コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
シャトルに行くまでに山があるなんて聞いてないんですけど!?
王都を出発してから大体一日と半分が経つ。草原が終わり、木が多くなってきたと思ったら目の前には大きな山がそびえ立っていた。まぁ、ちょっと前から見えてたけどさ、ちょっとずつ山に近づいてるなぁ〜とは思ったよ?まさかその山を登るとは思わなかったけど
「なかなか気が遠くなりますね」
「回復魔法があるから平気でしょ?魔物で何度か危ない目にあったんだからそれに比べればすごいマシと思えば少しは楽に感じるんじゃない?」
うっ、やなこと思い出した。ゴブリン怖い。
「ルーナちゃんのせいで嫌なこと思い出したので責任とってください」
もう我慢できない、なんか心細くなってきちゃった。
「ええ!?ま、まぁいいけど、で?何をっ……もう!いきなり抱きつかないの」
「あの時ルーナちゃんが助けてくれなかったら私、、」
トラウマって結構心に残ってるもんだね。
今ルーナちゃんと離れたくない。
「ルーナ、リィアは急にどうしたの?」
「明らかにいつものとは違うな」
「うっ、あたしが嫌なこと思い出させたみたいで、、ごめんね?リィア、ほら、あたし達はいつも一緒でしょ?こんな山だろうが、強い魔物がいようが大丈夫だよ」
だいぶ心が落ち着く。ちょっととりみだしてしまった。そうだよね、私は一人じゃない。
「ありがとうございます。落ち着きました。そうですね、こんな山なんて余裕ですよね」
なんかじっと見られてるなぁと思って視線を向けたらサーティアさんがちょっとそわそわしている。
「どうしたんですか?サーティアさん」
「え?いや、なんでもないわよ」
私は鈍感ではないのでわかる。だってどこぞの主人公みたいに自分は好かれてないとか思ってたりしてないからね。自分が好きだから相手にも私のことを好きなのかいちいち聞くのが大切。サーティアさんももちろん私のことが好きなはずだ。
「冗談です。サーティアさん、ぎゅっとしてください」
「し、仕方ないわね、、もう、リィアはわがままなんだからあ」
なんで急にツンデレキャラみたいになったのかわからないけど、まぁいいや、ってあれ?私持ち上げられて。
「なんか違くないですか?運ばれてるんですけど」
「さすがに恥ずかしいわよ、秘密って言ったでしょ?もう」
みんなにはもうバレてると思うんだけどなぁ。
さすがに申し訳ないから降りて自分で歩く。
「今日は山の中での野宿になりそうだな」
「雨じゃないのが幸いだわ。滑るし」
なんかベタつくっていうか、木に水が溜まって水が一気に落ちてきそうだよね。
山は森みたいに木が沢山あるからなのかちょくちょく魔物の反応がある。大半はそのままどっかいっちゃうけど時々現れる。すぐに倒されるけど。あと、ちゃんとした道を歩いてるから思ったより大変じゃない。
もう少しで山を抜けるところで今日は野宿することになる。
「なぁなぁ、リィアちゃん、この山のてっぺんにはドラゴンが住んでるっちゅう噂なんやけどほんとだと思う?」
そんな噂があったんだ。ドラゴンね、そういえばクロエさんって悪魔っていうよりドラゴンの擬人化みたいな感じなんだよね。
「どんなドラゴンなんですか?空を飛ぶ系?」
「飛ばへんな、地を這う系や」
「ふっ、地龍か、地龍はドラゴンの中でも弱い方だな」
「ドラゴンっていっぱい種類があるんですか?」
学校でも簡単にドラゴンの授業したけど、、ちょっと気になる。
「我が説明しよう。が、長くなるから先に野営の準備だな」
「ウチもちょっと気になる。やな予感がするんや、もしかしてドラゴンに会うかもしれないって」
確かに、草原でフォレストタイガー、前回の遠征でギロチンクワガタにデミプランターに遭遇してるからね。まぁ私達もいたんだけど。
野営の準備をぱぱっと終わらせてクロエさんの話を聞く。
「ドラゴンかぁ、これまでも何回か強敵と遭遇したけど想像もつかない強さなんだろうね」
「私の国にはフェアリードラゴンっていうのがいたわよ。とっても小さいのに大人のドラゴンで、、、」
「その辺も我が説明する。サーティアは少し黙ってて。こほん、まずはドラゴンの定義からであるな。一般に、ワイバーンやシーサーペントは亜竜、厳密にはドラゴンではないな。今回話にあがった地龍は空を飛ばず、地を走って移動する。魔力でとてつもない力を持っていて逃げるのもほぼ不可能な程の速さもある」
え、地龍って速いんだ。てっきり遅いのかと思ってたんだけど。
「その代わりブレス攻撃は出来ないな、まぁつぶてを飛ばしてくるくらいか。あとは地形を変えてくる。名前の通り地属性の魔法が使えるみたいだな、こういった場所ではまず勝ち目はない。他と比べるとマシなだけで地龍もすさまじく強いことには変わりはないな」
「対策とかはないんか?逃げることもできひんのやろ?」
確かに、そんなの出会ったら終わりじゃん。
「地龍は起きあがるのが遅い、泳げない、目がそこまでよくないなどがあるな」
それなら何とかなるのかな?わかんないけど。
「すごい詳しいわね」
「ドラゴンはかっこいいからな!それに、我の師匠もドラゴンに詳しいのだ、その影響もある。続いて他のドラゴン種類では火、水、風、光、闇のそれぞれの属性のドラゴンがいるな。水龍以外は空を飛ぶことができる。またそれぞれの属性魔法を使ってくるな。一番厄介なのは水龍だな。なんせいるのが水の中だからな」
「水龍はよっぽどのことがないと出会うことがなさそうだね」
ルーナちゃんそれフラグ。
「それ以外はフェアリードラゴン、ブリザードドラゴン、アンデッドドラゴン、ポイズンドラゴン、メタルドラゴンなどなど、地域の特徴によってドラゴンがいるな特徴も偏りがあるがどれも強力な力を持っているな」
「一番強いドラゴンはなんなんですか?」
「一番強いのは邪龍と言われているな、といっても邪龍はもういないが、、今存在して強いのはエンシェントドラゴンだな。とてつもない魔力、知恵もあり、他のドラゴンでは太刀打ち出来ないな」
邪龍って結構不穏な単語が聞こえたけどもういないんだね。倒されたか、封印されたのかな?
その後もドラゴンの話で盛り上がる。ファンタジーだけだった存在がいるってなんかワクワクするね。
次の日結局地龍と出会うことはなく、山を抜けることが出来た。もうすぐでダンジョンのあるシャトルの街に着くね。
「なかなか気が遠くなりますね」
「回復魔法があるから平気でしょ?魔物で何度か危ない目にあったんだからそれに比べればすごいマシと思えば少しは楽に感じるんじゃない?」
うっ、やなこと思い出した。ゴブリン怖い。
「ルーナちゃんのせいで嫌なこと思い出したので責任とってください」
もう我慢できない、なんか心細くなってきちゃった。
「ええ!?ま、まぁいいけど、で?何をっ……もう!いきなり抱きつかないの」
「あの時ルーナちゃんが助けてくれなかったら私、、」
トラウマって結構心に残ってるもんだね。
今ルーナちゃんと離れたくない。
「ルーナ、リィアは急にどうしたの?」
「明らかにいつものとは違うな」
「うっ、あたしが嫌なこと思い出させたみたいで、、ごめんね?リィア、ほら、あたし達はいつも一緒でしょ?こんな山だろうが、強い魔物がいようが大丈夫だよ」
だいぶ心が落ち着く。ちょっととりみだしてしまった。そうだよね、私は一人じゃない。
「ありがとうございます。落ち着きました。そうですね、こんな山なんて余裕ですよね」
なんかじっと見られてるなぁと思って視線を向けたらサーティアさんがちょっとそわそわしている。
「どうしたんですか?サーティアさん」
「え?いや、なんでもないわよ」
私は鈍感ではないのでわかる。だってどこぞの主人公みたいに自分は好かれてないとか思ってたりしてないからね。自分が好きだから相手にも私のことを好きなのかいちいち聞くのが大切。サーティアさんももちろん私のことが好きなはずだ。
「冗談です。サーティアさん、ぎゅっとしてください」
「し、仕方ないわね、、もう、リィアはわがままなんだからあ」
なんで急にツンデレキャラみたいになったのかわからないけど、まぁいいや、ってあれ?私持ち上げられて。
「なんか違くないですか?運ばれてるんですけど」
「さすがに恥ずかしいわよ、秘密って言ったでしょ?もう」
みんなにはもうバレてると思うんだけどなぁ。
さすがに申し訳ないから降りて自分で歩く。
「今日は山の中での野宿になりそうだな」
「雨じゃないのが幸いだわ。滑るし」
なんかベタつくっていうか、木に水が溜まって水が一気に落ちてきそうだよね。
山は森みたいに木が沢山あるからなのかちょくちょく魔物の反応がある。大半はそのままどっかいっちゃうけど時々現れる。すぐに倒されるけど。あと、ちゃんとした道を歩いてるから思ったより大変じゃない。
もう少しで山を抜けるところで今日は野宿することになる。
「なぁなぁ、リィアちゃん、この山のてっぺんにはドラゴンが住んでるっちゅう噂なんやけどほんとだと思う?」
そんな噂があったんだ。ドラゴンね、そういえばクロエさんって悪魔っていうよりドラゴンの擬人化みたいな感じなんだよね。
「どんなドラゴンなんですか?空を飛ぶ系?」
「飛ばへんな、地を這う系や」
「ふっ、地龍か、地龍はドラゴンの中でも弱い方だな」
「ドラゴンっていっぱい種類があるんですか?」
学校でも簡単にドラゴンの授業したけど、、ちょっと気になる。
「我が説明しよう。が、長くなるから先に野営の準備だな」
「ウチもちょっと気になる。やな予感がするんや、もしかしてドラゴンに会うかもしれないって」
確かに、草原でフォレストタイガー、前回の遠征でギロチンクワガタにデミプランターに遭遇してるからね。まぁ私達もいたんだけど。
野営の準備をぱぱっと終わらせてクロエさんの話を聞く。
「ドラゴンかぁ、これまでも何回か強敵と遭遇したけど想像もつかない強さなんだろうね」
「私の国にはフェアリードラゴンっていうのがいたわよ。とっても小さいのに大人のドラゴンで、、、」
「その辺も我が説明する。サーティアは少し黙ってて。こほん、まずはドラゴンの定義からであるな。一般に、ワイバーンやシーサーペントは亜竜、厳密にはドラゴンではないな。今回話にあがった地龍は空を飛ばず、地を走って移動する。魔力でとてつもない力を持っていて逃げるのもほぼ不可能な程の速さもある」
え、地龍って速いんだ。てっきり遅いのかと思ってたんだけど。
「その代わりブレス攻撃は出来ないな、まぁつぶてを飛ばしてくるくらいか。あとは地形を変えてくる。名前の通り地属性の魔法が使えるみたいだな、こういった場所ではまず勝ち目はない。他と比べるとマシなだけで地龍もすさまじく強いことには変わりはないな」
「対策とかはないんか?逃げることもできひんのやろ?」
確かに、そんなの出会ったら終わりじゃん。
「地龍は起きあがるのが遅い、泳げない、目がそこまでよくないなどがあるな」
それなら何とかなるのかな?わかんないけど。
「すごい詳しいわね」
「ドラゴンはかっこいいからな!それに、我の師匠もドラゴンに詳しいのだ、その影響もある。続いて他のドラゴン種類では火、水、風、光、闇のそれぞれの属性のドラゴンがいるな。水龍以外は空を飛ぶことができる。またそれぞれの属性魔法を使ってくるな。一番厄介なのは水龍だな。なんせいるのが水の中だからな」
「水龍はよっぽどのことがないと出会うことがなさそうだね」
ルーナちゃんそれフラグ。
「それ以外はフェアリードラゴン、ブリザードドラゴン、アンデッドドラゴン、ポイズンドラゴン、メタルドラゴンなどなど、地域の特徴によってドラゴンがいるな特徴も偏りがあるがどれも強力な力を持っているな」
「一番強いドラゴンはなんなんですか?」
「一番強いのは邪龍と言われているな、といっても邪龍はもういないが、、今存在して強いのはエンシェントドラゴンだな。とてつもない魔力、知恵もあり、他のドラゴンでは太刀打ち出来ないな」
邪龍って結構不穏な単語が聞こえたけどもういないんだね。倒されたか、封印されたのかな?
その後もドラゴンの話で盛り上がる。ファンタジーだけだった存在がいるってなんかワクワクするね。
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