コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
優雅なお茶会
パチパチパチとビクトレア家の使用人やメイドが拍手をする。
「素晴らしい、素晴らしい!」
「マイ先輩、落ち着きましょう」
やっぱり勢いでやるのはよくないね、今すっごい恥ずかしいもん。くっ、コミュ障のくせにこういうときはテンションあがって変なことしちゃうんだよね。
「わたくし達の仲も深まったことですし、そろそろお茶会をはじめませんこと?」
「そうだね!あぁ、美味しいお菓子。美味しい飲み物。」
すごい、ショートケーキ、プリン、チーズケーキかな?ミルフィーユ、モンブラン、ティラミス。いっぱいある。
「ふふん、どうでしょう?王都で流行ってるお菓子ですわ。それ以外にも、我が家自慢の料理人が作ったものもありますわ。」
「わぁ!すごーい、お姉ちゃん、どれから食べる?」
「じゃあ私はこれかな?」
「わたしも同じのにしよう」
ミミさんとメアリーちゃんはプリンを選ぶ。美味しいよねプリン。あれプッチンするときうまく出来なくて形くずれてそれ以来プッチンしなくなるよね。
「あたしはまずはこれ、」
ルーナちゃんが選んだのはショートケーキだ。一番シンプルに美味しいもんね。
「わたくしはもちろん、ミルフィーユですわ」
名前通りみたいだね。
「じゃあ私はこれで、」
私が選んだのはチーズケーキだ。甘過ぎず、独特な美味しさがあって好きなんだよね。
「みんなお菓子とお茶がいきわたりました?大丈夫ですわね、それではまずはお菓子を堪能しましょう。」
「はぐっ、ん!あまーい!なにこれ?すごい甘くて美味しい。この白いのが口の中でとろけて。はぐっ、もぐもぐ。はぅわぁ、幸せ〜」
「ルーナさまはそんな表情もできるのですね。気に入っていただいてなによりですわ。」
は!これは!ルーナちゃんのほっぺに生クリームが、今しかチャンスはない!
「ルーナちゃん、動かないでください。」
「え、なに?どうしたの?急に、真面目な顔で迫ってきて、え、ちょっと?リィア?」
ペロ
隣りに座っているルーナちゃんのほっぺについてる生クリームを舐めとる。はぁ、うまぁ。
「ちょっ、なっ、なにしてるの急に。」
「あ、生クリームがついてたのでつい、」
「もう、言えばいいじゃん、ほんとにびっくりしたんだから。」
「メアリー!次はショートケーキ食べよ!」
「わたしいまお姉ちゃんの考えてること分かるよ。まぁ、美味しそうだからいいけど。」
「まぁ!リィアさま大胆ですわ。」
ふぅ、満足した。チーズケーキもすごい濃厚な感じで、紅茶も、香りがよくて、美味しかった。
そんな感じで優雅にお茶会を楽しんでいく。でも、楽しい時間はあっというまで、日が傾いて、そろそろお開きにする時間になる。
「またこうやってみんなで集まってお喋りしたいですわね。」
「そうですね。冒険者に宿屋に貴族って結構接点ないのに仲良くなれましたし、これでおしまいっていうのはさびしいですね。」
「またやればいいじゃん。別にもう二度と会えないわけじゃないでしょ。」
「そうだね、私達なんか、ずっとビクトレアにいるんだし。ミルフィさんもときどきは帰って来るでしょ?」
「あたし達は冒険者学校だから帰るのが難しいかもだけど、いけそうならビクトレアに戻るし、無理でも卒業したら一回ビクトレアに戻るよ。」
「じゃあ約束しましょう?わたくし達がまたお茶会をするっていう。」
「そうですね。」
「そうだね。」
「私達は待ってるだけでいいよね?」
「わたしはお姉ちゃんについて行くよ。」
「決まりですわね。」
またやろうという約束をして、お茶会がお開きになる。お菓子すごい美味しかったなぁ、紅茶も美味しかったし。王都に行ったら私も買おう。
みんなで一緒に宿に戻る。
帰る途中の話はお茶会についてだ。あのケーキが美味しかったとかメイドさんがかわいかったとか。
宿に着くとミミさんとメアリーちゃんはそのまま仕事に戻る。
「誘ってくれてありがとね。私もメアリーも楽しめたよ。」
「それはよかったです。半ば強引だったので、退屈してたら申し訳ないなと思ったんですけど。」
「そんなことないですよ。ミルフィさんとってもやさしかったですし、おかしもおいしかったです。」
「リィアは楽しめた?」
そりゃあもう。
「もちろんです!」
でも、もうすぐお別れしちゃうと考えるとちょっとさみしい気持ちになる。
……………………………………………………………………
ときは流れて、ついにビクトレアを出発する日がやってくる。
「今までありがとうございました!」
最初は緊張でカタコトだったのに、成長したなぁ、私。
「こっちこそ!ありがとう。リィアさんと出会えてよかった。」
「わたし、もっとお料理の勉強して、次リィアさん達が来るときには何か一人でつくれるようになります。」
「それは楽しみだね。あたしの舌をうならせることができるかな?」
こっちこそミミさんとメアリーちゃんにあえてほんとによかったよ。うぅ、泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。
「楽しみにしてます。それじゃあ、またです。ミミさん、メアリーちゃん。」
「またね、ミミ、メアリー、元気でね。」
「またうちに泊まってね〜、ばいばーい」
「ばいばい、リィアさん、ルーナさん。」
ミミさん、メアリーちゃんとお別れする。絶対また会おう。
王都まではミルフィさんのお願いで、ビクトレア家の馬車で行くことになってる。王都に着いたら、そのまま冒険者学校の寮に行く予定だ。ただ、問題があって、、ギルドマスターからもらった学校に行くための書類には王立冒険者学校は魔法学科、戦士学科があり、それでクラスが別れる。寮は基本的に二人組で、同じクラスで振り分けられる。ここで、私達が何学科かというと、私が戦士学科で、ルーナちゃんが魔法学科なのだ。原因はおそらくギルドカード作成のときの職業。私は剣士、ルーナちゃんは聖職者ということになっている。
違うクラス確定な上に寮の部屋も違うなんて。
そのことがわかって私が落ち込んでいると、ルーナちゃんが、
「どうせ女子は少ないだろうし寮自体は一緒だって、またすぐ会えるでしょ?あたしもさみしいけど、お互い強くなるためなんだから、特にリィアは人とのコミュニケーションがとれたほうがいいでしょ?あたしも頑張るから、リィアも一緒に頑張ろ?」
って言って慰めてくれた。まぁくよくよしててもはじまんないよね。そうだ、私は転生して変わったんだ。なんだか行けそうなきがしてきた。
「素晴らしい、素晴らしい!」
「マイ先輩、落ち着きましょう」
やっぱり勢いでやるのはよくないね、今すっごい恥ずかしいもん。くっ、コミュ障のくせにこういうときはテンションあがって変なことしちゃうんだよね。
「わたくし達の仲も深まったことですし、そろそろお茶会をはじめませんこと?」
「そうだね!あぁ、美味しいお菓子。美味しい飲み物。」
すごい、ショートケーキ、プリン、チーズケーキかな?ミルフィーユ、モンブラン、ティラミス。いっぱいある。
「ふふん、どうでしょう?王都で流行ってるお菓子ですわ。それ以外にも、我が家自慢の料理人が作ったものもありますわ。」
「わぁ!すごーい、お姉ちゃん、どれから食べる?」
「じゃあ私はこれかな?」
「わたしも同じのにしよう」
ミミさんとメアリーちゃんはプリンを選ぶ。美味しいよねプリン。あれプッチンするときうまく出来なくて形くずれてそれ以来プッチンしなくなるよね。
「あたしはまずはこれ、」
ルーナちゃんが選んだのはショートケーキだ。一番シンプルに美味しいもんね。
「わたくしはもちろん、ミルフィーユですわ」
名前通りみたいだね。
「じゃあ私はこれで、」
私が選んだのはチーズケーキだ。甘過ぎず、独特な美味しさがあって好きなんだよね。
「みんなお菓子とお茶がいきわたりました?大丈夫ですわね、それではまずはお菓子を堪能しましょう。」
「はぐっ、ん!あまーい!なにこれ?すごい甘くて美味しい。この白いのが口の中でとろけて。はぐっ、もぐもぐ。はぅわぁ、幸せ〜」
「ルーナさまはそんな表情もできるのですね。気に入っていただいてなによりですわ。」
は!これは!ルーナちゃんのほっぺに生クリームが、今しかチャンスはない!
「ルーナちゃん、動かないでください。」
「え、なに?どうしたの?急に、真面目な顔で迫ってきて、え、ちょっと?リィア?」
ペロ
隣りに座っているルーナちゃんのほっぺについてる生クリームを舐めとる。はぁ、うまぁ。
「ちょっ、なっ、なにしてるの急に。」
「あ、生クリームがついてたのでつい、」
「もう、言えばいいじゃん、ほんとにびっくりしたんだから。」
「メアリー!次はショートケーキ食べよ!」
「わたしいまお姉ちゃんの考えてること分かるよ。まぁ、美味しそうだからいいけど。」
「まぁ!リィアさま大胆ですわ。」
ふぅ、満足した。チーズケーキもすごい濃厚な感じで、紅茶も、香りがよくて、美味しかった。
そんな感じで優雅にお茶会を楽しんでいく。でも、楽しい時間はあっというまで、日が傾いて、そろそろお開きにする時間になる。
「またこうやってみんなで集まってお喋りしたいですわね。」
「そうですね。冒険者に宿屋に貴族って結構接点ないのに仲良くなれましたし、これでおしまいっていうのはさびしいですね。」
「またやればいいじゃん。別にもう二度と会えないわけじゃないでしょ。」
「そうだね、私達なんか、ずっとビクトレアにいるんだし。ミルフィさんもときどきは帰って来るでしょ?」
「あたし達は冒険者学校だから帰るのが難しいかもだけど、いけそうならビクトレアに戻るし、無理でも卒業したら一回ビクトレアに戻るよ。」
「じゃあ約束しましょう?わたくし達がまたお茶会をするっていう。」
「そうですね。」
「そうだね。」
「私達は待ってるだけでいいよね?」
「わたしはお姉ちゃんについて行くよ。」
「決まりですわね。」
またやろうという約束をして、お茶会がお開きになる。お菓子すごい美味しかったなぁ、紅茶も美味しかったし。王都に行ったら私も買おう。
みんなで一緒に宿に戻る。
帰る途中の話はお茶会についてだ。あのケーキが美味しかったとかメイドさんがかわいかったとか。
宿に着くとミミさんとメアリーちゃんはそのまま仕事に戻る。
「誘ってくれてありがとね。私もメアリーも楽しめたよ。」
「それはよかったです。半ば強引だったので、退屈してたら申し訳ないなと思ったんですけど。」
「そんなことないですよ。ミルフィさんとってもやさしかったですし、おかしもおいしかったです。」
「リィアは楽しめた?」
そりゃあもう。
「もちろんです!」
でも、もうすぐお別れしちゃうと考えるとちょっとさみしい気持ちになる。
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ときは流れて、ついにビクトレアを出発する日がやってくる。
「今までありがとうございました!」
最初は緊張でカタコトだったのに、成長したなぁ、私。
「こっちこそ!ありがとう。リィアさんと出会えてよかった。」
「わたし、もっとお料理の勉強して、次リィアさん達が来るときには何か一人でつくれるようになります。」
「それは楽しみだね。あたしの舌をうならせることができるかな?」
こっちこそミミさんとメアリーちゃんにあえてほんとによかったよ。うぅ、泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。
「楽しみにしてます。それじゃあ、またです。ミミさん、メアリーちゃん。」
「またね、ミミ、メアリー、元気でね。」
「またうちに泊まってね〜、ばいばーい」
「ばいばい、リィアさん、ルーナさん。」
ミミさん、メアリーちゃんとお別れする。絶対また会おう。
王都まではミルフィさんのお願いで、ビクトレア家の馬車で行くことになってる。王都に着いたら、そのまま冒険者学校の寮に行く予定だ。ただ、問題があって、、ギルドマスターからもらった学校に行くための書類には王立冒険者学校は魔法学科、戦士学科があり、それでクラスが別れる。寮は基本的に二人組で、同じクラスで振り分けられる。ここで、私達が何学科かというと、私が戦士学科で、ルーナちゃんが魔法学科なのだ。原因はおそらくギルドカード作成のときの職業。私は剣士、ルーナちゃんは聖職者ということになっている。
違うクラス確定な上に寮の部屋も違うなんて。
そのことがわかって私が落ち込んでいると、ルーナちゃんが、
「どうせ女子は少ないだろうし寮自体は一緒だって、またすぐ会えるでしょ?あたしもさみしいけど、お互い強くなるためなんだから、特にリィアは人とのコミュニケーションがとれたほうがいいでしょ?あたしも頑張るから、リィアも一緒に頑張ろ?」
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