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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

同じ部屋同士決闘します。

ごはんを食べ終わり、みんな部屋に戻ろうとする。

「あれ?クロエさんどこに行くんですか?」

クロエさんだけ、別方向に行こうとしてたから聞いてみる。

「ん?知らないのか?この学園には風呂があるのだ。行かなきゃ損であろう。我は浄化魔法よりも風呂の方が好きなのだ。」

え、この学校お風呂あるの?

「そうだったんだ、私も行こうかしら、お風呂なんて長らく行ってなかったし。」

「リィア、どうする?あたしはリィアと一緒にいるよ?」

「もちろん行きます!あ、着替えとか用意しないと、、」

「そうね、一旦部屋に戻るわよ、リィア」

「あたしも一旦戻ろう、クロエは先に行ってるの?」

「仕方ない、我も一緒に戻ってやろう。」


ということでみんなで一緒にお風呂に入る。学校のお風呂は大浴場になってて、入学式前に来ていた生徒が結構利用している。おぉ!なんか銭湯にきたみたい。

「リィアって何歳なの?身体付き的に考えて15歳くらい?」

「え、なんでわかったんですか?」

「普通そのくらいじゃ、あ、でもエルフ基準だったわ、人基準だと、、なんかごめんね?」

なんか哀れみの目を向けられたんですけど、、

「そ、そういうサーティアさんはいくつなんですか?普通エルフってもっとスレンダーなんじゃ、、」

「そんなことないわよ?エルフでもある人はあるわ。あ、私は16歳よ、まだまだ子供だわ」

「くっ、ルーナは身長がないのになぜそんなにあるのだ、我はもう16だというのに。実は人間ではない他の種族だったり、、いや、うーん」

「あたしは普通に13歳よ、にしてもあのふざけた格好してたけど、肌はすごいきれいなんだね。あと、角とか翼とかが見え隠れしてたけど、もともとはこんなにちっちゃいんだね。」

「こ、これは!み、見るでない、みないでぇ、恥ずかしいの、気にしてるんだから〜」

クロエさんってキャラ崩壊が激しいよね。控えめに言って超かわいいです。
しかも角とか翼を隠すから大事なところが隠れてないって言う。あ、ちなみに攻撃力も控えめです。

「あ、でもさっきは翼とか広げてましたよね、どうやってやったんですか?」

「魔力を込めると、どうだ、カッコイイであろう?」

「おぉ!すごい。ちなみに飛べるんですか?」

「いや、飛べない、」

まさかの飾りだった!?

「ほら、遊んでないで行くよ。」


やっぱり裸の付き合いって大事なんだなって思う。みんなと少し仲良くなれた。

部屋に戻って、パジャマに着替えてもう寝ようとしたところでサーティアさんがもじもじしながら話しかけくる。

「あのね、私、寝る時はいっつも抱きしめてるぬいぐるみがあったんだけど、冒険者になるからって置いてきたのよ。それで、その、さみしいから、リィアを抱きしめていい?」

何この状況、強気なエルフがぬいぐるみ抱きしめないと寝れないとか、え、かわいすぎでは?

「だ、誰にも言わないでよね、それに、明日はリィアを倒すんだからぁ、すぅ、すゃ〜」

私を抱きしめるとそのまま寝落ちる。なんかすごいいい匂いする。胸が当たるし、身体柔らかい。なんか癒される。私もすぐに眠りにつく。

翌朝、私はすごいいい気分で目が覚める。が、サーティアさんに抱きしめられて身動きがとれない。

「ちょっサーティアさん、起きてください。動けないです。」

「んぅ〜、もうちょっと〜」

こういう時は、、

「浄化」

「んいやぁ!?」

すごい変な声をあげてサーティアが飛び起きる。

「ちょっと!いきなり何するのよ、びっくりしたじゃない。だ、大丈夫だよね」

サーティアさんはベッドや自分の身体を確かめる。

「大丈夫ですよ、浄化魔法なので漏らしても平気です。」

「全然平気じゃないわよ!え?ほんとに平気だよね?」

髪型を決めてセットし、着替えて朝ごはんを食べに、食堂に行く。

「食べたら早速やりましょう。私が一番だってことを教えてあげる。」

サーティアさんって結構血の気が多いよね。

「はい、あ、でも、武器とかどうしますか?本物にするんですか?」

「そうね、模擬戦のつもりだから武器も学校のを使わせてもらうわ。」

学校の剣には刃がなくて、切ることは出来ないようになっている。

「わかりました。魔法はどうしますか?縛りますか?」

「それじゃあ実力がわからないから別に使ってもいいわよ。」

なるほどなるほど、魔法を使っていいんだね。うん、、
朝ごはんを食べていると、ルーナちゃんとクロエさんも食堂にやってくる。

「ルーナと決闘する前にまずは腹ごしらえだ。」

「そうだね、ごはんは大事だよね!」

「おはようございますルーナちゃん、クロエさん」

「あ、おはよう、あなた達もこの後決闘するのよね。」

「そうであるな。」

「じゃあ審判してくれない?その後私達が審判するから。」

「わかった。」


朝ごはんを食べ終わって、学校のグラウンドに行く。

「準備はいい?」

「いつでもいいわよ。」

「こっちも大丈夫です。」

「では、はじめ!」

号令とともにサーティアさんが走ってくる。強化魔法を使っているのか、少し早いけど、ゴブリンクイーンほどの速さはない。私も強化して間合いをしっかりとって、勢いのある剣撃をさばいていく。いつもの剣が重さを感じないやつだから、学校の剣がすごい重く感じる。それでもちゃんと振れる。
大きく弾いて一旦距離をとる。ここで決めよう。

「パラライっ」

「エアースラッシュ」

風魔法?すごい速かったけど、なんとかかわす。

「私も魔法は使えるわよ」

じゃあ、、

「ライトニングソード!」

「エアースラッシュ」

私は剣で魔法を打ち消し、そのままサーティアさんとの距離をつめる。

「な!?」

「パラライシス」

「ぐっ、」

私は動けなくなったサーティアさんの首に剣をあてる。

「降参、よ」

「リィアの勝ち。」


「悔しい!この私が負けるなんて、、はぁ力は本物のようね。」

「リィアはなかなかやるようだな、サーティアも見事な魔法だったぞ。」

「ふん、なかなか見る目あるじゃない。普通なら風魔法を見せると相手は降参してくるんだけど、 まさか打ち消してくるなんて。」

なんか、申し訳なさよりも嬉しさがある。やっぱり勝負に勝つと嬉しいよね。

「私もちょっと焦りました。急に魔法がとんで来て危なかったです。」


「では次は我とルーナの決闘だな。」

「あたし達は魔法しか使わないからそれぞれ撃ち合う感じだね。」

「では、準備はいいですか?

「我はいつでもよい。」

「あたしもいいよ。」

「じゃあ、はじめ!」

「我が闇の力よ、敵を消しされ!ダークイクリプス!」

「全てを溶かせ!アシッドレイン!」

お互いになんかすごそうな魔法を放つ。

「ふっ安心しろ、この魔法は命までは取ら、、な、な、きゃあ!!」

「あたしの魔法は一応殺傷能力はないから安心して、、いやぁー!」

「ちょっ二人して何やってるのよ!」

何が起きたのかと言うと、クロエさんの魔法で、ルーナちゃんの服が溶けて、ルーナちゃんの魔法でクロエさんの服が溶けた。

「フラッシュ」

見えないように、謎の光を再現する。おぉ、アニメのちょっとお色気シーンでよくあるやつだ。


そのまま相打ち?ということで引き分けになる。

「何やってるのよ、まったく、、」

「はい、服、持ってきました。」

クロエさんは服が一着しかなかったらしく、代わりに服を貸す。身長的にはサーティアさんだけど、、

「胸が余る、、無念、」

「あははは、胸が余って無念って、ふふふふふ、んはっ、あぁ面白い。」

「あ、久しぶりに見た、リィアのおかしな笑いのツボ。それにしても、あたし代わりの服が、」

「あら?いいじゃない、似合ってるわよ。」

「はぁ、はぁ、それじゃあ、この後一緒にお買い物しませんか?」

「そうだね、とりあえずクロエの服は必要だね。」

「私は一緒に行く理由がないわ、だから、、」

「え、一緒に、来てくれないんですか?」

「し、しかたないわね、そこまで言われたらまぁ、」

「わ、我は頼んでおらんぞ?」

「じゃあ私達がとびっきりかわいい服買って来ますね。待っててください。」

「うむ、我も行こう。自分で選んだ方がいいからな。」

「決まりだね。」

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