コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
卒業試験その3
そろそろ始まるね。試験官の人達が挨拶する。
「俺たちはBランクパーティ深き探求者だ今日はよろしく頼むぜ、もちろん全力でかかってきて構わねぇからな」
レンツさんは相変わらず豪快な喋り方だね。
「私達は王国第二騎士団第一隊です。今日はよろしくお願いします」
ダニエルさんは丁寧に挨拶する。公務員って感じだね。
観客席では拍手をしたり、声援をしたりしているのが聞こえる。
観客席の方を見ると、私と目が合う。あ、私じゃない、ユーリちゃんだった。来てたんだね。いつものドレスではなくラフな格好だったからわからなかったよ。
そろそろ試験が始まるようだ。グラウンドには二人ずつ、試験官が前に出て、生徒と戦う。距離があけば大丈夫かな?
先に剣士学科の生徒みたい。これ全員で84人いるけど、今日で終わる?
実力差は確かで、生徒が軽くあしらわれる。でも、試験だからなのかすぐにとどめをさすことはない。案外ゆるい感じだね。まぁこの観客の中だと緊張して私はガチガチになっちゃうんだと思うけど。
お!次は早速クロエさんだ!
「頑張ってください!」
「クロエなら余裕だよ」
「だからって油断したらダメよ?」
「ふっ、我を誰だと思っている。任せておけ」
いつもよりもテンション高めだね。ノリノリというか、、もしかしてクロエさんの師匠様が来てるのかな?あとで聞いてみよう。
相手は、、ララさんみたいだね。
「あなたは、、メイドの子ね?久しぶり〜覚えてる?」
「もちろん覚えている。あの時は世話になったな」
「あれ?そんなキャラだったかしら?まぁいいわ。今は試験官と生徒よ、あなたの全力を見せてちょうだい」
「いいだろう、お望み通り、、我の本気を見せてやる」
ちょっまさか、、
「デビルズランス!」
あ、普通だった。
「闇属性ね、、しかもなかなかの高威力、最初に決めるってわけかしら」
ララさんは魔法で防御する。
「次はこっちの番ね、ファイヤーチェイス」
名前からして追ってきそうだね。
「アブソーブ」
「な!?吸収された?」
「闇へ誘え、ダークアウト!」
世界が暗転する。何が起きたの?
「我の勝ちのようだな」
「そうね、、とても強かったわ。一応防御はしてたつもりだけど、いきなり力が抜けて」
魔法が解けて見えるようになると、ララさんの周りにはダークアローが浮遊していた。
何が起きたのかさっぱりわかんなかったんだけど。
沢山の声援と拍手を浴びて戻ってきたクロエさんに聞いてみる。
「暗くなった時って何してたんですか?」
「ん?簡単なことだ、探知魔法を頼りにシャドウバインド、そしてパワードレイン、最後に晴らしてダークアロー、保険で次の魔法も用意していたな」
なるほどね、暗闇の中ではあえて攻撃しないで先に行動不能にしたのか。
次々と試験が行われるが、試験官を倒すほどの生徒はクロエさんの他にはいなかった。
あ、アネラさん、、受かるといいなぁ。やっぱり騎士の人も強いね。魔法も使ってくるし。
あ、次はルーナちゃんだね。
「頑張ってください、ルーナちゃん」
「クロエなら余裕だろう、ただやり過ぎないかが心配だな」
「そうね、気をつけるのよ?」
「わ、わかってるよ。ちゃっちゃと終わらせてお昼食べる」
心意気がいつも通りだし、緊張はあまりしてないみたいだね。よかった。
相手は、、リットさんみたいだね。深き探求者の優しいお兄さんって感じのひとだ。戦闘というよりは支援系のイメージだったけど、、主に回復と状態異常回復、防御系などを使ってたはずだ。
「こんにちは、君は確か、ダンジョンで助けた子だよね?覚えてるかな?」
「もちろん、覚えてるよ。回復魔法がすごかったのも覚えてる」
「ありがとう、君と同じパーティのメイドさんがあんなに強いとは思わなかったよ」
クロエさんはメイドとして覚えられてるみたいだね。まぁ印象的だったもんね。
「あなたは戦うって感じの魔法使いには見えないんだけど、、回復魔法とかを見せ合うの?」
「それもいいけど、僕達は冒険者だ。自分の身は自分で守れるくらいには強くないと、だから普通に戦うよ、、もちろん得意な回復魔法もありだ」
「わかった。じゃあ、いくね!ウォーターバレット」
「風よ、攻撃を防げ、エアーブロック!ぐっ」
ルーナちゃんの攻撃が早かったからなのか少し被弾する。
「ウォーターバレット!」
さっきよりも数が多くなってる。
「エアーブロック!」
今度は全てを防ぐ。一旦ルーナちゃんの攻撃が止まる。多分大技に切り換えるんだと思う。
「おや?もう終わりかい?今度はこっちからいくよ。エアーワインド」
「くっ、、」
ルーナちゃんはそのまま攻撃を受ける。あれ?なんで防がないの?
「ドロドロ、溶ける、全部………」
あ、これ、まずくない?主にリットさんが、、あと後ろとか後処理とか、、
「リィア、まずいぞ、、」
私はルーナちゃんの向かい側に全力で走る。
「アシッドスプラッシュ!!」
「くっうぅ」
リットさんは防いでるけど、、魔法障壁だけじゃ無理そう。これ間に合う?何かいい方法は、、浄化魔法じゃどうしようもないし、、私も水属性魔法が使えたら中和出来たのに。回復魔法をかけるとか?
観客席まで行かないように先生達が、魔法で止める。
「リカバー!」
何とか間に合って魔法をかける。
「アクアバリア!」
ルーナちゃんは酸をどかして、リットを囲うように水の壁を作る。
「リィア、、やりすぎちゃったみたい。挑発してきたからついつい」
挑発?聞こえなかったけど?
「ほんとですよっ危ない危ない、、ルーナちゃんはこれ処理できますか?」
「あ、うん入れ物出してくれれば」
観客席でもざわついてる。リットさんは気を失ってるだけみたいだけど、、先生に怒られるのは避けられなさそう。
観客を落ち着かせて、後処理もして仕切り直しになる。ルーナちゃんは案の定先生に呼ばれる。私達もついて行く。
待っていたのは先生ではなく、レンツさんだった。
「おう、すまねぇな、リットのやつちょっと張り切りすぎたみたいだな」
「ごめんなさい、やり過ぎちゃって、、」
ルーナちゃんはしょぼんとしてる。
「まぁ気にすんな、それだけ嬢ちゃんが強かったってこった。幸い大事にはならなかったしな」
すごい寛大だ。でもありがたい。あとでリットさんにも謝っておこう。
「とにもかくにもほぼ合格は確定ですね。よかったです。お昼食べて元気出してください。私が買っておいてあるお菓子も少しあげるので」
「だす!すごい元気出た!」
「復活はやすぎない?普通もっとこう、まぁいつものルーナが一番だわ」
「心配事がそのまま起こってしまったな」
確かに、クロエさんすごい、、
「午後はリィアとサーティアね?頑張ってね。もぐもぐ」
「その応援はあとでまた言うもんでしょ?」
いつものルーナちゃんに戻ったみたい。
午後には私の試験があるからちょっと緊張してきたよ。
「俺たちはBランクパーティ深き探求者だ今日はよろしく頼むぜ、もちろん全力でかかってきて構わねぇからな」
レンツさんは相変わらず豪快な喋り方だね。
「私達は王国第二騎士団第一隊です。今日はよろしくお願いします」
ダニエルさんは丁寧に挨拶する。公務員って感じだね。
観客席では拍手をしたり、声援をしたりしているのが聞こえる。
観客席の方を見ると、私と目が合う。あ、私じゃない、ユーリちゃんだった。来てたんだね。いつものドレスではなくラフな格好だったからわからなかったよ。
そろそろ試験が始まるようだ。グラウンドには二人ずつ、試験官が前に出て、生徒と戦う。距離があけば大丈夫かな?
先に剣士学科の生徒みたい。これ全員で84人いるけど、今日で終わる?
実力差は確かで、生徒が軽くあしらわれる。でも、試験だからなのかすぐにとどめをさすことはない。案外ゆるい感じだね。まぁこの観客の中だと緊張して私はガチガチになっちゃうんだと思うけど。
お!次は早速クロエさんだ!
「頑張ってください!」
「クロエなら余裕だよ」
「だからって油断したらダメよ?」
「ふっ、我を誰だと思っている。任せておけ」
いつもよりもテンション高めだね。ノリノリというか、、もしかしてクロエさんの師匠様が来てるのかな?あとで聞いてみよう。
相手は、、ララさんみたいだね。
「あなたは、、メイドの子ね?久しぶり〜覚えてる?」
「もちろん覚えている。あの時は世話になったな」
「あれ?そんなキャラだったかしら?まぁいいわ。今は試験官と生徒よ、あなたの全力を見せてちょうだい」
「いいだろう、お望み通り、、我の本気を見せてやる」
ちょっまさか、、
「デビルズランス!」
あ、普通だった。
「闇属性ね、、しかもなかなかの高威力、最初に決めるってわけかしら」
ララさんは魔法で防御する。
「次はこっちの番ね、ファイヤーチェイス」
名前からして追ってきそうだね。
「アブソーブ」
「な!?吸収された?」
「闇へ誘え、ダークアウト!」
世界が暗転する。何が起きたの?
「我の勝ちのようだな」
「そうね、、とても強かったわ。一応防御はしてたつもりだけど、いきなり力が抜けて」
魔法が解けて見えるようになると、ララさんの周りにはダークアローが浮遊していた。
何が起きたのかさっぱりわかんなかったんだけど。
沢山の声援と拍手を浴びて戻ってきたクロエさんに聞いてみる。
「暗くなった時って何してたんですか?」
「ん?簡単なことだ、探知魔法を頼りにシャドウバインド、そしてパワードレイン、最後に晴らしてダークアロー、保険で次の魔法も用意していたな」
なるほどね、暗闇の中ではあえて攻撃しないで先に行動不能にしたのか。
次々と試験が行われるが、試験官を倒すほどの生徒はクロエさんの他にはいなかった。
あ、アネラさん、、受かるといいなぁ。やっぱり騎士の人も強いね。魔法も使ってくるし。
あ、次はルーナちゃんだね。
「頑張ってください、ルーナちゃん」
「クロエなら余裕だろう、ただやり過ぎないかが心配だな」
「そうね、気をつけるのよ?」
「わ、わかってるよ。ちゃっちゃと終わらせてお昼食べる」
心意気がいつも通りだし、緊張はあまりしてないみたいだね。よかった。
相手は、、リットさんみたいだね。深き探求者の優しいお兄さんって感じのひとだ。戦闘というよりは支援系のイメージだったけど、、主に回復と状態異常回復、防御系などを使ってたはずだ。
「こんにちは、君は確か、ダンジョンで助けた子だよね?覚えてるかな?」
「もちろん、覚えてるよ。回復魔法がすごかったのも覚えてる」
「ありがとう、君と同じパーティのメイドさんがあんなに強いとは思わなかったよ」
クロエさんはメイドとして覚えられてるみたいだね。まぁ印象的だったもんね。
「あなたは戦うって感じの魔法使いには見えないんだけど、、回復魔法とかを見せ合うの?」
「それもいいけど、僕達は冒険者だ。自分の身は自分で守れるくらいには強くないと、だから普通に戦うよ、、もちろん得意な回復魔法もありだ」
「わかった。じゃあ、いくね!ウォーターバレット」
「風よ、攻撃を防げ、エアーブロック!ぐっ」
ルーナちゃんの攻撃が早かったからなのか少し被弾する。
「ウォーターバレット!」
さっきよりも数が多くなってる。
「エアーブロック!」
今度は全てを防ぐ。一旦ルーナちゃんの攻撃が止まる。多分大技に切り換えるんだと思う。
「おや?もう終わりかい?今度はこっちからいくよ。エアーワインド」
「くっ、、」
ルーナちゃんはそのまま攻撃を受ける。あれ?なんで防がないの?
「ドロドロ、溶ける、全部………」
あ、これ、まずくない?主にリットさんが、、あと後ろとか後処理とか、、
「リィア、まずいぞ、、」
私はルーナちゃんの向かい側に全力で走る。
「アシッドスプラッシュ!!」
「くっうぅ」
リットさんは防いでるけど、、魔法障壁だけじゃ無理そう。これ間に合う?何かいい方法は、、浄化魔法じゃどうしようもないし、、私も水属性魔法が使えたら中和出来たのに。回復魔法をかけるとか?
観客席まで行かないように先生達が、魔法で止める。
「リカバー!」
何とか間に合って魔法をかける。
「アクアバリア!」
ルーナちゃんは酸をどかして、リットを囲うように水の壁を作る。
「リィア、、やりすぎちゃったみたい。挑発してきたからついつい」
挑発?聞こえなかったけど?
「ほんとですよっ危ない危ない、、ルーナちゃんはこれ処理できますか?」
「あ、うん入れ物出してくれれば」
観客席でもざわついてる。リットさんは気を失ってるだけみたいだけど、、先生に怒られるのは避けられなさそう。
観客を落ち着かせて、後処理もして仕切り直しになる。ルーナちゃんは案の定先生に呼ばれる。私達もついて行く。
待っていたのは先生ではなく、レンツさんだった。
「おう、すまねぇな、リットのやつちょっと張り切りすぎたみたいだな」
「ごめんなさい、やり過ぎちゃって、、」
ルーナちゃんはしょぼんとしてる。
「まぁ気にすんな、それだけ嬢ちゃんが強かったってこった。幸い大事にはならなかったしな」
すごい寛大だ。でもありがたい。あとでリットさんにも謝っておこう。
「とにもかくにもほぼ合格は確定ですね。よかったです。お昼食べて元気出してください。私が買っておいてあるお菓子も少しあげるので」
「だす!すごい元気出た!」
「復活はやすぎない?普通もっとこう、まぁいつものルーナが一番だわ」
「心配事がそのまま起こってしまったな」
確かに、クロエさんすごい、、
「午後はリィアとサーティアね?頑張ってね。もぐもぐ」
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