第十三話　初依頼でござる。

王都を離れて、森に来た。

「前はここでオークに殺されそうになったの」

「そうだったな。その時はびっくりした」

こんな話をしながら、歩いているとゴブリンに出会った。ちょうど２匹いた。

これは一人ずつ相手にしろと言っている感じだった。

「俺は右のゴブリン倒すから、リナは左のゴブリンを倒して」

「わかった。どっちだって？東？西？」

「違う。左だよ。」

「なんてね。わかっているよ」

ゴブリンにさっと距離を縮めて、

「芦沢式剣術、追麗斬」

この前は、適当に倒していたがこの前貰った解体の仕方を読んだから、きれいに解体ができた。

この技はあとから解体をしなくても、斬るついでにできる技だ。便利。もう少ししたら、魔法と剣術を合わしてみたいけど、こんなところでやったら大惨事になりそう。
　さて、リナの方を振り向くと少し苦戦していた。もうすぐおわりそうだったけど

「終わった。次行こう！」

「うん。行く行く」

もう少し森へ進んだ。
スライムに出会った。あれ、倒してもお金にならないと言われてから、スライムにはよけていた。俺がスライムに避けるとスライムの方もこっちには来ないらしい
また、ゴブリンだ。今回は６体いた。半分ずつに分けようといったけど、流石に無理だと言われリナが２体俺が４体倒した。まあ、一言でいうなら余裕だった。
少し歩くと見たことない物いた。

「リナ、あれはなんだ？」
「あれはね、オオカミと呼ばれる動物だよ。魔物とは違うよ。魔物は食べることはできないが、動物は食べることができる。特にオオカミは高く取引がされるそうよ。とても美味しいとは聞いているよ。
」

「へぇ。これは食べてみたい。倒しに行こうぜ！！」

「無理だと思うよ。今はこちらを見ているだけで、おとなしいように見えるけど、こちらが戦闘態勢を取ると、戦闘狂になり、とても強いと聞いている」

「ふーん。たぶん大丈夫だろ」

「ほんとに？私まで死にたくないよ」

「まあまあ、見ていてよ」

「はぁ」
彼女には飽きられているれど、余裕だ。まずはオオカミの近くまで行って、

「芦沢式剣術、上斬」

これをやっただけでは、オオカミが倒されるわけがなく、ただ傷がついただけだった。オオカミを見ても何も変化がない、オオカミはひっかきをしてくると聞いた。それを食らうと死ぬ一歩手前まで行ってしまうと聞いた。だから、それをされる前に次の技を行った。

「芦沢式剣術、極裂斬」

この技は、前の技で傷がついた所に倒れるまでの一撃を放つ技だ。

オオカミは倒れた。少し雑に倒してしまったがたぶん買い取ってもらえる。綺麗に解体をしてリナの方へ向かった。

「リナ終わった」
（レン君終わったと余裕な顔で言っている。なんかうざい。まあ、今日はオオカミの肉が酒場で振る舞われることでしょう。ちょっとした盛り上がりがあるでしょう。）

「はぁ。確かに倒しちゃたね。余裕で倒していしまったから、オオカミが弱いように見えてしまったよ。普通はランクCの冒険者が３人組で漸く倒せるようになるの。」

「そうなんだ。まあ、意外と余裕だったから、また倒しにくるよ」

そのあと、ゴブリンを６体とオークを５体ほど倒し、依頼の１０体を達成してから、王都へ戻った。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はオオカミにしました。本当はドラゴン（竜）を出そうと考えていましたが、

中物ぐらいにとどめておきました。

次回出てくるかもしれません。

召喚魔法は学園の方を書こうと考えているのでその時に出ます。

（何を召喚しようかな？）