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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

ルーナちゃんとデート、そしてお泊まり会の約束

この前したの約束の通り、今日はルーナちゃんとデートする。

「ルーナちゃ〜ん、えへへ、今日は私をルーナちゃんが独り占め出来ますよ〜」

最近ずっとルーナちゃんにかまってなかったからね、今日は二人でいっぱい遊ぼう。

「わ、わざわざそんふうに言わなくても」

「なんですか〜?照れてるんですか〜?」

相変わらずかわいいなぁ!

「浄化」

「ひゃあ!?ルーナちゃん?あ〜、ごめんなさい」

「もう、リィアは、ほら、行くよ」

ムスッとしながらも手を出してくれるルーナちゃんはやっぱりかわいい。

「えへへ、今日は手つなぎデートですか?」

「だから、そこはわざわざ聞かないの!」

仲良しこよしで王都を歩く。今回行くのはルーナちゃんの喜びそうな食べ物関連のお店や、調味料など、いろいろまわる。

この世界は全体的には昔の西洋?って感じだけど、結構私でも知ってるような食べ物が多くある。元がゲームだから?それとも昔に私の他に転生した人がいて広めたとか?いろいろ考えられるけど、まぁいいや、とにかく食料が豊富なのはいいことだね。

「どれも美味しそうだったね、いっぱい買っちゃった〜」

「ですね、またお料理したいですね」

「あんまり料理する機会ないよね」

またやりたいなぁ、

あ、前にみんなで大きな魔道具屋さんに行ったときにあった、まるで家電のような魔道具が気になる。

「ルーナちゃんルーナちゃん、魔道具屋さんによっていいですか?」

「いいよ、じゃあ魔道具屋さん見終わったらお昼にしよ」

「わかりました」

魔道具屋さんは相変わらず家電量販店みたいだね。

「リィアは何が気になってるの?」

「この、食料を温められる魔道具(電子レンジみたいなの)と、外でもフライパンとかで料理が出来る魔道具(コンロみたいなの)が気になりますね」

「確かに、便利そうだね、あ、これは?なになに?食料の保存に便利?へぇ〜、冷やすんだ」

冷蔵庫もいいね、

「でもこれらって異様に値段高くない?」

「作るときにたくさんのこさお金がかかってるんでしょうね」

「買うの?」

ん〜、買っちゃうのもありだけど

「また今度にしときます、今は学校の寮に住んでますし」


ひとしきり見回ったら、おなかが空いてきたので、お昼ご飯にする。

「ねぇねぇ、どこで食べる?どこで食べる?」

目をキラキラさせながら聞いてくる。

「今日はどういったものを食べたいですか?」

「うーん、甘いもの?」

甘いものかぁ、だったら〜、あそこの喫茶店なんかいいんじゃないんかな?看板を見てみるとドーナツ?みたいな感じの絵があるし、他にもスイーツがありそう。

「あそこはどうでしょうか」

「なんかオシャレな感じだね、行ってみよう!」

中もシャレてる感じだね。メニューを見てみるとドーナツ、パンケーキ、カステラ、飲み物もコーヒー、ミルクなどがある。

いいお店だね。

「な、なにこえ〜、ふわふわ、あま〜い」

「こっちも美味しいですよ、一口食べますか?」

「うん!ちょうだい」

ちゃーんす、

「はい、あーん」

「はむっん〜、リィアのも美味しいね。じ、じゃああたしからも、あ〜ん」

え?ほんとに?いいの?あ、あ〜ん

「ん〜、美味しいです!えへへ、照れちゃいますね」

今日は一日中ルーナちゃんとイチャイチャした。


その日の夜、二通のお手紙が届いた。みんなで集まったところで読む。

「えっと、なになに?あ、これ、ユーリちゃんからですね。お泊まり会の日程が決まったみたいです。次のお休みの日ですね、というか週末の学校が終わってからそのままお城にって感じですね。寮母さんに伝えておかないと」

「夜ご飯とかも向こうで食べるの?」

「そうなります」

「やった〜!」

「例のメイド服は着なくていいのよね?」

「あ、一応持ってきてって書いてます」

普通に見たいだけとかそういう理由かな?

クロエさんは興味なさげに話を聞いている。

「週末はお泊まり会ということで、ミルフィさんも来るらしいです」

カレンさんは来るのかな?

「もう一通は〜、あ!ミミさんとメアリーちゃんからだ。二人とも元気そうですね。お返事書かないと」

「あたしにも見して、ふーん、メアリーの料理の腕がまたよくなったんだ、ふふっ食べるのが楽しみ」

ミミさんは相変わらずメアリーちゃんが大好きでメアリーちゃんのことばかり書いてた。対してメアリーちゃんはミミさんのことと料理について書いてあった。

二人とも頑張ってるんだね。

あぁ、お泊まり会今からでも楽しみだなぁせっかくだし新しいパジャマでも買おうかな?あと、お料理も出来るんじゃない?一応用意して出来そうならやろう。

「ねぇ、リィア」

「なんですか?」

「はい、これ」

ルーナちゃんから、ビー玉くらいの石をもらう。

「なんですか?これ」

ただの石じゃなさそうだけど

「これは魔石、今渡したのはあたしの魔力が入ってる」

これが魔石なのか、もっとゴツゴツしてるかと思ってたけど。魔石って言うのは、魔物の体内にあるもので魔力を貯めることができる不思議な石だ。魔道具とかにも使われてて、まぁいわゆる電池みたいな役割をもつ。普段は魔物を狩っても魔石をわざわざ取らないしそのまま魔物をギルドで受け取ってもらうから見たことがなかった。魔道具とかでも普通魔石の部分は隠されてるし。
この魔石はルーナちゃんの魔力が入ってるから、つまり、形見的な感じ?確かに持ってるとルーナちゃんを近くに感じる。

「あ、あと、この石にリィアの魔力を込めてくれない?」

私の魔力?あぁ、ルーナちゃんはルーナちゃんで持ってるんだね。

「わかりました、はぁ!」

魔石が少し光る。

「すごい、あったかい、ありがとうリィア」

「なんかルーナちゃんのほうが愛重くなってないですか?すごい嬉しいですけど」

「え?そ、そんなはずは、うっ、確かに」

「えへへ、私達はもう離れられないですね、、ルーナちゃん大好きですよ」

ルーナちゃんは顔を真っ赤にして、自分の部屋に戻ってしまった。素直になったと思ったんだけどなぁ。あ、ルーナちゃんの魔石もほんのりあったかい。

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