話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

今更ゴブリン討伐ですか?私達なら余裕ですね。(フラグ)

空がだんだんと明るくなってくる。朝だ。夜中では特に問題もなく過ごせた。今日は魔物の討伐かな?
みんなを起こして、テントとかを片付ける。


生徒達が集まったところで、先生が、

「今日は班ごとに行動して、ゴブリンを討伐してもらう。数は3匹以上だ。他の班のものを奪い取るのは厳禁、何かあったらすぐに先生に知らせろ。何か質問はあるか。」

ゴブリン?今更?まぁ前と違って4人だし、大丈夫でしょ。

「そかの班と共同で動くのはありですか?」

「ありだが戦うのはひと班ずつにすること、他は?」

「いつまでに戻ればいいですか?」

「終了の合図があってから戻ればいい、その合図は魔法を打ち上げる。」

なんかあっけなく終わりそうな感じだね。まぁでもゴブリン以外の魔物も出ると思うし、それに、弱くてもパーティの連携の練習になるし。


「じゃあ早速、、張り切っていくわよ!」

「「「「おぉ!!」」」」

みんなで掛け声をする。仲間って感じがしていいね。

探知魔法を使いながら、慎重に歩く。この森の魔物は、結構強いものも出現するから、油断はできない。私達のところにはいないけど、班によっては、先生が着いてるので、危ないときでも、逃げ切れたり、倒したり、してくれる。

「ぎじじじしししきしゃー」

カマキリみたいな魔物が現れる。って大きい!そして気持ち悪い。虫ってなんであんなにグロテスクな見た目してるの?

「リィア!行くわよ。」

「はい!」

いやいや言ってられないね、近接は極力したくないけど、、

「ライトニングソード!」

「ハリケーンブレイド!」

おぉ!サーティアさんの新しい技?魔法?剣に魔法を付与した攻撃だ。私のライトニングソードと原理は同じだね。

私の剣で痺れさせて、サーティアさんの剣でノックバックする。

「デビルズランス!」

「ウォーターブレイド!」

「ぎしゃー」

カマキリは倒れる。

「これって回収した方がいいんですかね?」

「かまの部分が討伐証明になるから、それだけ回収するわよ。」


カマキリを倒した後も虫系統の魔物が現れる。

「うぅ、気持ち悪いです。無視できない気持ち悪さです。虫だけに。んふふふ、面白い。あははは。」

「今のリィアの方がよっぽど気持ち悪いって、というか怖い、、あー、あー、ごめんって、泣かないの、情緒不安定か!」

確かに、私ってめんどくさいなぁ。

「みんな!やっとゴブリンのおでましだよ。」

「相変わらず醜い見た目をしているわね。」

「なんでもいい、さっさと終わらせてしまおう。ダークアロー!」

「周りにもいますね。マルチサンダー!」

「ウォーターシールド!飛び道具を使ってくるものもいるんだね。」

「ウィンドブレイド!これで終わりね。」

「この後は先生のところに戻るんですか?」

「そうね。」

ほんとに何も無く終わっちゃった?

とか思ってたのが悪いのか、探知魔法に反応がある。これは?

「おそらく生徒達ね、ん?近づいて来る。」

「わぁぁぁああ、に、逃げて!ギロチンクワガタがでおった!早う逃げへんと危ないで、ってリィアちゃん達?」

またあの子みたい。魔物から逃げてきたみたいだ。

「あなた達は逃げて先生を呼んできて。ここは私達が食い止めるから。」

「でも、そしたら、リィアちゃん達が、」

「我々に任せろ、前も大丈夫だったであろう?」

「そうやな、信じてるで、ありがとな。」

彼女達はそのまま逃げていく。

ギロチンクワガタは人くらいの大きさで、その名の通り、顎でなんでもかんでも切ってしまう力がある。

「近づかれると厄介です。魔法で極力対応しましょう。」


「来たわ、」

「生成!」

私は魔法でクワガタの動きを止める。

「アシッドスプラッシュ!!」

準備していたのか、ルーナちゃんの必殺魔法が炸裂する。私の作った壁を貫通してクワガタにダメージを与える。

「アンリーシュダークネス!!」

そのまま、クロエさんの魔法も炸裂する。

クワガタは無惨な状態になって倒れる。おうふ、えげつない。そして容赦ない。

「え、何が起こったのよ。そして私何もやってない!?」

「久しぶりに本気出したよ。」

「危ないとあれば全力で倒すのが普通だ。まぁ、我の前では無力だがな。」

「ま、まぁ何事もなくてよかったわ、それじゃあさっきのパーティを探しましょう。」


探知魔法を頼りに探していく。まだそんなに遠くには行ってないはず。


「きゃあああ!助けて!誰かぁ。」

この声は!

声のする方に行ってみると、逃げてたパーティが植物の魔物に捕まっていた。

「今助けるわ。」

サーティアさんが真っ先に助けに向かう。
私も伸びてくるつるを切りながら、近づく。

「ウォーターブレイド!」

「デビルズランス!」

魔法での援護もあり、何とか助け出す。

「手間かけさせて、今度こそ早く逃げなさい。」

「まだ仲間が捕まってんねん。」

「そっちも任せなさい。私達がなんとかするから。」

とりあえず3人を助け出す。この魔物は植物の擬態をした肉食の魔物みたいだ。つるの動きは早いが、切ったあとは復活しないみたい。どんどんつるを切っていく。

「もうそろそろですね。ってうわぁ」

「リィア!きゃあ!」

「サーティアさん!」

二体目!?気づかなかった。

「いやぁー!この!離して!」

「ルーナちゃん!」

「ゴースティング、、くっ、リィア、すまない。我は動けそうにないな。」

すり抜けるようになったクロエさんをしつこく捕まえようとする。この状態だと動けないみたい。

捕まったみんなは、、

「や、ちょっとどこさわって、」

「やめて!離して、」

サーティアさんとルーナちゃんがあられもないかっこうに、、それにもう一人学校の生徒もいるし。早くなんとかしないと。
はぁ、もしかしなくてもこれってピンチだよね。

「コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く