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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

試験前に決闘です。続き

次はクロエさんとの決闘だね。

「リィアよ、我をみくびるでないぞ?」

心読まれた!?もちろん油断しないよ?

「だ、大丈夫ですよ、クロエさん」

「まぁいいだろう、、では始めるぞ」

ふわっとした感じで決闘が始まる。

「アグレッシブボルト!!」

先制攻撃としては電撃魔法が使い勝手いい。早いし、威力もある。威力は抑えないよ、クロエさんなら防いでくれると思うし。

「我の元に現せ!デビルズスピア!!」

クロエさんの手に槍が握られる。何それかっこいい。
え?吸収された?っていうかちょっと力解放してない?角と翼伸びてる。(クロエさんの制服は少し改造されてて、翼が出るようになっている。たまに尻尾が上がってスカートがめくれそうになるんだよね。気づいた時は魔法で隠してる)

驚いたけど、まぁいいや、多分麻痺魔法も吸収されると思うし。遠距離攻撃は分が悪いね。
強化魔法をしてから、クロエさんに切りつける。

魔法で対応してくるかと思ったけどまさかの槍で対応してきた。

「我が魔法だけでないということを教えてやる」

地属性魔法じゃ無さそうだし、実体があるのはなんで?しかも、なにこれ、全然勝てない。クロエさん前衛もいけるんじゃ。
このままじゃリーチの差で私の方が動くから先に疲れちゃう。早く何とかしないと。

「どうした?身体が鈍っているぞ?」

これ、絶対魔力吸われてるでしょ、、こうなったら、、よくある吸収系の相手には吸収できないほどの力で倒すのが定石だよね。クロエさんの場合一気にじゃなくて徐々に吸ってるみたいだからなおさら有効だと思う。

「はぁぁぁあああ!!」

「な、なんだ?急にリィアが、、うわぁ!!」

私は自分から放電するイメージで魔力を解き放つ。

「リィア、やりすぎ!!魔法障壁間に合ってよかったよ」

「た、助かったわ、ルーナ」

あ、、まずいまずい、、クロエさんが倒れてるし、周りの人も、、あぁ!やっぱり、何人か倒れてる。とりあえず回復魔法しないと、、うぅ、集中力が、、

「リィア、待って、まずは落ち着いて?ほら、落ち着いた?」

ルーナちゃんが近寄って抱きしめてきた。え?ど、どういう、、は〜、落ち着く。

「あ、ありがとうございます。そうだ、マナポーション」


迷惑かけたことを謝って(割とすんなり許してくれた)回復魔法をかけていく。

「ん、うぐ、、わたしはどうして、、はっリィアとの決闘は」

「私の勝ちですよ、そのあと私は大変でしたけど」

「そうか、まだまだ出会ったな。正直、魔法主体で戦おうとしても剣で攻められたら間に合わないから我も接近戦を持ち込んだのだが、ダメだったみたいだな」

「制服が無事でよかったです」

「私、リィアとルーナが怖くなったわ」

怖くなぁい怖くないですよ〜寝る時にアピールしてこのことを忘れさせよう。


「次はリィアとルーナ、私とクロエね、どっちからする?」

ルーナちゃんとかぁ、一番気が進まない。

「あたしは大丈夫だけど、リィアはいける?」

「あ、はい、大丈夫です」

私とルーナちゃんからやるみたい。


「それじゃあ行くよ、リィア」

実はまだちょっとふらつくけど、、

「わかりました」

ルーナちゃんは割と攻撃的だから落ち着いて対処していこう。あと注意しないといけないのはサーティアさんとの戦いの時に使った反射魔法だね。

「エレクトロショック!」

ルーナちゃんの出した水に防がれる。遠距離攻撃はやっぱりダメみたい。

「ウォーターバレット!」

近づいてくると見越して攻撃魔法をしてくる。躱しつつ、剣で受ける。

でも、さすがにクロエさんみたいに武器召喚とかはないだろうし。近づけば、、!?

「そうでした、、水に取り込まれたら終わりでしたね」

「惜しいと思ったのに」

ルーナちゃんの強いところは一度出した水が再利用できることなんだよね。どんどん威力と展開がすごいことに、、

最優先はルーナちゃんに近づくことだ。時折遠距離攻撃しつつ機会を伺おう。長くは持たないけど、、

隙を見て、ルーナちゃんに突っ込む。タイミングは完璧で、反撃されずに剣が届くだろう。

するとルーナちゃんがニヤリと笑う。もしかして誘われた?

「捕まえた、、」

水って透明だから見づらいんだよね、しかも光属性で隠されたら、なおさら、、でもっ!!

私は咄嗟にルーナちゃんの手を掴む。

「しまっ!!」

ふふふ、ルーナちゃん、お仕置きだよ。

「ビリビリ〜」

私はさっきのクロエさんとの戦いの時みたいに放電する。今回はもちろん制御しながら、、

「うっ、、」

「私の勝ちですね」

最後に剣を向けて勝ち宣言する。

「ぐぬぬ、リィアに勝ったと思ったのに」

私があの時手を掴めてなかったらたぶん負けてたね。

「これで全員リィアに負けたってことになるのね、リーダーはこのまま私でいいのかしら」

「それは大丈夫です。私リーダーとか絶対務まらないと思うので」

「ルーナは我と引き分け、サーティアに勝利だったな。サーティアはリィアにもルーナにも勝ててないと」

「そうね、私がこの中じゃ実力不足なのはわかっているわよ。クロエには負けるつもりはないけど」

「サーティアと戦うのは久しぶりだな、前は引き分けたが、あれはまぐれだということを教えてやる。ついでに日頃のうっぷんも晴らせるな」

「ルーナといい、クロエといい、私に何か恨みでもあるの?わからないからちゃんと言って、わからないわよ」

「今更何を言うか、エロフめ」

「な、な、それなら私にだって言いたいことがあるわよ!残念魔族」

いきなり口喧嘩に?止めないと

「二人ともやめて、リィアが困ってるでしょ?」

「そうね、それに、これから戦うんだし、そこで決めるわよ」

「いいだろう。勝った方が負けた方の言うことを聞くというのはどうだ?」

「いいわよ?」

サーティアさんとクロエさんはふてきに笑う。


「あたしが掛け声するね、、はじめ!」

雰囲気が一番決闘っぽいね。

「パワーガスト!はぁああ!」

ものすごい速さでクロエさんを切りつける。剣にも魔力付与してるみたい。

「パワードレイン!なっ!?」

クロエさんの魔法が効かない?なんで?なんで?

「何も対策しないとでも思ったのかしら、、これで終わりよ!」

「ま、まだだ」

クロエさんは咄嗟に槍を召喚する。あれどうやってるんだろうなぁ、私も何も無いとこから剣出してみたい。空間系の魔法?

「くぅっ」

「アップウィンド!」

下から風が吹いて、クロエさんの身体が浮く。

「うわっ」

「今度こそ終わりよ!」

そして意外に早く決着がつく。


「我が、負けただと?何故だ、サーティアはあの時なにをしたのだ?」

あの時とはクロエさんの弱体化魔法の無効化のことだろう。

「簡単なことよ、私はずっと見てたのよ、クロエの魔法を、どうしたら対策できるかって。そしたらクロエは力というより魔力を奪ってる?封印してる?ってことがわかったのよ。あとは魔石を見に付ければ、、このとおり、対象は厳密じゃなかったみたいね。私の力も少し無くなったけど、魔石が代わりになってくれたわ」

「我の完敗だな」

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