コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
孤児院の調査とお祭りのおみあげ
朝目が覚めると、ミルフィが真ん中だったのになぜかあたしがユーリ様とミルフィに両側から抱きつかれていた。
「う、動けない」
こうなったら、、ってだめだめ、ユーリ様がいるから気軽にできないね。
どうしよ、とりあえず声をかける。
「ミルフィ、ユーリ様、起きて」
「むにゃむにゃ、もうちょっとだけですわ〜」
「もうちょっとで終わるです〜」
なんか寝てるように感じないのはあたしだけ?
抱きしめる力強くなってるし、、あ、ちょっとトイレに行きたくなってきた。仕方ない。ユーリ様には後で謝ろう。
「浄化!!」
「ふわぁ?な、なんです?」
「ふふふ、ルーナ様、わたくし実は起きていましたわ」
ユーリ様はほんとに寝てたんだ、、
「痛いですわ、無言で叩かないでくださいまし。わ、悪かったですわ」
トイレをすまして、着替えて朝食を食べに行く。
「それで?今日はどうするの?」
「お祭り最終日なので、教会に行きたいです。そこで限定のものが買えるです。あとは昨日できなかった孤児院の調査です。出来れば孤児院の土地を奪おうとしてる犯人の貴族もつきとめるです」
「わかった、我々は護衛となろう、ついこないだデミプランターを倒した実力はある」
「す、すごいです!デミプランターはやはり植物ではないのです?文献によると、触手のようなところは実は胃と口が合わさったような機能をしてるです。血の色が赤色ではないことから、植物の一種ではないかとも言われてるです。種の繁栄についてはまだよくわかってないです」
おお、すごい、なんでこんなに詳しいのかは知らないけど、、ユーリ様って何者?
「す、すごい詳しいわね」
「魔物の研究図鑑で読んだです。著者はSランク冒険者らしいので信用できるです」
勉強熱心なのかな?そういうとこもリィアと似てるね。リィアも出会った頃は魔法を色々試してたし、普段の授業にも熱心だ。
まずは教会が孤児院よりも近いので、教会に行く。
「着きましたわ。教会は何をしていますの?」
「建国記念バッチとメダル、それと、、どうしても欲しいペンダントがあるです。これは王女としての権限でも手に入らないんです」
「誰かに任せるとかそういうとこはしないのか?」
「こういうのは自分で行くことに意味があるです!」
「そのせいでこんな騒ぎになったんでしょ?」
「うっ、今度からは付き添いをつけるです」
ユーリ様が反省したところで教会に入る。ビクトレアとは規模が違うね、それにいろいろと豪華。中は賑わっている。
「さぁ、並ぶです」
「え?私達も並ぶの?」
「あ、いえ、サーティアさんはあっちの記念メダルを、クロエさんはあっちの記念バッチをお願いするです。ルーナさんはユ、私と一緒にこっちのペンダントを買います」
途中でリィアの真似を思い出したのか口調が変わる。あたしもすっかり忘れてた。
「はい、これお金です」
「ルーナ、しっかり見ておくのだぞ?」
「はぁ、まぁいいわ、その方が早く終わるから」
サーティアとクロエは別れて別の列に並ぶ。
あたし達が並ぶ列を見てみると、、
「え、これに並ぶの?」
結構並んでるけど大丈夫なの?これ。
「ほとんどが聖職者か貴族の召使いです。見た目ほど長くは長くないです」
ユーリ様の言う通り、思ったよりも待たずにペンダントを買うことができた。値段を見てびっくりしたけど。
「このペンダントって何が珍しいの?」
「これは教皇国で作られていて、聖女様直々に加護を施したペンダントなんです。ストリーフ王国の建国記念で教会で売り出されるということだったんです。昨日は抜け出すのに時間がかかったのと城下町で少し迷ってしまって買えませんでしたが、買えてよかったです」
へぇ〜、あたしにはよくわかんないや。
「はい、買えたわよ」
「こっちも買えたぞ」
「わぁ、ありがとうです!みなさんには絶対お礼するです」
「次は孤児院ね、道は覚えてるわ」
「ユーリ様はこっち、あたし達の真ん中にいて?危ないから」
「わ、わかったです」
昨日みたいなチンピラと遭遇することなく着く。
 「ごめんください」
中に入ると子供達が集まってくる。と言ってもあたしと同じくらいの子もいるけど。あたしのいたとこよりも人数が多い。
「なんのようだ?」
一応チンピラ追い払ったのあたし達なんだけど、知らないか。
「あ、あの、責任者を呼んできて欲しいです。この孤児院の生活が苦しい理由を聞きたいです」
「とりあえず先生を呼んでくればいいんだな?」
「はい!」
すんなりきいてくれるんだ。年長?っぽい人が呼びに行ってる間、小さい子達の質問攻めにあう。
あったなぁ、あたしもこんな時期が。
「うぅ、我はこういうのは苦手だ」
「私もちょっと苦手ね、、」
サーティアとクロエは苦手みたいだね。
ユーリは、
「た、助けてください、ルーナさん」
だめだったね。もう、みんなあたしがいないとダメなんだから。そういえばリィアも苦手だったっけ?
あたしが集まってきた子供達をまとめる。こういうのは慣れてる。
あたしが子供達の相手をしてると、孤児院の院長かな?大人が出て来る。
「あなたがここの院長です?」
「はい、ここの院長ですが、どうして急に?あなた方はどちら様なのでしょうか」
そりゃあそうだよね、急に知らない冒険者みたいなのが来るのは不思議すぎるよね。
「あの、どう説明したらいいです?考えてなかったです」
「ここは私に任せて、私達はとあるものから調査依頼を受けたのよ、最近何か変わったことはない?特にお金関連で」
「あ、えっと、ここではなんですから奥にどうぞ」
院長は 事情を話してくれた。
まとめると、この孤児院では、畑で野菜を栽培したり、ちょっとしたアクセサリーを作ったりしてそれを売ってお金にしてる他、国からの支援金ももらっている。
でも、ある時から支援金がほとんどもらえなくなってしまって、あまり稼ぎになっていない野菜とアクセサリーでなんとかしている。最近はなぜか土地の権利書を持ってきて金を払えと言って来るようになったらしい。
「ふむふむ、わかったです。これは完全に黒です。あとは犯人ですね、確かこの孤児院の支援金の管理を任されているのは、、」
「何かわかったのか?」
「はい、証拠は昨日取ったものがあるです。よかった、なんとかなりそうです」
え?今ので何がわかったの?
「何かはわかりませんがありがとうございます」
みんなが頭にはてなを浮かべる中、ユーリ様だけは納得顔。
あたし達は孤児院をあとにする。
「まぁ、とにかく終わったのね、じゃあ帰るわよ」
「あ、待って、途中でお昼にしない?」
「ルーナは相変わらずだな」
腹ごしらえをしてお城まで歩く。お祭りだからいつもより大変。
夕方になる頃にお城まで着く。あ、ここからどうやって中に入るの?
「ユーリに任せるです。念の為みなさんはさがってるです」
そう言って、ユーリ様は一人で門番まで行ってしまう。大丈夫なの?お城の中にはユーリ様の代わりをしてるリィアがいるのに。
あ、戻ってきた。
「みなさんも来るように言われたです。どうやらユーリがリィアさんと入れ替わってるのを知ってるみたいです」
よかった。あたし達もってことはリィアに会えるってこと?リィア、待ってて、今行くから。
「う、動けない」
こうなったら、、ってだめだめ、ユーリ様がいるから気軽にできないね。
どうしよ、とりあえず声をかける。
「ミルフィ、ユーリ様、起きて」
「むにゃむにゃ、もうちょっとだけですわ〜」
「もうちょっとで終わるです〜」
なんか寝てるように感じないのはあたしだけ?
抱きしめる力強くなってるし、、あ、ちょっとトイレに行きたくなってきた。仕方ない。ユーリ様には後で謝ろう。
「浄化!!」
「ふわぁ?な、なんです?」
「ふふふ、ルーナ様、わたくし実は起きていましたわ」
ユーリ様はほんとに寝てたんだ、、
「痛いですわ、無言で叩かないでくださいまし。わ、悪かったですわ」
トイレをすまして、着替えて朝食を食べに行く。
「それで?今日はどうするの?」
「お祭り最終日なので、教会に行きたいです。そこで限定のものが買えるです。あとは昨日できなかった孤児院の調査です。出来れば孤児院の土地を奪おうとしてる犯人の貴族もつきとめるです」
「わかった、我々は護衛となろう、ついこないだデミプランターを倒した実力はある」
「す、すごいです!デミプランターはやはり植物ではないのです?文献によると、触手のようなところは実は胃と口が合わさったような機能をしてるです。血の色が赤色ではないことから、植物の一種ではないかとも言われてるです。種の繁栄についてはまだよくわかってないです」
おお、すごい、なんでこんなに詳しいのかは知らないけど、、ユーリ様って何者?
「す、すごい詳しいわね」
「魔物の研究図鑑で読んだです。著者はSランク冒険者らしいので信用できるです」
勉強熱心なのかな?そういうとこもリィアと似てるね。リィアも出会った頃は魔法を色々試してたし、普段の授業にも熱心だ。
まずは教会が孤児院よりも近いので、教会に行く。
「着きましたわ。教会は何をしていますの?」
「建国記念バッチとメダル、それと、、どうしても欲しいペンダントがあるです。これは王女としての権限でも手に入らないんです」
「誰かに任せるとかそういうとこはしないのか?」
「こういうのは自分で行くことに意味があるです!」
「そのせいでこんな騒ぎになったんでしょ?」
「うっ、今度からは付き添いをつけるです」
ユーリ様が反省したところで教会に入る。ビクトレアとは規模が違うね、それにいろいろと豪華。中は賑わっている。
「さぁ、並ぶです」
「え?私達も並ぶの?」
「あ、いえ、サーティアさんはあっちの記念メダルを、クロエさんはあっちの記念バッチをお願いするです。ルーナさんはユ、私と一緒にこっちのペンダントを買います」
途中でリィアの真似を思い出したのか口調が変わる。あたしもすっかり忘れてた。
「はい、これお金です」
「ルーナ、しっかり見ておくのだぞ?」
「はぁ、まぁいいわ、その方が早く終わるから」
サーティアとクロエは別れて別の列に並ぶ。
あたし達が並ぶ列を見てみると、、
「え、これに並ぶの?」
結構並んでるけど大丈夫なの?これ。
「ほとんどが聖職者か貴族の召使いです。見た目ほど長くは長くないです」
ユーリ様の言う通り、思ったよりも待たずにペンダントを買うことができた。値段を見てびっくりしたけど。
「このペンダントって何が珍しいの?」
「これは教皇国で作られていて、聖女様直々に加護を施したペンダントなんです。ストリーフ王国の建国記念で教会で売り出されるということだったんです。昨日は抜け出すのに時間がかかったのと城下町で少し迷ってしまって買えませんでしたが、買えてよかったです」
へぇ〜、あたしにはよくわかんないや。
「はい、買えたわよ」
「こっちも買えたぞ」
「わぁ、ありがとうです!みなさんには絶対お礼するです」
「次は孤児院ね、道は覚えてるわ」
「ユーリ様はこっち、あたし達の真ん中にいて?危ないから」
「わ、わかったです」
昨日みたいなチンピラと遭遇することなく着く。
 「ごめんください」
中に入ると子供達が集まってくる。と言ってもあたしと同じくらいの子もいるけど。あたしのいたとこよりも人数が多い。
「なんのようだ?」
一応チンピラ追い払ったのあたし達なんだけど、知らないか。
「あ、あの、責任者を呼んできて欲しいです。この孤児院の生活が苦しい理由を聞きたいです」
「とりあえず先生を呼んでくればいいんだな?」
「はい!」
すんなりきいてくれるんだ。年長?っぽい人が呼びに行ってる間、小さい子達の質問攻めにあう。
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「うぅ、我はこういうのは苦手だ」
「私もちょっと苦手ね、、」
サーティアとクロエは苦手みたいだね。
ユーリは、
「た、助けてください、ルーナさん」
だめだったね。もう、みんなあたしがいないとダメなんだから。そういえばリィアも苦手だったっけ?
あたしが集まってきた子供達をまとめる。こういうのは慣れてる。
あたしが子供達の相手をしてると、孤児院の院長かな?大人が出て来る。
「あなたがここの院長です?」
「はい、ここの院長ですが、どうして急に?あなた方はどちら様なのでしょうか」
そりゃあそうだよね、急に知らない冒険者みたいなのが来るのは不思議すぎるよね。
「あの、どう説明したらいいです?考えてなかったです」
「ここは私に任せて、私達はとあるものから調査依頼を受けたのよ、最近何か変わったことはない?特にお金関連で」
「あ、えっと、ここではなんですから奥にどうぞ」
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「はい、証拠は昨日取ったものがあるです。よかった、なんとかなりそうです」
え?今ので何がわかったの?
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