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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

ギルドの提案とミルフィの告白

次の日、私は今日の髪型を考える。うーん、もうこれローテーションすればいいんかじゃないかって思ってるんだよね。そうなると今日はポニーテールかな?自分としてはどの髪型もかわいいと思うけど、ポニーテール結構好きなんだよね。ストレートの次くらいに好きかも。リボンがワンポイントになるのもいいよね。

今日は冒険者ギルドに行って報酬をもらうんだよね。いくらになるかな?まぁお金あんまり重要じゃないんだけどあって損はないよね。
ちなみにビクトレア家からもらったお礼は金貨50枚だった。この宿が1泊銀貨2枚だから、5日で金貨1枚分でしょ、だから、5×50で250日分。これ、しばらく働かなくていいじゃん、しかもギルドからも報酬があるし。なんなら私が元から持ってるお金もあるし。なんかすごい金持ちだな。そうだ、このお金はルーナちゃんがお世話になった孤児院に寄付しよう。ルーナちゃんも冒険者になる理由で言ってたし。

「ん〜、リィア、おはよう。」

「あ、おはようございます。」

「あら?今日はあたしと出会った時と同じ髪型なんだ。そういえばあの時リィアにみとれたんだっけ。それで一人だったし声掛けたんだ。」

ルーナちゃん、そんなこと思ってたんだね、私美少女でよかったぁ。やっぱり見た目がいいと得するんだね。結局は顔なんですよ、こんな残念な私にもルーナちゃんみたいな素晴らしい友達が出来るなんて普通は考えられない。

「ルーナちゃん、私考えたんですけど、もらったお金、孤児院に寄付しに行きませんか?」

「え?いいの?でもそしたら取り分が、」

「そんなの、また稼げばいいじゃないですか?それに、それでルーナちゃんが喜ぶなら私も嬉しいです。」

「リィア、、ありがと。」

ルーナちゃんが私を抱きしめてくる。ふわぁ、すごいいい匂い、パジャマだから体温も近くで感じる。まずい、これは、癖になる。

「いつもはリィアから抱きついて来るけど。なんかこれ、癖になりそうになるね。」

ルーナちゃんも何かに目覚めそうになっている。

「ほら、もうそろそろご飯食べに行こう。」

「はい。」

お互いにちょっと気まづくなってしまった。

「あ、おはよう、二人とも、今用意するね。」

「ミミさんおはようございます。」

「おはよ〜」


ご飯を食べて、冒険者ギルドに向かう。

「あたし達の報酬をもらいにきたよ。」

「あ、リィアさんにルーナさん。お待ちしておりました。こちらへ来てください。」

え、報酬もらうだけじゃないの?

「ギルドマスター、リィアさんとルーナさんを連れてきました。」

「うむ、入ってくれ。よく来た。昨日の報告の整理をしてたんだが、、一つ提案がある。」

「提案?」

なんだろう。

「王都にある冒険者学校に通って見ないか?あそこに通って卒業したらCランク以上には必ずなれて、上手くいけばBランクにもなれる。もちろん金は国やギルドがまかたってるからかからないし寮や食堂があるから衣食住も問題ない。普通は試験をしないといけないが、ギルドマスターの推薦があればいらない。どうだ?」

そんな施設があるんだ、ランクかぁ、あんまりランク上げにはこだわりないけど、ランクが上がればいい報酬の依頼がうけられるんだよね。でも、王都かぁ、この街を離れることになっちゃう。どうしよう。

「あたしは、あたしは通いたい。あたしを見た目で判断して、下に見てきた奴らにぎゃふんと言わせてやるんだから。」

ルーナちゃんはやる気みたいだ。

「リィアは、どうする?あたしは無理に連れてい、、」

「もちろん!一緒に行くに決まってるじゃないですか。私達勝利の星ビクトリースターズは不滅ですよ。」

「リィア、、そうだね。」

「決まりだな、じゃあ手続きをしておく。おそらくビクトレアをでるのは1週間後くらいになるな準備しとけよ。」

「「はい」」


「えーっと、これが、依頼の分、これが、ゴブリンクイーン討伐の報酬、最後にDランクのカードです。」

受付に戻って、報酬とランク上げをする。

「結構もらえたね。」

「そうですね。これなら結構寄付しても残りますよ。」

「じゃあ早速孤児院に行きましょ。」

「はい。」

孤児院に向かう途中に見知った顔を見つける。

「ミルフィさん。マイさんにメイさんも。どうしたんですか?」

「あ、ごきげんよう、やっと見つけましたわ。あなたがたを探していましたの。その、伝えたいことがありまして。」

「伝えたいことって?」

なんだろう。あ、そうだ、私もミルフィさんに王都の冒険者学校に通うことになったって言わないと。

「お嬢様、ここは私が代わりに、、」

「いいわ、マイ、ここはわたくしが言いますわ、気遣いありがとう。」

「いえ。失礼致しました。」

「お嬢様、頑張ってください。」

メイさんがミルフィさんを応援して決心がついたのか、私達の方に顔を向ける。

「実は、わたくし、この街を出なくてはなりませんの。貴族はみんな14〜15歳で王都にある学園に通わないと行けなくて、なので、もう、気軽に会えませんの。」

涙を堪えながら、告白する。え、そうなの?偶然なのかなんなのか、ミルフィさんとは別れないみたい。

「え?そうだったの?実はあたし達も王都に行くんだ。冒険者ギルドのギルドマスターに推薦されて、冒険者学校に通うことになったんだよ。」

「え?そうなんですの?それじゃあ、これからも、一緒にいられますの?」

「会おうと思えば大丈夫ですね。よかったです。まぁ、ミミさんとメアリーちゃんとはお別れになっちゃいますけど。」

「どちら様ですの?」

「あたし達が泊まってる宿の姉妹。仲良くしてもらってるんだ。」

「そうなんですの、そうですわ!それじゃあみんなでお茶会をしません?ミミさまとメアリーさまも呼んで。」

「いいんですか?」

「もちろんですわ。では、招待状を送りますわ。宿のお名前はなんて言いますの?」

「安らぎ亭です。じゃあ私達は姉妹に伝えて来ますね。」

「ではまた、ごきげんよう。」

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