自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第三十四話 祝賀会でござる。 前半

 リナが優勝記念パーティをやってくれるらしい。場所は何故か屋敷の大広間を借りたいと言っていたので、僕が許可を取りに行った方がいいと二人は言っていたので急遽屋敷戻ることにした。


 屋敷に戻ると、父上はいるようだ。いつも出かけていることが多く、簡単な仕事は兄上が代行をしていると聞いている。そうしていないと、仕事がたまりにたまってしまう。そんなことより、父上の部屋へ行った。


「おうレオン。聞いたぞ。剣技大会で優勝したらしいな。流石、俺の子供だ。」


「ありがとうございます。4年生のマルク先輩がとても強かった」


「マルクかぁ。その子はベルナルド伯だったな。厳しい教育をしていると聞いているぞ」


「なるほど。相当努力しているから3年連勝しているわけですか。」


「そうだろうな。それに対し俺は教育という教育はしていないが・・・。それより、こんなことで慌ててきたのではないだろう?」


「そうでした。リナから優勝記念パーティをやってくれる。それで、屋敷の大広間を貸してほしいです。」
「おう、いいぞ。記念パーティとは随分と仲が良くなったな。俺からもいろんな人を呼んでやろう」


「ありがとうございます。計画をするなら、リナを呼んだ方がいいと思いますが・・・」


「無用だ。リナ殿にも驚かしてあげよう」


「はい。」


許可が取れたため、父上の部屋を出て学園まで戻った・・・。


 と思っていたら、途中にギルドがあったため、寄ることにした。大会で優勝したからランクBまで学園長権限で上げてくれたらしいのでカードを更新する必要がある。学園長の権力は結構強くて、
ギルドの職員はひざまずくほどらしい。父上も結構権力あるから、助けてくれてもいいのになぁ


「レオン君、いらっしゃい。今日は、どうしたの?」


「ギルドカードの更新をして欲しいです。」


「はい。では、カードを貸してください。」


レオンは、カードを渡すと、CランクからBランクへ変わるため、カードが多少豪華になったような気がした。


「レオン君、早いねぇ。もうBランクかぁ。おばちゃん泣きそうだわ。そう言えば、剣技大会で優勝したらしいじゃないの。流石公爵様の子供だね」


「あ、ありがとうございます。また、依頼を受けにきます。」


「待っています。いつでも来てね。」


ギルドを離れて、学園に戻る。


 すると、リナから連絡が来ていた。この携帯端末は学園の中でしか使えないため外に出たらただの飾りとなってしまう。でも、学園に入った瞬間にメッセージなど溜まった分が大量に届くときもあると聞いた。
〈どうだった?許可取れたと仮定して話すよ。パーティは明後日やるつもりでクラスのみんなも行くっていたけど、入れるよね?〉
〈許可取れたよ。父も人を呼んでくれるって言っていた。どれだけでも入れるよ。とても大きな部屋から〉
返信をおくった。数十秒後に受信音が鳴った。
〈よかった。公爵様が呼んでくださる人どんな人だろう?気になるわ。じゃあ、楽しみにしていてね〉


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最後までお読みいただきありがとうございます。


短いですが、後編に続きます。


次回の更新は月曜日になるかもしれません。



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