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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

私達五人そろってビクトレアシスターズです!

その後、安らぎ亭に招待状が届く。
ミルフィさん書くの早!ちゃんと全員に一通ずつある。そこには挨拶文に、二日後にやるということが書いてあった。領主の家に着いたらこの手紙を見せれば入れるらしい。作法や服装などは気にしなくていいとも書いてあった。ぐぬぬ、ミミさんメアリーちゃんとの買い物フラグが、まぁいいか、あ、そうだ、せっかくだしみんなでおそろいの髪飾りをしていこう。もちろん仲間はずれになっちゃうからミルフィさんの分も買って。

「せっかくですし、おそろいの髪飾り付けていきましょう?」

「いいね、それ、みんなでおそろいってすごい仲良しな感じがあって。」

ミミさんわかる。私も同じこと思ってた。

「リィアらしいね。」

「わかりました。」

「めいっぱいオシャレしないと、いくら気にしなくていいって言われても私は気になるし、メアリーもいっぱいオシャレしようね〜」

ミミさんの目がやばい

「お姉ちゃん、ちょっと怖いよ」

「あたし達は持ってる服でいいよね?」

「まぁそうですね、」


次の日、私とルーナちゃんはミルフィさんの髪飾りを選んだり、学校で必要になりそうなものを買ったりする。こういうちょっとした日常がすごくいいんだよね。ちょっと前の毎日一人で部屋に引きこもってゲームしてた生活とは大違いだ。


そしてやって来ましたお茶会当日。教会の髪型はちょっとウェーブをかけたふわふわなやつ。私結構この髪型もお気に入り。

しっかり髪飾りを付けて、服もしわにならないようにちゃんと着る。鏡を見て確かめる。よし、大丈夫だね。見た目がいいとやっぱり様になるね。私は笑ったり、ポーズをとったりしてみる。うんうん、よきよき。

「リィア、何やってるの?鏡見てニヤニヤして、」

「私かわいくないですか?今日は気合い入ってるのでなかなかいいなって思ってて。」

「まぁあたしもかわいいとは思うけどそれ自分で言うの?」

「いいんですよ、別にそれで、自分を見て癒されるなら最高じゃないですか。」

「リィアってやっぱり不思議。あ、そうだ、リィア、あたしにも髪をふわふわさせるのやって?あたしもやってみたい。」

ルーナちゃんの髪いじりが出来るなんて、、

「もちのろんですよ。はい!出来ました。」

「わぁ、なんかすごいね。これ。」

「なんか一気に雰囲気変わりましたね。」


準備が出来たところでミミさんとメアリーちゃんのいるところに行く。

「おはようございます。ミミさんメアリーちゃん。うわぁ、今日はいちだんとかわいいですね、きまってます。」

「ありがとう!両親に貴族様に失礼にないようにねって言われて、服買ってもらったんだ!どう?メアリーもかわいいでしょ。」

「お姉ちゃん、何回言うのそれ、あ、リィアさんとルーナさんおはようございます。お二人ともすごいかわいいです。髪型もふわふわですね。いいなぁ」

「メアリーちゃんもやってみますか?」

「いいんですか!」

「もちろん。それっ、はい、できたよ。」

「わぁ!すごい、かわいい!リィアさん、私も、私もメアリーとおそろいで、」

「わかりました!はいっ、と、おお!ミミさんすごい。」

なんかザ、陽キャって感じする。ケータイいじりながら髪もいじってそう。

「じゃあ準備も出来たことだし、行こうか。」

ルーナちゃんの掛け声で、出発する。みんなオシャレして、綺麗だから、注目される。
恥ずかしい、見る方はいいけど見られるのは全然慣れない。

注目されながらも、領主の家に着く。招待状を門番の人に見せて通してもらう。

「あぁ、緊張する、大丈夫?私変じゃない?」

「わたしもだいじょうぶですか?」

「二人とも大丈夫ですよ、ちゃんとかわいいです!」

「そんなに心配しなくても、こんなあたしでも大丈夫だったんだから、二人はもっと平気だって。」

「ルーナちゃんは最初緊張しすぎて訳わかんないこと言ってましたよね。」

「し、しょうがないじゃない。だって貴族だよ?そりゃあ緊張するって、っていうかリィアも緊張してたじゃん。」

「私の場合、貴族関係なく緊張します!」

「ダメじゃん」

「ふふふ、リィアさんとルーナちゃん面白いです。」

「緊張とけてきたかもありがとう。」

まぁなにはともあれガチガチのままじゃあやりづらいからね。


「ようこそ!ビクトレア家へ、歓迎致しますわ。あなた方がミミさまにメアリーさまですわね、わたくしの名前はミルフィ・ビクトレア、よろしくお願いしますわ。」

「よ、よろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いします。」

「わたくしのことはミルフィと呼んでくださいな。さま付けはしないでくださいまし。」

「わかりました。ミルフィさん。」

「えっと、その、ミルフィ、さん?」

「お二人ともとてもお可愛らしいですわね。」

「そうなんですよ!うちのメアリーはとってもかわいいんですよ。私の自慢です。」

「お、お姉ちゃん、こんなところで、あの、すみません。」

「姉妹仲がよろしいのですわね。」

ミミさん達とミルフィさんの挨拶が終わったところで、私はミルフィさんに髪飾りを渡す。

「ミルフィさん。私達、おそろいの髪飾りしてるんですけど、この機会にミルフィも、ということで買って来ました。どうぞ。」

「まぁ!言われてみれば皆さま同じ髪飾りをしておりますわ。いいんですの?」

「もちろん!だってもうあたし達友達でしょ。」

「ありがとうございますわ!大切にしますわ。」

「なんかこれ戦隊ヒーロー見たいですね、」

「せんたいひーろーとはなんですの?」

「またリィア変なこと考えてる。」

「リィアさん相変わらずだね。」

「でも、なんかかっこいいです。」

いろんな反応だなぁ、一部私に対して扱いが雑なんですけど。メアリーちゃんは相変わらず天使。

「まぁ、ようするに、仲良しグループの証みたいですねってことです。例えば、、」

私はみんなに掛け声の説明をする。

「ほんとにやるの?」

「わたくしはやってみたいですわ。」

「しょうがない、メアリー、やろう?」

「わかりました、ちょっとはずかしいですけど。」

リ「私達、」

ミミ「この街で出会い」

メ「なかよくなれました。」

ル「これからもずっと」

ミル「仲良しですわ!」

リ「五人そろって!」

「「「「「ビクトレアシスターズ!!」」」」」

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