コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
卒業試験その2
総当りが終わったあとは一緒にお風呂に入ってお互いを褒め合う。
「みんなすごかったですね見たことない戦い方でしたよ」
「リィアが言うと皮肉になるわよ、みんな負けたんだから」
言い方が悪かったね。
「クロエのあれはどうやってるの?」
槍のことかな?それは私も気になる。
「我は近づかれた時を対策しようと思って考案したのだ。こう、魔力を具現させるような感じに、、」
「クロエさんって地属性魔法使えましたっけ?」
「実は闇属性が使えるのは師匠から教わったが他の属性についてはまだわからないのだ」
え!?そうだったの?
「まだ伸びしろがあるかもしれないってことよね、、」
「なんで教会に行かなかったの?行くタイミングはいっぱいあると思うのに」
「我は魔族だ、信仰する神が違うのだ、だから人間の教会には行けない」
宗教とかわからないけどそういうものなのかな?
「明日は実技試験があるので出来ないですけど機会があれば調べましょ、クロエさんは新たなる力の解放って考えればいいんですよ」
「む、そう考えると、、」
私の予想では地属性は使えそう、、あとは風属性、空を飛んだこともあるし。
「決まりね、クロエが強くなればパーティ全体としても助かるのよ、、無理強いはしないつもりだけど」
「案外全属性使えたりして、、あ、でもさすがに光属性は出来ないのかな?闇属性あるし」
確かに、、でも火属性が使えるから水属性は出来ないみたいなのはなさそうだし。その辺はどうなんだろうね。
「あ、あと、ルーナちゃんの魔法ですよ、リフレクト、どうやったんですか?」
すごいかっこよかったんだよね。どんなイメージをしたんだろう?
「あれは授業の後に練習してできるようになったんだけど、、簡単な矢とか魔法を跳ね返せるだけだから、クロエやリィアみたいな強力なものは跳ね返せないよ?」
「それでも十分奇襲になるわよ、まさか自分の攻撃が返ってくるとは思わないでしょ?」
ルーナちゃんの説明では、ただ跳ね返すことをイメージするんじゃなくて、まず、何も通さない、弾くことをイメージするらしい。口では説明しづらいみたい。
部屋に戻って明日について考える。実技試験、試験官が学校の先生じゃないと考えると、初対面の人が相手?しかも冒険者とか騎士とかだろうし、、、大丈夫かな?
基本戦法は麻痺魔法からの攻撃でいいかな?いけるいける。
「ねぇ、リィア、多分最後になると思うから、、お願い」
「最後になるんですか?別にいいじゃないですか、クロエさんもルーナちゃんもそんなことでサーティアさんを嫌いになったりしませんよ?」
「いや、怖いのよね、主にルーナが」
ルーナちゃんが?なんで?
「まぁいいわ、我慢できなくなったらまたお願い」
「わかりました」
次の日の朝。私は髪型を考える。本気を出す意味を込めてポニテにしようなぁ、動きやすいし。それだと三つ編みでもいいな、、お団子はみんな知らないみたいだからできないし。ストレートやツインテ、ウェーブは動きづらいから却下。やっぱりポニテかな?よし、決めた!
「おはようリィア、、今日はその髪型なのね」
「今日はいつもより気合い十分です!」
「張り切ってるわね」
最後に教室に集まって先生が今日の説明をする。
「今日の試験は冒険者と騎士の方々に来てもらってな、より実戦的な試験になっている。ここまで来たんだ、お前らの全力をぶつけてこい!怪我や観客についてのもろもろは先生達が何とかするからな、何も気にするな」
広いグラウンドには観客席が用意されていて、人が沢山見に来ている。
「貴族や有名な冒険者もいるらしいわよ」
「え、緊張するんですけど」
そこにルーナちゃんとクロエさんも来る。魔法学科と剣士学科で別れてはいるものの、待ち時間は自由だ。
試験の確認をすると、まずは学科、名前を言う。次に先生の合図で開始、終了は試験官が決めるということになってる。
「試験官がまさかだったね」
「知り合いの方がやりやすい、思いっきり魔法が打てるからな」
「クロエの場合知り合いかどうかは関係ないでしょ?」
そうなのだ、今回の試験官知り合いばかりというか全員見たことある人だった。騎士の人はユーリちゃんの捜索をしてた王国第二騎士団第一隊のみなさんで、ダニエルさんやオリヴィアさんがいる。観客席にユーリちゃんもいるのかな?
冒険者については、二回目の遠征の時にお世話になったBランク冒険者パーティ深き探求者だ。レンツさんリットさん、ローレンさんララさんだよね?よしよし、名前は覚えてる。
「普通はやりにくいものじゃないの?」
「私は自己紹介の時に間違える可能性が低くなったのでよかったです」
「リィアが気にするのはそこなのね」
「サーティア、試験前にツッコミすぎて疲れちゃダメだよ?ほら、リカバー」
「あ、ありがとう、ついつい、ボケチームがいつも通りだったから」
「あぁ、まぁこれが平常だから緊張はしてないってことなんじゃない?」
ボケチームって、もしかして私とクロエさんのこと?
「聞き捨てならないな、、」
「私、面白いんですか?私といて楽しいですか?」
「え?ふふっもちろんよ」
「リィアはボケというよりただのさみしがり屋だけどね」
それもあるけどぼっちをこじらせてるんだと思う。
「話は変わるけど、みんなはいつぐらいに試験があるの?順番決まってるでしょ?」
「私は一番最後でした」
「私も最後のほうね」
「我は最初の方だな」
「なるほどね、サーティアとリィアの応援がちょっと大変くらいだね。ちなみにあたしは中間くらい」
うぅ、ちゃんとできるかなぁ、みんなが見てる中って考えるとすごく緊張してくる。すぅーはぁー、深呼吸して落ち着こう。
「リィア、いきなり抱きついてきて匂い嗅がないでよ」
「みんなすごかったですね見たことない戦い方でしたよ」
「リィアが言うと皮肉になるわよ、みんな負けたんだから」
言い方が悪かったね。
「クロエのあれはどうやってるの?」
槍のことかな?それは私も気になる。
「我は近づかれた時を対策しようと思って考案したのだ。こう、魔力を具現させるような感じに、、」
「クロエさんって地属性魔法使えましたっけ?」
「実は闇属性が使えるのは師匠から教わったが他の属性についてはまだわからないのだ」
え!?そうだったの?
「まだ伸びしろがあるかもしれないってことよね、、」
「なんで教会に行かなかったの?行くタイミングはいっぱいあると思うのに」
「我は魔族だ、信仰する神が違うのだ、だから人間の教会には行けない」
宗教とかわからないけどそういうものなのかな?
「明日は実技試験があるので出来ないですけど機会があれば調べましょ、クロエさんは新たなる力の解放って考えればいいんですよ」
「む、そう考えると、、」
私の予想では地属性は使えそう、、あとは風属性、空を飛んだこともあるし。
「決まりね、クロエが強くなればパーティ全体としても助かるのよ、、無理強いはしないつもりだけど」
「案外全属性使えたりして、、あ、でもさすがに光属性は出来ないのかな?闇属性あるし」
確かに、、でも火属性が使えるから水属性は出来ないみたいなのはなさそうだし。その辺はどうなんだろうね。
「あ、あと、ルーナちゃんの魔法ですよ、リフレクト、どうやったんですか?」
すごいかっこよかったんだよね。どんなイメージをしたんだろう?
「あれは授業の後に練習してできるようになったんだけど、、簡単な矢とか魔法を跳ね返せるだけだから、クロエやリィアみたいな強力なものは跳ね返せないよ?」
「それでも十分奇襲になるわよ、まさか自分の攻撃が返ってくるとは思わないでしょ?」
ルーナちゃんの説明では、ただ跳ね返すことをイメージするんじゃなくて、まず、何も通さない、弾くことをイメージするらしい。口では説明しづらいみたい。
部屋に戻って明日について考える。実技試験、試験官が学校の先生じゃないと考えると、初対面の人が相手?しかも冒険者とか騎士とかだろうし、、、大丈夫かな?
基本戦法は麻痺魔法からの攻撃でいいかな?いけるいける。
「ねぇ、リィア、多分最後になると思うから、、お願い」
「最後になるんですか?別にいいじゃないですか、クロエさんもルーナちゃんもそんなことでサーティアさんを嫌いになったりしませんよ?」
「いや、怖いのよね、主にルーナが」
ルーナちゃんが?なんで?
「まぁいいわ、我慢できなくなったらまたお願い」
「わかりました」
次の日の朝。私は髪型を考える。本気を出す意味を込めてポニテにしようなぁ、動きやすいし。それだと三つ編みでもいいな、、お団子はみんな知らないみたいだからできないし。ストレートやツインテ、ウェーブは動きづらいから却下。やっぱりポニテかな?よし、決めた!
「おはようリィア、、今日はその髪型なのね」
「今日はいつもより気合い十分です!」
「張り切ってるわね」
最後に教室に集まって先生が今日の説明をする。
「今日の試験は冒険者と騎士の方々に来てもらってな、より実戦的な試験になっている。ここまで来たんだ、お前らの全力をぶつけてこい!怪我や観客についてのもろもろは先生達が何とかするからな、何も気にするな」
広いグラウンドには観客席が用意されていて、人が沢山見に来ている。
「貴族や有名な冒険者もいるらしいわよ」
「え、緊張するんですけど」
そこにルーナちゃんとクロエさんも来る。魔法学科と剣士学科で別れてはいるものの、待ち時間は自由だ。
試験の確認をすると、まずは学科、名前を言う。次に先生の合図で開始、終了は試験官が決めるということになってる。
「試験官がまさかだったね」
「知り合いの方がやりやすい、思いっきり魔法が打てるからな」
「クロエの場合知り合いかどうかは関係ないでしょ?」
そうなのだ、今回の試験官知り合いばかりというか全員見たことある人だった。騎士の人はユーリちゃんの捜索をしてた王国第二騎士団第一隊のみなさんで、ダニエルさんやオリヴィアさんがいる。観客席にユーリちゃんもいるのかな?
冒険者については、二回目の遠征の時にお世話になったBランク冒険者パーティ深き探求者だ。レンツさんリットさん、ローレンさんララさんだよね?よしよし、名前は覚えてる。
「普通はやりにくいものじゃないの?」
「私は自己紹介の時に間違える可能性が低くなったのでよかったです」
「リィアが気にするのはそこなのね」
「サーティア、試験前にツッコミすぎて疲れちゃダメだよ?ほら、リカバー」
「あ、ありがとう、ついつい、ボケチームがいつも通りだったから」
「あぁ、まぁこれが平常だから緊張はしてないってことなんじゃない?」
ボケチームって、もしかして私とクロエさんのこと?
「聞き捨てならないな、、」
「私、面白いんですか?私といて楽しいですか?」
「え?ふふっもちろんよ」
「リィアはボケというよりただのさみしがり屋だけどね」
それもあるけどぼっちをこじらせてるんだと思う。
「話は変わるけど、みんなはいつぐらいに試験があるの?順番決まってるでしょ?」
「私は一番最後でした」
「私も最後のほうね」
「我は最初の方だな」
「なるほどね、サーティアとリィアの応援がちょっと大変くらいだね。ちなみにあたしは中間くらい」
うぅ、ちゃんとできるかなぁ、みんなが見てる中って考えるとすごく緊張してくる。すぅーはぁー、深呼吸して落ち着こう。
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