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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

4人そろってお食事します。

リィアと別れてから、自分の部屋に行く。

「リィア、大丈夫かなぁ」

ううん、リィアならきっと大丈夫だよね。今は自分のことを気にしないと、、もう誰かいるのかな?私はドアを開ける。

「ふむ、貴殿が我とこの学園エネミーグラウンドを共にする人間か、、悪いが人間とはなかよしこよしできない。だがまぁ、貴殿は我と共にすることを許そう。」

うわぁ、すごい面倒くさそうなのきたぁ。え、どうしよう、リィアの方がよっぽどましなんだけど、あたし大丈夫かなぁ。

「あ、あたしはルーナ、ビクトレアからギルドマスター推薦で来た。よろしく。」

「我が名はクロエ・シャドウター、魔族のある貴族の末裔だ。いずれは我が闇の王となる。師匠の勧めでここを受験し、魔法学科首席となった、貴殿に危害をくわえる気はない、我の邪魔をするなら別だが、」

そう言ってクロエは翼を広げる。あれ?角も生えてる。しっぽも、、さっきまでわかんなかったのに。魔法で隠してたとか?

「へぇ〜、魔族ってほんとにいるんだ、まぁあたし街からでて行ったことなかったから見たことないのは当たり前だけど。」

「驚かないのだな。我が魔族とわかっても」

「だいぶ変だけどゴブリンクイーンよりはましだからね。クロエは何よりかわいいし、驚く理由がないよ。」

「な、な、な、か、かわいい、だと?この我が、べ、別に嬉しくないぞ!」

「すごい顔真っ赤だけど大丈夫?照れてるの?」

「て、照れてなどない!ち、違くて、これは、、んっん、ルーナはなかなかやるようだな、、我を動揺させるとは。あの小鬼の女王を見て生き残ったのもうなづける。ん?ルーナは確か推薦で来たと言っていたな、それと関係があるのか?」

「あぁ、あたしともう一人いて、その子と一緒に倒して、その功績でここに来れたの。」

「な、なかなかやるようだな、まぁ我なら一人でそのくらい余裕だがな!」

む、今の発言は聞き捨てならないね。

「クロエ、全方向からくる大量のゴブリンを相手出来るの?しかもすごい形相のゴブリンクイーンもいるんだよ。」

「うぐ、」

「だいたいその喋り方なに?カッコイイとでも思ってるの?その格好も、マントなんか付けて、」

「格好と喋り方は関係ないでしょ!あ、か、関係ないだろう?」

「はぁ、無理してるならやめればいいのに、」

「これには訳があるのだ。我は親や同胞のことを知らない。生まれが魔国ではないのだ。気づいたら師匠に育てられていた。師匠はアンデットだから同胞ではないし。だから、魔族が人間共に舐められないように姿や口調を変えてるのだ。」

「それ、クロエがかわいいからあんまり意味ないと思うけど。実際怖いなんて思わなかったし。」

「ま、またかわいいって言ったぁ、別に私かわいくないもん。怖いんだからぁ。」

なにこれ、すごいさっきと性格が変わってるし。

「誰にも言わないであげるから。」

「よ、弱味を握ったつもりか?我はなにをすればいい?」

がっつり握られてんじゃん。

「じゃあ、ぎゅっ、これからよろしくね。クロエ、仲良くしましょう。」

「ふぇ?ふぁ、こ、このわれがなかよしこよしなど、、」

「浄化」

「ふわぁ、く、くすぐったい、や、やめ、、」

「浄化」

「わ、わかったから、わかったから、仲良くするから、もうやめて、」

「ふぅ、すっきりしたぁ。」

クロエを離すと、へなへなと地面にペタン座りになる。

「す、すごかったよぅ。」

……………………………………………………………………

サーティアさんと一緒に学校の食堂に行く。この学食無料で利用できて、メニューの量も多い。

「リィアの言ってた子も来るのよね。」

「はい、そのはずですけど。」

周りを見渡すとちょうど来ていたルーナちゃんと目が合う。隣にはルーナちゃんと同じ部屋の人かな?がいる。

「あ、リィア、そっちの子は?」

「とりあえず自己紹介した方がいいわね。」

「ふっ、では我からいこうか。我が名はクロエ・シャドウター、魔族だ。魔法学科首席でいずれは闇の王となるものだ。」

え、厨二病?いや、実際使えるなら厨二病ではないのか?それにしても可愛らしい、角に翼にしっぽって、完全に悪魔って感じだけど、しっぽだけはちょっと想像と違う。なんかトカゲのしっぽみたいになってる。髪色は赤で、腰くらいある。くせっ毛なのかところどころくるくるしてる。サーティアさんやルーナちゃんと比べると攻撃力はない。

ちなみに私もそういう時期があった。自分のことを世界のことわりから外れている存在とか思ってたなぁ、今考えると恥ずかしい。

「次はあたし、あたしはルーナ、推薦で来た、魔法学科、よろしくね。」

ルーナちゃんちょっと緊張してる?いつもよりぎこちない気がする。

「私はサーティア・オーヴェル、ヴァレン共和国から来たわ、剣士学科首席よ。よろしく。」

サーティアさんは私にした時と同じような自己紹介をする。
あ、次は私の番か、、

「あ、あの、えっと、り、リィアです。私もルーナちゃんと一緒で、推薦で来ました。剣士学科ですけど、魔法も使えます。」

一通り自己紹介が終えたところで、食べるものを注文する。

「我は血塗れたパスタを頼む」

「いや、普通にトマトパスタって言いなよ。あ、あたしはシチューで、」

「私は野菜スープとパンでお願いするわ。」

「あ、私はこのオムレツでお願いします。」


みんなで席について食べる。

「はぁ、こうしてみるとみんな強そうには見えないわね。」

「確かにそうですね、普通にしてたらただの女の子ですからね。」

「我は見た目から強そうであろう?」

「いや、クロエさんも十分かわいいので強そうには見えないですよ。」

「か、かわいいなどと言うでない、我は闇の王となるのだからかわいくてはいけないのだ。」

「顔真っ赤にしてて説得力ないわよ、ルーナは、、あ、」

「はむっ、ずず、もぐもぐ、んっ美味しい〜、学食の料理いいね。」

静かだと思ったルーナちゃんは平常運転だった。

「はぁ、この学校の強者は結構残念なのね。」

「残念とは失礼な、我はエルフ風情には負けんぞ。」

「言ったわね?私だって負けないわ。クロエ、勝負しなさい!」

「受けてたとう。魔族の恐ろしさを思い知らせてやる。」

これはまずいかも、、

「ま、待ってください。サーティアさんは私と戦うんですよね?勝負はそれからにしてください。」

「では我はこの怒りをどうしたらよいのだ?」

「あたしが相手してあげる。」

「ふむ、いいだろう。小鬼の女王を倒した実力を見せてもらおうではないか。」

「リィアを倒したら次はクロエよ、覚えておきなさい。」

「ふっ、せいぜい吠えていろ。我は負けん。」

なかなか個性豊かな人達だなぁ、うまくやっていけるかちょっと心配。

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