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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

シャトルのダンジョン??階層

とりあえず目の前の魔物を対処しよう。私だけだったら大規模の魔法が使えるけど、みんながいるし、、なにかいい方法あるかなぁ。ルーナちゃんの魔法は?それなら全員ドロドロに溶かせるだろうし、範囲もそこまで広くならならない。いや、ダメ、残った酸のせいで私達の動く場所が小さくなっちゃう。クロエさんの魔法は、、複数の魔物を対象に出来るのかな?
私かルーナちゃんは光属性の魔法を使えるけど、、一体ずつじゃキリがないしそれなら剣の方が手っ取り早い。

「リィア!危ない、うっ」

考えごとをしてて、動きが鈍って危ないところをサーティアさんがかばって攻撃をうけてしまう。

「サーティアさん!このっ!」

私は攻撃してきた魔物を倒す。あぁもう私のバカ、今は目の前のことに集中しないとでしょ、とりあえずサーティアさんを回復しないと

「リカバー、サーティアさん大丈夫ですか?」

「気にしないで、で?何か考えてたんでしょ?思いついた?」

正直何も思いついて、、あ!みんなで力を合わせればいけるかも。今はそれぞれのパーティで戦ってるからある程度の範囲なら私達だけだ。
先生はアネラさん達の援護をしてる。聖なる剣の人達もしばらくは大丈夫だと思う。けどどんどん消耗してるのは確かだ。だから早く決着をつけないと。

「サーティアさん、協力してください、私達の頑張りで、ルーナちゃん達と魔物達の距離がまぁまぁあります」

戦いながらだと会話が、、念話とか出来たらいいのに。

「一旦距離をおくのね?」

「え、なんでわかって」

「内緒よ、内緒、ほら、一旦さがるんでしょ?」

なんでここで照れるの?まぁ伝わったからいいか、、幸い魔物一体一体の速さはない。

「連携魔法です。帰ったらもっと練習しましょ、今は本番ですけど。私が火属性魔法を使うのでサーティアさんは続いて風属性魔法を使ってください。いきますよ、スプラッシュフレア!」

「パワーガスト!」

よし、うまくいったね。汚物は熱消毒です。といっても前線を止めただけにすぎない。ダンジョンだから死体が燃え尽きる前に消えてすぐに火も無くなるよね。

「すごいね、火がサーティアの魔法によって強くなったみたい」

「次はルーナちゃんと連携しましょう、ルーナちゃん、できるだけ多くの魔物を水で取り込んでください」

「わかった、でもちょっと時間かかるかも」

「わかりました、じゃあクロエさんは、、ってクロエさん力解放しようとしてます?」

明らかに禍々しい魔力まとってるんだけど

「我の魔法は力を吸い取るのだが、魔力も吸い取ることができるのだ、サーティアやリィア、ルーナちゃんのようなやつの魔力を吸い取っても我の魔力にはならんが、こういった魔物の魔力は使えるのだ、まぁ魔法を使わない魔物は微々たる魔力だが、大量にやれば話は別だ、我はさっきから弱体化魔法しか使ってないし、リィアからもらったマナポーションも飲んだ、前のようなギリギリな力の解放にはならん」

なるほどなるほど、それじゃあ、、

「ほんとに大丈夫なのよね?倒れられちゃ困るんだけど、、まぁこの際仕方ないわね、判断はクロエに任せるわ」

「とりあえず私達以外のところを助けに行ってください」

「わかった、師匠、わたし、本気だすよ!」

あ、そういえば変身するってことは!!服が、あ、もう遅かったか。

「リィア、準備とっくにできてるけど!」

ルーナちゃんのことすっかり忘れてた、、

「あぁすみません、炎が意外に残ってたのがよかったです。えと、じゃあお願いします」

魔物が水に取り込まれる。

「アグレッシブボルト!」

よし、成功だね。これで私達の部分は大丈夫そうだね。

「クロエさんは、暴れてますね〜」

なんか手から黒い炎みたいなの出てるし。

「リィア、あたし達は他のところを手伝おうよ」


クロエさん(本気)のおかげで沢山の魔物を倒すことができた。ふぅ、長かった〜、一応みんな無事だけど、満身創痍だね。ちなみにクロエさんの本気モードは解けていつもの状態に戻ってる。気絶はしてないみたい。

「クロエの力については何も聞かない方がいいな、とりあえず冒険者を探すぞ、帰る道がわかるはずだ」

「とりあえずクロエさん、こっち来てください、格好が危ういので」

「なんともないと思うが、、」

あ、動くと、、服が落ちて

「フラッシュ!」

危ない、危ない、あ、でもバックに予備の服入ってたっけ?服、服、あったあった、メイド服。

「クロエさん、これ着てください」

「……これしかなかったのか?」

「はい、まぁその格好よりはマシだと思いますよ」

「はぁ、すっかり忘れていたが、、今度からは着替えも持ち歩こう」

クロエさんはしぶしぶメイド服に着替える。

「ふふっ異様な光景ね」

「ウチはなんでリィアちゃんがメイド服を持ってるのかの方が気になるで」


落ちた場所を離れて、慎重に探索する。

「明かりはあるから少なくとも10階層以内だな冒険者のいる可能性も高い」

みんな消耗してるから極力魔物との遭遇は避ける。さっきみたいに大量に現れなければ対処はまだ楽だ。

しばらく探索すると、魔物じゃないものを探知する。

「おそらく近くに冒険者がいますね、でも多分魔物と戦闘中です」

「これでひとまずは安心ね、援護しに行くわよ」

心優しい冒険者だといいなぁビクトレアにいた態度と図体が大きいみたいなのは嫌。

「ただえさえ恥ずかしいのに、何も知らない人に見られるの?絶対無理」

クロエさんは恥ずかしさでここのところずっと素が出ている。ここがダンジョンじゃなかったらかわいくて抱きしめてるのに。

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