コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
リィアの過去
私の名前は齊藤愛理。ごくごく普通の家庭に生まれた。ただ、両親がすごいラブラブだった。子供である私よりも、お互いの方がいいくらいに。だから私は一人でいることが多かった。両親はよく私をおいて、デートに行ったりしていた。
一人でいるときはいつもゲームをしたり、本を読んだりしていた。話し相手はいなかったけど、それらがあったから退屈しなかった。
私は小さい頃から引っ込み思案で、何事にも慎重で、真面目だけど、何を考えてるのかよくわからいと言われるような子だった。
普通なら小学校にあがってからは幼稚園のときよりももっと広い範囲から集まった人と関わっていくが。私はそもそも幼稚園の時に友達なんていなかったし、小学生になっても変わらないと思ってた。実際、低学年の時は特に何もなく一人ですごしていた。
4年生になってから、ある日、クラスメイトの子が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、何よんでるの?」
「え?あ、えっと、その、これ。」
「あ、これ知ってる!でもこれってたしか、ゲームじゃなかったっけ。」
「えと、ゲームがもとなんだけど、小説もでてて、」
「へぇー、そうなんだ〜、ことねはことねって言うの、よろしくね。」
「わ、私は愛理、齊藤愛理、です。」
「あいりちゃんかぁ、よろしく。」
このことがきっかけで、ことねちゃんとよく話すようになった。私にとっては初めての友達で、とっても嬉しかった。
でも、、その時の私は加減が分からなかった。私はことねちゃんにかまいすぎた。
ことねちゃんは明るい子で、クラスの中だけでなく、いろんなところに友達がいた。
私の中では一番の親友だと思っててもことねちゃんにとって私は多くの友達中の一人にすぎなかった。
ある日から、私が話しかけても、軽くあしらわれるようになった。
ことねちゃんは私に話しかけることもなくなった。
私も気をつかわせるのが悪いと思って話しかけることをやめた。
私が委員会をやるときはいつも最後に余ったやつをやるか、先生の推薦で決められる。
私は普段大人しめで真面目に見えるからなのか、先生によく学級委員を推薦される。私の性格的に断れず、学級委員をやることが多かった。
5年生の時、いつものように学級委員に私が選ばれた。ただ、問題があった、もう一人の学級委員がたまたまクラスが同じになった人気者の人になったのだ。それはもうコミュ障ぼっちの私とは大違い。友達が多くて、勉強、運動ができて、男女問わずみんなに好かれている人だ。
他の一緒に学級委員になった人は私に話しかけることがほとんどなかったけど、この人、石城龍斗くんは私に対しても話しかけてくれた。
「ねぇ、齊藤さん、次の学級会議についてなんだけど、」
「齊藤さんはえらいね、ちゃんと仕事やってくれるし、今まで一緒になった子ってあんまりちゃんとやってくれなかったんだよね。」
「齊藤さんありがとう、そのプリント忘れてて、じゃあ一緒に見よう。」
正直男子との会話なんて緊張してうまく意思疎通出来ないけど、石城くんのすさまじいコミュ力のおかげでなんとかできた。その時の私は石城くんが私のことをどう思ってたのかなんてわからなかった。
課外授業で同じ班(余った私を入れてくれた)になった友香ちゃんと気が合い、仲良くなった。友香ちゃんは私と同じような大人しめの女の子で、ゲームや本の趣味が似たようなものだった。友香ちゃんも友達があまりいないらしく、私にも構ってくれた。
今度は過去のあやまちをもう二度としないように、関わり過ぎず関わらなさすぎず気をつけた。
6年生になっても友香ちゃんと石城くんとは同じクラスになった。
ある日、友香ちゃんが
「わたし、実は、りゅうとくんのことが、好きなの。」
まぁ、石城くんは人気だし、割と話すようになってからわかったけど特に女子からはアイドル的な存在で石城くんのことが好きな子が多いみたい。私も知らないクラスメイトにあんまりりゅうとくんになれなれしくしないでよねとか言われたことあったっけ?その時はわけがわからなくてとりあえずうなずいたら相手が納得したけど。
「そうなんだ、私は友香ちゃんを応援するよ。」
「ありがとう。愛理ちゃん。」
友香ちゃんが私に打ち明けてから数日後、友香ちゃんは勇気を振り絞って告白した。
結果は
「ごめんね、他に好きな人がいるから。」
と言われたそうだ。
私は友香ちゃんを慰めた。なんて言ったらいいかわかんなかったけどとにかく元気づけた。
そんな時、私は石城くんに呼び出された。
最初私は委員会のことかと思ったが、場所と時間がそうではなかった。今思えば答えはすぐにわかったが、その時は何の用があって呼び出されるのかわからなかった。
「急に呼び出したりしてごめんね?」
いつもと雰囲気が違って、私は緊張した。
「な、なんの、用ですか?」
「あの、実は!僕、齊藤さんのことが、好きなんだ!」
「!!!!??」
さすがに驚いた。そんなこと全然考えていなかったから。今まで誰かにこんなふうに言われたことがなかったから、石城くんの気持ちはすごく嬉しかった。でも、友香ちゃんが振られたのに、私がその振った人と付き合ったら友香ちゃんはどう思うかと考えたら、首を縦に振ろうとは思わなかった。
「ご、ごめんなさい。私、どうしたらいいかわからなくて、でも、友香ちゃんが大切だから、、」
自分でもわけわかんないことを言って、走り去る。
次の日から、みんなの様子がおかしくなった。
友香ちゃんは誰かから聞いたのか
「ひどいよ、わたし、信じてたのに、もういい、話しかけないで。」
「え?」
わけがわからなかった、そもそも告白したのは石城くんだって言うのに。それ以降友香ちゃんと話すことはなかった。
他のクラスメイトもちょっと私に面倒事を押し付けたりするようになった。
それから日に日にひどくなっていった。
先生がいなくなった途端に私への陰口(聞こえる声で)をする。
「あいりちゃんってぶりっこだよね」
「そうそう、この前先生の手伝いしてたし、りゅうとくんに話しかけてたし」
違うよ、先生に頼まれたから手伝っただけだし、石城くんのほうから話しかけてきたのに
男子達は私に直接、
「あ、ぶりっこの齋藤だ、ブース、近寄ってくんな」
「りゅうとにも近づくな!」 
そのうち、もっとひどくなって私が危ないと思い、先生に相談したが、正直全然役にたたなかった。
石城くんは私の状態を申し訳なく思って、謝ってきた。
「ごめん!僕のせいで、、僕、どうしたらいいか、わからなくて。」
石城くんが告白してこなければこんなことにはならなかったのに。なんで?
そんなこんなで、いじめもひどくなり、学校に行けなくなった。
中学生になっても学校には行かなかった。もう人とどうやって話したらいいかわかんないし。何より、怖かった。
親は私を心配して、いろいろ言ってきた。でも、私のために、生活で必要なことを教えてくれたり、私の欲しいものはそろえてくれた。
そのうち、私の生活リズムが狂って、親とも顔をあわせなくなって、、、私は、、
一人でいるときはいつもゲームをしたり、本を読んだりしていた。話し相手はいなかったけど、それらがあったから退屈しなかった。
私は小さい頃から引っ込み思案で、何事にも慎重で、真面目だけど、何を考えてるのかよくわからいと言われるような子だった。
普通なら小学校にあがってからは幼稚園のときよりももっと広い範囲から集まった人と関わっていくが。私はそもそも幼稚園の時に友達なんていなかったし、小学生になっても変わらないと思ってた。実際、低学年の時は特に何もなく一人ですごしていた。
4年生になってから、ある日、クラスメイトの子が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、何よんでるの?」
「え?あ、えっと、その、これ。」
「あ、これ知ってる!でもこれってたしか、ゲームじゃなかったっけ。」
「えと、ゲームがもとなんだけど、小説もでてて、」
「へぇー、そうなんだ〜、ことねはことねって言うの、よろしくね。」
「わ、私は愛理、齊藤愛理、です。」
「あいりちゃんかぁ、よろしく。」
このことがきっかけで、ことねちゃんとよく話すようになった。私にとっては初めての友達で、とっても嬉しかった。
でも、、その時の私は加減が分からなかった。私はことねちゃんにかまいすぎた。
ことねちゃんは明るい子で、クラスの中だけでなく、いろんなところに友達がいた。
私の中では一番の親友だと思っててもことねちゃんにとって私は多くの友達中の一人にすぎなかった。
ある日から、私が話しかけても、軽くあしらわれるようになった。
ことねちゃんは私に話しかけることもなくなった。
私も気をつかわせるのが悪いと思って話しかけることをやめた。
私が委員会をやるときはいつも最後に余ったやつをやるか、先生の推薦で決められる。
私は普段大人しめで真面目に見えるからなのか、先生によく学級委員を推薦される。私の性格的に断れず、学級委員をやることが多かった。
5年生の時、いつものように学級委員に私が選ばれた。ただ、問題があった、もう一人の学級委員がたまたまクラスが同じになった人気者の人になったのだ。それはもうコミュ障ぼっちの私とは大違い。友達が多くて、勉強、運動ができて、男女問わずみんなに好かれている人だ。
他の一緒に学級委員になった人は私に話しかけることがほとんどなかったけど、この人、石城龍斗くんは私に対しても話しかけてくれた。
「ねぇ、齊藤さん、次の学級会議についてなんだけど、」
「齊藤さんはえらいね、ちゃんと仕事やってくれるし、今まで一緒になった子ってあんまりちゃんとやってくれなかったんだよね。」
「齊藤さんありがとう、そのプリント忘れてて、じゃあ一緒に見よう。」
正直男子との会話なんて緊張してうまく意思疎通出来ないけど、石城くんのすさまじいコミュ力のおかげでなんとかできた。その時の私は石城くんが私のことをどう思ってたのかなんてわからなかった。
課外授業で同じ班(余った私を入れてくれた)になった友香ちゃんと気が合い、仲良くなった。友香ちゃんは私と同じような大人しめの女の子で、ゲームや本の趣味が似たようなものだった。友香ちゃんも友達があまりいないらしく、私にも構ってくれた。
今度は過去のあやまちをもう二度としないように、関わり過ぎず関わらなさすぎず気をつけた。
6年生になっても友香ちゃんと石城くんとは同じクラスになった。
ある日、友香ちゃんが
「わたし、実は、りゅうとくんのことが、好きなの。」
まぁ、石城くんは人気だし、割と話すようになってからわかったけど特に女子からはアイドル的な存在で石城くんのことが好きな子が多いみたい。私も知らないクラスメイトにあんまりりゅうとくんになれなれしくしないでよねとか言われたことあったっけ?その時はわけがわからなくてとりあえずうなずいたら相手が納得したけど。
「そうなんだ、私は友香ちゃんを応援するよ。」
「ありがとう。愛理ちゃん。」
友香ちゃんが私に打ち明けてから数日後、友香ちゃんは勇気を振り絞って告白した。
結果は
「ごめんね、他に好きな人がいるから。」
と言われたそうだ。
私は友香ちゃんを慰めた。なんて言ったらいいかわかんなかったけどとにかく元気づけた。
そんな時、私は石城くんに呼び出された。
最初私は委員会のことかと思ったが、場所と時間がそうではなかった。今思えば答えはすぐにわかったが、その時は何の用があって呼び出されるのかわからなかった。
「急に呼び出したりしてごめんね?」
いつもと雰囲気が違って、私は緊張した。
「な、なんの、用ですか?」
「あの、実は!僕、齊藤さんのことが、好きなんだ!」
「!!!!??」
さすがに驚いた。そんなこと全然考えていなかったから。今まで誰かにこんなふうに言われたことがなかったから、石城くんの気持ちはすごく嬉しかった。でも、友香ちゃんが振られたのに、私がその振った人と付き合ったら友香ちゃんはどう思うかと考えたら、首を縦に振ろうとは思わなかった。
「ご、ごめんなさい。私、どうしたらいいかわからなくて、でも、友香ちゃんが大切だから、、」
自分でもわけわかんないことを言って、走り去る。
次の日から、みんなの様子がおかしくなった。
友香ちゃんは誰かから聞いたのか
「ひどいよ、わたし、信じてたのに、もういい、話しかけないで。」
「え?」
わけがわからなかった、そもそも告白したのは石城くんだって言うのに。それ以降友香ちゃんと話すことはなかった。
他のクラスメイトもちょっと私に面倒事を押し付けたりするようになった。
それから日に日にひどくなっていった。
先生がいなくなった途端に私への陰口(聞こえる声で)をする。
「あいりちゃんってぶりっこだよね」
「そうそう、この前先生の手伝いしてたし、りゅうとくんに話しかけてたし」
違うよ、先生に頼まれたから手伝っただけだし、石城くんのほうから話しかけてきたのに
男子達は私に直接、
「あ、ぶりっこの齋藤だ、ブース、近寄ってくんな」
「りゅうとにも近づくな!」 
そのうち、もっとひどくなって私が危ないと思い、先生に相談したが、正直全然役にたたなかった。
石城くんは私の状態を申し訳なく思って、謝ってきた。
「ごめん!僕のせいで、、僕、どうしたらいいか、わからなくて。」
石城くんが告白してこなければこんなことにはならなかったのに。なんで?
そんなこんなで、いじめもひどくなり、学校に行けなくなった。
中学生になっても学校には行かなかった。もう人とどうやって話したらいいかわかんないし。何より、怖かった。
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