自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第五話 初級魔術でござる。

ステータスを父上に見せた。


「レオン、ステータスを消せ。これは人には見せれないものだな。言っとくが魔法が全属性使えたのは、絵本で読んだと思うが、英雄様だけだ。だから、他の人に見せるといいように使わされるぞ。しかし、使えるようにはしとけよ。」


「了解しました。閉じろ!!!!。家に帰ったら、あの本貸してください。」


「いいぞ。しかしな、許可なく一人ではやるなよ。リベルトか俺を呼べ」


一人でやった方が、絶対に効率がいい。全属性を持っているのは数知れない人だということがわかった。本当は神様の加護も欲しかったけど、あのじじいが暮れる様子がない。刀がアイテムボックスの中に入っていると言っていたから、あとから出してみるか。


「はい。」


「公爵様、先ほどの虹色の光は全属性ですが、ステータスにもそう載っていましたか?。」


「あぁ、無論だ。ただこのことは他言無用してくれ。」


「わかりました。まあ、噂はどうしても広まりますが」


「それは構わん」


「それでは、屋敷に戻る。」


「それではまた」


帰り道は、なぜか静かだった。父上も一言もしゃべらないのが3時間も続いた。
そうして、屋敷に戻った。


「あなた、帰ってきたのね」
「あぁ、レオンのステータスは、恐ろしいぞ」
「あとから、全員に報告だ。」
「わかりました。とびっきりのお食事をご用意したしますわ」
「あぁ頼む。」


そのとき部屋にいた。ステータスを見せたけど、転生者は隠しておいたから、ばれてはいない。剣術がMAXだからやってみたい。のでアイテムボックスから刀を取り出した。
「もしかして、この刀、転生前に使っていた代物だ。」
使おうと思っていたが、手入れを怠ったために歯がボロボロで何も切れはしない。
異世界にも刀を研いでくれる人はいるのだろうか?と考えていたら、ドアが叩く音がした。


コンコン


「レオン、魔術が使いたいと言っておったから、いまから簡単なものを教える」


「やったー!父上さあさあ早く行きましょ!」


「あぁ。じゃあ行くか。魔力が多いから外でやらないと大惨事になる可能性がある。」


「わかった。」


まずは、光属性の初級魔術で、「ライト」だ。


「魔術を発動するには、叫ぶのが一般的だ。魔獣と戦うときにはそれで十分だが、隣国などと争うときは、無詠唱をしないといけない。まずはそんなところだ。」


「父上、やってみてもいいですか?」


「お前話聞いていたか?やってみろ」


「ライト!!!!!!」


すると、ピカーンと強く光った。これは光り過ぎのような気がする。父上を見ても口が開いたままでおどいた様子だった。
「レオン、魔力が多いとこんなに光るのか。父さん初めて知ったぞ。同じやつで、囁くように発動してみろ」


「はい。」


「ラ、ライト」
今度は、豆電球ぐらいの光だった。これが通常なのか。


「レオン。普通の人は叫んでこれぐらいだからな」


「えぇ。これが普通ですか。覚えておきます」


「もう夕方になるから、今日はおしまいだな」


「明日も教えるぞ」
「お願いします。」
よしっ!これで魔術が使えるようになる





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