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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

ルーゼンツでお買い物

翌朝、私は目が覚める。う、身動きがとれない。私の両側にいる美少女達が私に抱きついていて、かわいらしくすぅーすぅーと息をしている。私ももうちょっと寝てようかな?うん、そうしよう。
と、思ったところでドアがこんこんとノックされる。

「お嬢様、そろそろ朝食のお時間でございます。ご用意なされるよう。」

ドア越しにマイさんが声をかける。

「ん〜、もうちょっとだけですわ。むにゃむにゃ」

「もう食べられないから、おなかいっぱいだって〜、」

ルーナちゃんとミルフィさんが寝言を言う。いや、かわいいんだけど、起きないと。ということで二人を起こすことにする。

「浄化!」

「んひゃあ!?」

「あぁん」

変な声と共に二人の目が覚める。

「もう!リィア!」

「びっくりしましたわ」

「マイさんが朝ごはんが出来るから準備してって言ってましたよ。」

「普通に起こしてくださればよかったのに。」

「この方法が一番手っ取り早いので。すみません。」

「それなら、仕方ないですわね。」

「だまされちゃダメだよ、ミルフィ、リィアはあたし達の反応を見て楽しんでるんだから。」

ちっ、ばれてたか。まぁでも実際身動きとれなかったし、しょうがないと思うんだよね。

今日の髪型は、昨日がポニーテールだったから、ツインテールだね。
一番この幼女体型に合ってる髪型だと思う。


朝ごはんを食べて今日の予定を決める。護衛の人達は明日のお昼やらなにやらを準備する。私達はその間暇なので、お買い物することにした。

「マイさん、メイさんもついてくるんですね。」

「当たり前だ。街中であっても、お嬢様に危険があるかもしれないからな。」

「私はマイ先輩と基本的同じところに配属されるので、まぁ、今日はお買い物を楽しみましょう。」

「気が緩んでるぞ、メイ。」

「すみません、先輩」

メイさんも大変だね。でもなんだかんだ言ってこの二人の相性はいいと思う。

まず私達が向かったところはアクセサリーとかがあるお店だ。ちなみに提案はメイさん。

「あ、私こういうの欲しかったんですよね〜、、どうです?」

メイさんはネックレスをかける。
なんか大人なお姉さんって感じ。

「リィアさまはこういうのがお似合いになるのでは?」

ミルフィさんがわたしてきたのは装飾の付いたカチューシャだ。

カチューシャか、ちょっと前髪が邪魔な時とか便利だよね。あと、ツインテールにしてても付けられる。

「これ、いくらなんですか?」

「わたくしがプレゼント致しますわ」

「ありがとうございます。じゃあ私も、はい、これ、」

私は、ミルフィさんに似合いそうな、ブレスレットを渡す。

「まぁ、ありがとうございますわ。」

「みんな好きだね。あたしにはよくわかんないけど。ってこれ高くない?何食分あるんだろう。」

ルーナちゃんはあんまりアクセサリーには興味がないみたい。うーん、せっかくかわいく生まれたのに、オシャレしないなんてもったいないなぁ。ちなみに、私はオシャレした自分を見て自信が持てるし、みんなに褒めてもらえるし、鏡見たときにかわいいなぁってなれるし、そしてなにより、あのアクセサリーいいよね、とかその服かわいいとか言い合いたいからしてる。普通に楽しいしね。

「どうですか?」

私は早速ミルフィさんにもらったカチューシャを付けてみる。

「かわいいですわ!やはりわたくしのセンスは間違ってないですわね。」

「に、似合ってるんじゃない?」

「わぁ、かわいいですね。カチューシャ付けるだけで結構変わるもんなんですね。ねぇ、先輩、先輩はどう、、って先輩?」

褒められるのってなんですこんなに嬉しいんだろう。はぁ、いい。

っとそういえばマイさんは、、あ、

「あ、いた、先輩、こっちですよ。」

「いや、私はいい、気にせず続けてくれ。」

「いや、先輩、その位置だと完全に不審者ですよ。」

「そうですわ、マイも一緒にお買い物を楽しみましょう。」

「いえ、私は遠慮しておきます、それに、常に周りに気を配らないといけないので。」

頑固だなぁ。マイさん。


アクセサリーのお店の次は服屋さんに行く。なんかすごい女の子の買い物って感じだね。いや、誰かと買い物なんてほとんど行ったことないからわかんないけど。


「いらっしゃいませー」

まぁそうだよね、服屋さんにビクトレアもルーゼンツも関係ないよね。相変わらず魔境だ。でも今回は仲間がたくさんいる。特にミルフィさんとメイさんは心強そう。

「さて、じゃあわたくしがリィアさまの服を見繕ってあげますわ。」

「私も手伝いますよ、お嬢様。」

「こうなったらルーナさまも、マイもやっちゃいますわよ!」

「そうですね!あ、店員さん、手伝ってもらってもいいですか?」

え、まさかの伏兵すぎでは?さすがに予想できないって、え〜、あ、ルーナちゃんがふるふる震えてる。マイさんは驚いてる。逃げようも、ミルフィさんがそれを止めて捕まる。

ちなみに私はもう諦めてる。戦力になると思ってた人が実は敵だったなんて。ん?それじゃあ私も敵になればいいのでは?

「ルーナちゃん、ルーナちゃんはこういうのもいいと思うんですよ。」

「ちょっリィア。」

私はルーナちゃんの髪をポニーテールにして、リボンを付ける。

「わぁ、かわいいです。」

「このまま服も選んじゃいましょうか。」

メイさんの提案により、服も選ぶことにする。



「だからやなんだよね。」

「でも似合ってますよ。」

「わ、私がこんな格好しても。」

「先輩、ちゃんとオシャレすればかわいいじゃないですか。」

マイさんは見違えるほどキレイになっていた。

「すごいね。」

「すごいですね。」

「ふふ、これもわたくしのセンスのなせる技ですわ!」

なんだかんだで私も捕まり、服を着替えさせられた。

「リィアさんもいいですわ。」

あぁ、やっぱり服屋さんは魔境だよ。選んだ服は全部ミルフィさんが買ってくれた。

「これくらいのお金でリィアさまとルーナさまのかわいい姿が見れるなら安いですわ」

さすが貴族は違うね。

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