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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

王都でお祭りがあるそうです。

遠征が終わって、いつもの授業に戻る。そんなある日に、一通の手紙が届く。

差出人を確認して、夜に食堂でみんなが集まったところで、読む。

「ルーナちゃんルーナちゃん、ミルフィさんからお手紙です。またお茶会かなんかでしょうか」

「とりあえず読んでみよう」

えーっと、なになに?

ごきげんよう勝利の星達ビクトリースターズのみなさま、いかがお過ごしでしょうか。今度、王都でお祭りがあるのはご存知でしょうか。

確か建国記念日だっけ?授業でやった気がする。

ぜひみなさまと一緒にまわりたいですわ。
カレンも一緒ですわよ。
学校では…………

最初のお誘い以外はミルフィさんが通ってる学校であったことが書かれている。


「ミルフィ達元気そうだね。どうする?お祭り一緒に行く?」

断る理由もないし、楽しそう。

「私は一緒に行きます。サーティアさんとクロエさんは同士ますか?」

「私も行くわよ、特に予定ないし」

「我もだ、一人でいてもどうしようもないからな」

いや、一人なら一人での楽しも方もあると思うよ。

「じゃあ決まりね、返事を書きましょ」

「前は私が書いたので今回はルーナちゃんがお願いします」

「わかった」

私はルーナちゃんみたいにおみやげというか、何かプレゼントしようかな?


ストリーフ王都の王家には今、私と同じくらいの王子様と10歳くらいのお姫様がいる。実際には見たことないけど、このお祭りで見れるのかな?貴族のミルフィさんがあんなにかわいかったんだからお姫様はもっとかわいいよね。見てみたいなぁ、、

お祭りは来週の半ばくらいにある。建国記念日は学校とかはもちろん、お祭りでやる出店や宿屋以外は基本的に休みになる。

それまでにプレゼントを買っておこう。あとはお祭りで着ていく服を考えて、、

「私今日はもう寝ますね、お風呂もいいです」

「リィア、どこか調子悪いの?」

「そういう訳ではないですよ。普通に今日はもう眠いので」

いろいろ考えたいからそういう時は一人でベッドに行った方がいいし、お風呂に入ると忘れちゃうかもだし、、

ということで私はみんなより先に部屋に戻る。

服は、どうしようか、前にみんなで一緒に買った服もいいけど、、暑いし新しいの買おうかな?もっとこう、爽やかな感じがいいよね。髪も最近はポニテやツインテ三つ編みが多い。暑くなったり、じめじめしてきたりすると、髪切る人多いよね。髪のせいで熱がこもったりするし、、相変わらず手入れが大変だし。まぁ、浄化魔法と地属性魔法でだいぶ楽ではあるんだけど、石鹸とかは前世の方がいいからね、どっこいどっこいって感じ。

買い物行く時はみんなも誘ってみよう。ルーナちゃんとクロエさんは来なさそうだけどサーティアさんは来るかもね。いつも制服以外は涼しい格好だし、参考になる。


考えごとをしてたら、サーティアさんも部屋に戻ってくる。

「ねぇ、リィア、ちょっといい?」

「なんですか?改まって」

「リィアは私の家族に会いたいって思う?」

なんか難しい質問だね、こういうのはサーティアさんにとって結構大事だから間違った答えを言わないようにしないと。

「会いたくないって言ったら嘘になりますね、そもそもエルフ自体に興味がありますし。でもサーティアさんが嫌な思いをするくらいなら会いたくないです。知らないエルフよりもサーティアさんの方がよっぽど大事ですから」

「リィア…そうね、そうよね、リィアとなら大丈夫な気がしてきた。ありがとうなんかスッキリしたわ」

「それはよかったです。あ、そうだ!サーティアさんサーティアさん、今度の休日に服を買いに行きませんか?」

「いいわね、みんなで行きましょ」

やった、ルーナちゃんやクロエさんはファッションに疎いっていうかあんまり興味無さそうだけど、サーティアさんは結構食いつきがいい。

夏服って言ったら、制服には基本的に夏服とかはない。理由としては夏でもすごい気温が上がるわけではないからだ。あとは多分お金がかかるんだと思う。

海に面してる地域もあるから、いつかは海に行ってみたいなぁ。あ、水着ってあるのかな?

「サーティアさん、水着って知ってますか?」

「え?水着って川とかに入るときに着るやつ?知ってるわよ」

あ、水着あるんだ。

「いやぁ、暑くなって来たので海とか川とかで水浴びしたいなぁと」

「それならルーナに頼めば出来るんじゃない?」

魔法で水をだしてプールみたいにするってこと?
確かにそれなら、いや、でもそれだとルーナちゃんに悪いし、、うーん、これについてはまた今度考えようか。

とりあえずの予定は服を買ってお祭りに備えるってことで、、


そして休日!
ルーナちゃんとクロエさんも誘ったけど、クロエさんには断られてしまった。ルーナちゃんはクロエさんに気をつかって一緒にいるということで今回はサーティアさんと二人で行く。

「サーティアさん気合い入ってますね、というかサーティアさんは新しい服買わなくてもいいと思うんですけど」

今着てる服も涼しそう。

「そうかしら、じゃあ今回はリィアに選んでもらうわ、それならいいでしょ」

サーティアさんは大人っぽいから逆に子供っぽいやつを着させたらギャップでいい感じになりそう。

「じゃあ私もサーティアさんに選んでもらおうかな?これでおあいこですね」

「わかったわ、任せなさい!」


朝ごはんをしっかり食べてから服屋さんに行く。多分今回も長くなっちゃうからね。


「いらっしゃいませ〜!」

「今日はお互いに選びたいから必要ないわ」

「そうですか、ではごゆっくり〜」

え?なにそれ?すごい!私じゃそんなこと絶対に出来ないよ。さすがはサーティアさん。すごいコミュ力。

「これでじっくり選べるわね」

「まずは私が選びますね」

うーん、どうしようか、とりあえずシンプルに単色のワンピースを着せてみる。

おぉ!これは!あ、そうだ!ええと、あったあった、大きめのリボンに帽子

「えっと、これを腰に巻いて、これをかぶって、、すごい!どこかの貴族みたいです!」

「私は現に貴族なんだけど、、まぁありがとう。たまにはこういうのもいいわね」

その後もいろいろ試したけど、なんだかんだ最初のお嬢様スタイルが一番よかったと思う。

「次は私の番ね、涼しいんだから、そうね…」

私には明るい色の半袖のTシャツとちょっと暗めの色のミニスカートを合わせてくれた。おぉ!白い脚がこんなにでて、あと髪型(ポニテ)と合ってる。すごい。

「すごいです!へぇ〜こんな感じになるんですね。なんか思ったよりも恥ずかしくないです」

「似合ってるわよ。かわいいわ」

「えへへ、ありがとうございます。サーティアさんもとってもかわいいです」

「ありがと」


これでお祭りの服も決まったね。楽しみで眠れないかも。

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