてもそのままでいいかな。
「エレクトロショック!」
「ウォーターバレット!」
「ダークアロー」
「エアースラッシュ」
気絶したやつは剣でしとめる。
「さすがに苦戦しませんね」
「あたし達が強くなったってことだよね」
「ふっ、この程度」
「油断すると痛い目見るわよ」
油断してないのに何回か痛い目見たんですがそれは。
ドドドド
遠くから多くの足音が聞こえる。あ、これ聞いたことあるやつ。
「ほら〜、余裕とか言うから来ちゃったじゃない」
「久しぶりだな、ふっ今の我の敵ではない」
「雨降ってないのに?前がたまたま?」
「ほら、逃げますよ!レッドブルとまともに戦ってる暇はありませんから」
数多いし、強いし、怪我しやすいし。別に見られただけで襲っては来ないからスルー安定。
「もう遅い」
「え、それってどういう、、あ!」
「クロエ、、」
「何やってくれるのよ、もう」
普通なら横一列に並んで走るのに、私達の方にバラバラで向かってくる。
「我の魔法の射程距離が伸びたのでな。もっと褒めていいのだぞ?」
「戦闘狂ですか!もう〜、後でおしおきですからね」
「リィアが怒ったのだ?」
「あたしは助けないからね?」
「自業自得だわ」
「とりあえず全部倒しますよ!」
私とサーティアさんが前に出る。
「サーティアさん、勢いを弱めるので正面から倒してください」
「わかったわ」
「マルチパラライズ!」
何体かのレッドブルの動きを弱める。
「ウォーターカッター!」
「パワードレイン!」
クロエさんがほぼ無力化したやつは後回しにして、先に、ルーナちゃんの魔法で仕留め損なったやつと、私の魔法で動きが鈍くなったものから倒していく。
「きゃあ!、くぅー」
「サーティアさん!アグレッシブボルト!」
「ヒール」「リカバー」
サーティアさんを守りつつ、その間にルーナちゃんがすぐに回復させる。
「デビルズスピア」
近づかれても、突進をまともにくらわなければクロエさんは大丈夫そうだね。
そして、10頭くらいいたレッドブルは全員倒される。
「はぁー、はぁ、疲れました」
「お腹空いちゃったよ」
「なかなかの歯ごたえであったな」
「ルーナありがとね、リィアもありがと」
「当たり前ですよ」
「そうそう」
「わ、我を仲間外れにするでない!」
さて、クロエさんのおしおきはどうしようか。あ、そうだ、せっかくだから。
「じゃあクロエさんのおしおきはですね、、ビクトレアに着くまで素の口調で話すことです。たまに出る女の子口調でお願いしますよ」
「な、な、そ、それは無理だ、我の威厳が」
「元々威厳なんてないでしょ?」
「そうね、メイドになってた時は大人しかったわよね、ちょうどいいんじゃないのかしら」
ルーナちゃんとサーティアさんも異論はないみたい。
「ぐぬぬ」
「あ、クロエさんもレッドブルの回収手伝ってくたさいね?」
「わかった、ふん、どうせわたしは変ですよ〜だ、わたしなんて」
あ、クロエさんがすねちゃった。やりすぎたよ。えっと、こういう時は、、
「別に変じゃないですよ、ただ、さっき行動は軽率すぎただけです。みんなクロエさんが嫌いになった訳ではないです。ですよね?」
「当たり前でしょ?リィアじゃあるまいし、いちいち確認しないよ、、ちゃんと好きだから、クロエのことも」
なんかずるい。ルーナちゃんの言い回しなんでこんなにかわいいんだろう?
「しゅんとしてるクロエは張り合いがないわね、口調を変えるだけで無くなる程度の威厳だったってこと?」
「そんなんじゃないよ、この口調でも大丈夫だってことを証明してあげる」
サーティアさんはクロエさんの扱いがわかってるね。ふぅ、作戦成功。作戦名?他力本願!
片付け終わって、少し離れたところでお昼にすることになった。
「ほんとに便利ねリィアのバック」
「ん〜、美味しい〜」
「ふむ、うま、、美味しいなー」
「ルーゼンツに着く前に野営した方がよさそうですね」
お昼休憩が終わって、また歩き始める。
「ねぇねぇリィア、気づいてる?」
多分後ろから付いてきてる集団のことかな?
「ついてきてますね、でも同じ方向ってだけじゃないですか?」
「馬車なのに?おかしくない?わたしは利用されてるんだと思うよ」
「そうね、護衛依頼の料金をケチった商人かしら?それとも私達を狙った盗賊か、人数はどのくらいなの?」
「6人くらいですね」
「利用されるのは癪に障るし、まきたいんだけど」
「クロエの意見に同意だわ」
まあ、確かに、いい気分はしないね。
「じゃあ超特急で行きましょうか」
「ちょうとっきゅうってのはよくわからないけど、早く行くってことだよね?」
ちょくちょく慣用句?とかが通じないんだよね。伝わるんだけど、、
「そういうことです、さぁ走りますよ!」
「え、わたしそんなに体力ないんだけど」
「なんのための回復魔法ですか?大丈夫です。荷物は持ってあげますから」
魔法使いって言っても、冒険者だからある程度は動ける。
これなら野営しなくてもルーゼンツに着くんじゃない?
「ねぇ、クロエ、思い出したんだけど、リィアとあたしが二人で冒険者をやってた時ね、リィアが教会に行ったことないのに魔法の属性がある程度わかってたの。だからさ、試しにいろんな属性の魔法を使おうとしてみれば?」
ルーナちゃんがクロエさんに提案する。あー、そうだったっけ?たしか魔導書を買って、、あ!
「昔試したことがあるのだが、使えなかったのだ、もしかしたら魔力がまだ弱かったからかもしれないな。使える属性全てが得意という訳ではないからな。闇属性だけは適正が高かったみたいですぐに使えたぞ」
「幸いここには光、闇、火、水、地、風全部揃ってるわね。アドバイスが欲しいならしてあげなくもないわよ?」
「ありましたありました、はい!クロエさん。私が魔法始めた時にとっても参考になった本です」休憩の時にでも読んでください、あ、重いのでいちいち回収しますよ」
「どうやらサーティアのアドバイスはいらないようだな、まぁ気持ちは受け取っておこう」
(リィア〜、もう、せっかくクロエに上から目線出来たのに)
なぜかサーティアさんにジト目で見られてるけど気のせい?抱っこして寝てないからかな?
楽しく雑談しながら歩いてると、魔物が現れる。
「角ウサギの群れですね。どうしますか?」
道に現れる魔物は基本退治するのがマナーだけど、弱すぎたり、逆に返り討ちにされそうな時は例外だ。
「群れだし倒しておこうよ」
「魔法ぶっぱでよさそうだな」
だねー、逃げられてもそのままでいいかな。
「エレクトロショック!」
「ウォーターバレット!」
「ダークアロー」
「エアースラッシュ」
気絶したやつは剣でしとめる。
「さすがに苦戦しませんね」
「あたし達が強くなったってことだよね」
「ふっ、この程度」
「油断すると痛い目見るわよ」
油断してないのに何回か痛い目見たんですがそれは。
ドドドド
遠くから多くの足音が聞こえる。あ、これ聞いたことあるやつ。
「ほら〜、余裕とか言うから来ちゃったじゃない」
「久しぶりだな、ふっ今の我の敵ではない」
「雨降ってないのに?前がたまたま?」
「ほら、逃げますよ!レッドブルとまともに戦ってる暇はありませんから」
数多いし、強いし、怪我しやすいし。別に見られただけで襲っては来ないからスルー安定。
「もう遅い」
「え、それってどういう、、あ!」
「クロエ、、」
「何やってくれるのよ、もう」
普通なら横一列に並んで走るのに、私達の方にバラバラで向かってくる。
「我の魔法の射程距離が伸びたのでな。もっと褒めていいのだぞ?」
「戦闘狂ですか!もう〜、後でおしおきですからね」
「リィアが怒ったのだ?」
「あたしは助けないからね?」
「自業自得だわ」
「とりあえず全部倒しますよ!」
私とサーティアさんが前に出る。
「サーティアさん、勢いを弱めるので正面から倒してください」
「わかったわ」
「マルチパラライズ!」
何体かのレッドブルの動きを弱める。
「ウォーターカッター!」
「パワードレイン!」
クロエさんがほぼ無力化したやつは後回しにして、先に、ルーナちゃんの魔法で仕留め損なったやつと、私の魔法で動きが鈍くなったものから倒していく。
「きゃあ!、くぅー」
「サーティアさん!アグレッシブボルト!」
「ヒール」「リカバー」
サーティアさんを守りつつ、その間にルーナちゃんがすぐに回復させる。
「デビルズスピア」
近づかれても、突進をまともにくらわなければクロエさんは大丈夫そうだね。
そして、10頭くらいいたレッドブルは全員倒される。
「はぁー、はぁ、疲れました」
「お腹空いちゃったよ」
「なかなかの歯ごたえであったな」
「ルーナありがとね、リィアもありがと」
「当たり前ですよ」
「そうそう」
「わ、我を仲間外れにするでない!」
さて、クロエさんのおしおきはどうしようか。あ、そうだ、せっかくだから。
「じゃあクロエさんのおしおきはですね、、ビクトレアに着くまで素の口調で話すことです。たまに出る女の子口調でお願いしますよ」
「な、な、そ、それは無理だ、我の威厳が」
「元々威厳なんてないでしょ?」
「そうね、メイドになってた時は大人しかったわよね、ちょうどいいんじゃないのかしら」
ルーナちゃんとサーティアさんも異論はないみたい。
「ぐぬぬ」
「あ、クロエさんもレッドブルの回収手伝ってくたさいね?」
「わかった、ふん、どうせわたしは変ですよ〜だ、わたしなんて」
あ、クロエさんがすねちゃった。やりすぎたよ。えっと、こういう時は、、
「別に変じゃないですよ、ただ、さっき行動は軽率すぎただけです。みんなクロエさんが嫌いになった訳ではないです。ですよね?」
「当たり前でしょ?リィアじゃあるまいし、いちいち確認しないよ、、ちゃんと好きだから、クロエのことも」
なんかずるい。ルーナちゃんの言い回しなんでこんなにかわいいんだろう?
「しゅんとしてるクロエは張り合いがないわね、口調を変えるだけで無くなる程度の威厳だったってこと?」
「そんなんじゃないよ、この口調でも大丈夫だってことを証明してあげる」
サーティアさんはクロエさんの扱いがわかってるね。ふぅ、作戦成功。作戦名?他力本願!
片付け終わって、少し離れたところでお昼にすることになった。
「ほんとに便利ねリィアのバック」
「ん〜、美味しい〜」
「ふむ、うま、、美味しいなー」
「ルーゼンツに着く前に野営した方がよさそうですね」
お昼休憩が終わって、また歩き始める。
「ねぇねぇリィア、気づいてる?」
多分後ろから付いてきてる集団のことかな?
「ついてきてますね、でも同じ方向ってだけじゃないですか?」
「馬車なのに?おかしくない?わたしは利用されてるんだと思うよ」
「そうね、護衛依頼の料金をケチった商人かしら?それとも私達を狙った盗賊か、人数はどのくらいなの?」
「6人くらいですね」
「利用されるのは癪に障るし、まきたいんだけど」
「クロエの意見に同意だわ」
まあ、確かに、いい気分はしないね。
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ちょくちょく慣用句?とかが通じないんだよね。伝わるんだけど、、
「そういうことです、さぁ走りますよ!」
「え、わたしそんなに体力ないんだけど」
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