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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

初めての野宿

ミルフィさん?さま?を助け出し、事後処理をする。

「そちらは依頼の村へ行く途中ということなので、盗賊はこちらで引き受けよう。もちろん引き渡した時のお金も含めてお礼をするから、後日領主邸に来てくれ。今回は本当に助かった。ありがとう」

「ありがとうございます。回復もしてもらって、あの、これ、手持ちだとこれしかないんですけど」

そう言ってメイさんは袋からびんを取り出す。

「これはマナポーションです。魔法を使い過ぎたらこれを飲んでください」

マナポーション、確か魔道具屋さんに置いてあったっけ?
あの時はまだ魔法が使えるかわからなかったし、買わなかったけど、今度いろいろもう一回まわってみるのもいいかもしれない。
ついでにルーナさんの装備とかも色々買ってあげよう。
今のルーナさんは装備があんまり……仕方ないけど、私としてもせっかくできた仲間が怪我するのは嫌だからね。

「あ、ありがとうございます」

「え、マナポーションなんていいの?すごい高いんじゃ」

銀貨数枚だった気がする。
1本で全回復する訳でもなさそうだから威力に対しての値段は高いのかもしれない。

「これくらい命に比べれば安いですよ、ルーナちゃんだっけ?本当にありがとう。あなたの年でこの力はすごいことだよ。ただ、無理しちゃダメだからね」

「え、あ、はい、えへへ、ありがとう。気をつけるよ」

ルーナさんは褒められて嬉しそう。私も褒めたらあんな反応してくれるかなぁ

「マイ先輩マイ先輩、ルーナちゃんすっごいかわいいんですけど?」

「メイ、リィア殿もすごくかわいらしいぞ私達は助けられたのにすごい庇護欲がそそられる」

「ちょっと、マイ、メイ、このわたくしを差し置いて失礼だとは思わないの?」

「「も、申し訳ありません」」

「でもミルフィ様、お二人を抱きしめながらだと説得力ないですよ」

不意に私とルーナさんはミルフィさんに抱きしめられる。

「マイとメイだけずるいですわ」

なんだこれ(困惑)なんだこれ!(すごいいい匂い)

ルーナさんもなにがなんだかわかってないみたい、あわあわしてる。

「それでは名残惜しいですがそろそろ行かないとなりません、このたびは本当にありがとうございましたわ、後日改めてお伺いいたしますわね」

「リィア殿ルーナ殿、お気をつけて」

「リィアちゃんルーナちゃん、頑張ってね〜、じゃ〜ね〜」

私達も手を振ってこたえる。

「結構大変でしたね」

「そうだね、でも助けられてよかったよ。ありがとうリィア」

「ルーナさんもありがとうございます」

「あたしがお礼言ってるのに、言い返すなんておかしいって、リィアは黙って感謝されておけばいいの」

ルーナさんの中でいろいろ思うことがあるのだろう。


私達はさらに進んだところで、暗くなってきたので、道脇のところで野営することにする。

「ここらで野営しましょうか」

「そうだね、じゃあまずはテントを出して、あとは………」

私達は野営の準備をする。

「できた」

テントに、机と椅子、ランプを用意する。あとは食料を出せば、いつでも食べられる。なかなか上出来だ。

「おぉ!こんな早くできるなんて!ってテントはすでに組み立ててあって固定するだけだし、机と椅子なんて出しただけじゃん。もっとこう、あるじゃん、組み立て方がわからなかったり、火を起こすのに苦労したり、座る場所がなくてどうしようかって悩んだり、そうやって苦労してもっと仲良くなると思ったのに」

ルーナさん、私のことをそんなに思ってくれてたなんて……

「ルーナさんの言うことももっともですけど、私はもっとルーナさんにらくしてほしくて。それに、苦労ならこれからあると思いますよ」

「そうだね、その時は二人で乗り切ろうか。何があってもあたしが手伝うから」

「早速なんですけど、その、あの、こういう時トイレってどうするんですか?」

思い出したかのようにトイレに行きたくなってしまった。
異世界に来て一番困ることはトイレだと思う。
前の世界の時みたいに綺麗じゃないし、外に行ったらトイレなんてないし。

「あたしも野営初めてだからわかんないけど、、多分物陰で穴掘ってそこでするんじゃないかな?」

「なるほど、ちょっ、ちょっと行ってきますね」

魔法で穴が掘れるし、きれいにできるのは便利だね。


野営するって言ったら、お風呂入れないし、美味しい食事もできないし、寝心地悪いし、最悪な状況、みたいな想像してたけど、実際は浄化魔法あるから清潔、時間停止機能のあるバッグのおかげであったかくて美味しいご飯が食べれる、神様からもらったテントと寝袋はすごい快適。
なんなら下手な宿よりもいいんじゃない?

色々準備が終わってご飯を食べる。
街の屋台で買ってバックに入れておいたから出来たてだ。

食べ終わって私達はテントの中に入る。

「なにこれ、見た目あんなに小さいテントだったのに、入ったら宿の一部屋くらいあるんだけど!?」

すごい、入ったことなかったけど、こんなに広いんだ。

「リィアの持ってるものはツッコミどころしかないね、しかもずるいくらいの性能だし」

「いや〜まぁ、その、はい、なんかすみません」

「見張りは何分ごとにする?」

「え、一緒に寝ましょうよ」

「なに言ってるの?魔物に襲われでもしたらどうすんの?危ないでしょ」

「テントを壁で覆っちゃえばいいんじゃないんですか?」

「え?」

ルーナさんはポカーンとしてる。

「こんな感じでどうでしょうか」

私は円錐状にテントを覆う。一応空気が入るようにしてある。

「はぁ、リィアね、そんな簡単にできたら苦労はしないの、こんなの簡単に壊されちゃうし、あたし達は女の子なんだから変な人が襲って来るかもしれないでしょ」

こんな森の中に?とも思ったけど、そうか、さっきの盗賊みたいなのがいるかもしれない。
もしそれが地属性魔法が使えたら?
そう考えるとルーナさんの言うことが理解出来た。

「わかりました、そこまで言うなら、テントの中で見張りましょうか」

私は壁を元に戻す。

「ん?テントの中じゃ見張れないでしょう?」

「いえ、探知魔法があるので大丈夫ですよ」

「それ、あたし使えないんだけど」

「今教えます。そんなに難しくないですよ。ルーナさんならきっとできます!」

ルーナさんは魔法の才能があると思うんだよね。
これからどんどん色んなことを教えたらもっと強くなると思う。

「いいの?教えても」

この魔法が広まったら戦争とか、悪用されるかもだけど、ルーナさん信用できるしむやみやたらに言いふらす人じゃないし、そもそも話すような人もいなさそうだし。
つまりぼっちは信用できると言うわけなのです。 


私はルーナさんに探知魔法のコツを教える。

「あ、できた、リィアがいるのがわかる」

ルーナさんは私の思った通り、すんなり覚えてくれた。
とはいえ最初は魔物の区別がつかなかったりするけど、だんだん慣れていけば人とか魔物とか、強さとかが分かるようになってくる。

「そうですよ、それでもうお互いにはぐれることはないですね」

「リィアの場合はそもそもはぐれなさそう、あたしがどっか行くとすぐついてきそうだし」

確かに、ありそう。

「ちょっ、黙らないでよ、さすがにそれは、、」

「ダメなんですか?」

「い、いやダメってわけでもな、、だから、すぐに抱きついてこないでって、もう」

そう言って抱き返してくるルーナさんはツンデレだと思います。はぁ〜癒される〜。


交代交代で見張りをして夜を越す。

「浄化」

「ひゃう!ね、ねぇ、リィア、その起こし方ちょっとびっくりするんだけど」

「でも気持ちいいじゃないですか」

「そうなんだけど、そうなんだけどね、びっくりするの」

ついでに言うとルーナさんの反応がかわいすぎてくせになってるから毎回浄化魔法で起こしている。
私は悪くない、ルーナさんがかわいいのが悪い!

「浄化」

「ひゃあ!ちょっルーナさん!お返しですか?」

浄化魔法って自分でする分にはくすぐったくないのに、他人にされると、身体を洗われてる感じでくすぐったい。気持ちいいんだけどね、なんか、その、変な反応しちゃう。

「リィアって結構かわいい反応するんだね」

あ、これは毎回やってきそうな予感。
そのあと起こす時は二人とも浄化魔法を使って起こすようになった。

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