幻灯箱の紅い薔薇

きあき

スマイル

君に出会うまで

ぼくは    ずっと
光のあたらぬ場所にいた
ビルの谷間のシケた街
薬と煙にまみれて
ただ     ただ
そこにいた

手の平に舞い降りた雪
一条の光
ぼくを照らす太陽

君はぼくの中で
神に変わる
ぼくだけの
神に変わる

君に頼って
平常心を保つ
破滅の衝動を
君への愛に変えて
ぼくは生きる

もし

ぼくが
君の障害になるのなら
安心して
ぼくが
君の障害を
すべて
この銃で撃ち殺すから

君は
ありのままの素顔で
笑っていて

コメント

コメントを書く

「詩」の人気作品

書籍化作品