自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第四十一話 セブトース国とは?でござる。

さて、魔族が出てきていいような気もしますが、シリアス部分は少ないというよりもない。


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留学生に声を掛けられたため自己紹介を兼ねて、王都中心へ出かけたようだ。


「やっぱり、王都の店と言えばあれだよね。あれ。あれ。あれ―」


「あれって、あそこのあれか。」


「あーあそこのあれか。って、あれってなんだよ。俺には全く分からんぞ」


「大丈夫だ。俺も分からなかった。レン何のことだ?」


「なんだろう。あれと言っても紹介する場所は無さそう。東の国のカフェならあるよ」


「なんだそれ?ここは東の国じゃあないだろう?」


「そうだ……そうだよな。」


「うん。じゃあ散策するぐらいでもいいな。」


「じゃあ、そうしよう」


「あ……あと、自己紹介の時は変だったかもしれないけど、これが普通だからな」


「はぁ―」


 3人は、しゃべりながら王都を散策していた。彼には見た物の中には王都にしか無いものが多く、とても興奮してしたようで目がキラキラしている。あちこち立ち止まって、商品を見回っていた。何かを買うわけではなさそうだ。


「王都にはいろんな物が売っているな。俺が居るセブトースは通常国家だから土地は広いし、賑やかな場所は少しあるけど、ここほどではない。でも、今見ている商品の中でセブトースでも売っている物はあるけどとても割高。買えるわけがない」


「そうなんだ。ぼくもセブトースに行ってみたいな。」


「通常国家とか都市国家は結構違うからな。俺らは移動に一日を要しないが、セブトースとかの通常国家は2・3日はかかると聞くな。」


「ふぅーふぅー。ゼアン君よく知っているぅ」


「うざっ。」


「そうなんだよ。だから、移動だけでも疲れることはよくある。広いと発展が遅れている地区もある」


「なるほど。もっと行きたいと思ってしまった。」


「じゃあ、来い。招待してあげるよ。」


「あ……ありがとう。」


 レオンは東の国に行くと彼女に宣言したのだが、いいのだろうか。セブトースは東の国と違い、2・3で着くから大丈夫のであろう。ゼアンは行け無さそうで、悔やんでいた。




                     ★


 数ヶ月が経ち、進級最初のテストが近づいてきた。レオンは余裕だが、やっぱり彼女は少し不安があるようでレオンの所へ向かった。


「レン君。もうすぐテストだけどさ、分からないところがあるから教えて―」


「いいよ―」


「いつもごめんね。ありがとう」


「いつやる?学校終わってからにする?」


「うん。いいよ―いつもの場所でよろしくね」


「いつもの―ってどこだ?」


「あぁー。図書館だよ。ちょっと静かすぎるけどね」


「確かに。」


 二人は、仲良くテスト勉強をしたとか。していないとか。


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最後までお読みいただきありがとうございます。


さて、次話は夏休みに入る予定です。あんな国やこんな国に訪れる予定なので


乞うご期待ください。



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