女神の使徒

ミホト

7話 勇者

 俺は、この3人が来たときに、瞬時に優輝に用があると思い少し後ろへ下がる。

「どうしたんだ?3人して」

「どうしたって、話聞いてた?あんた達を探してたって言ったじゃない!」

「あぁ、すまん、影斗と話してたから聞いてなかったわ」

「影斗は聞いてたわよね?」

「あ、はい、聞いてました。」

「何だと!?裏切るのか友を!」

「いや、話聞いてないお前が悪い」

「ほらね、いったでしょ!」

 そう言ってふんずりかえる佐原美咲。

「話が逸れてますよ?用件を話さないと」

「あ!そうだった。ありがとう、叶恵。」

「用件って何だ?」

「あんた達のステータス?を見せて欲しいの。どんなものか見たいからね。」

「そういうことなら良いぞ。」

 俺達は、3人にステータスを見せ、逆にステータスを見せてもらう。

 おぉー!美坂さん『聖女』じゃないか!そして、佐原さんは『刀剣士』で、椎名さんは『多獣召喚士』?何だ?それ。鑑定、鑑定っと。フムフム、いっぱい使役した魔物を召喚できる召喚士か。
 って、全員強くね!?能力10個位だし。俺だけ仲間外れ感が否めないんだが?

「へぇー、優輝剣聖なんだ。影斗は魔法剣士と、何かイメージ通りだね。」

「それは、褒めてるのか、貶してるのか良く分かんないですね。」

「いや、褒めてるわよ?」

「何で、疑問形なんだよ…」

 他愛のない(?)話をしていると、突然オォという驚き声が上がる。何事かとそちらを向くと、そこに王女様をはじめ、貴族と思われる方達が群がっていて、その中心には、佐藤がいた。 
 あ、これあれだろ。あいつが勇者でした、的なやつだろ。

「勇成様が、勇者なのですね!?能力も18個も有りますし、歴代最強勇者様に近いスキルの数ですね!」

 ほらな。言った通りだろ?とりまイケメンは、タヒね!優輝といい、あいつといい何で格好いいジョブばっかなんだよ。何か目から汗が出てきたぞ…

「皆様、ステータスの確認は終わりましたでしょうか?」

 辛い思いをしていると、王女様から声がかかる。

「終わりましたら、今日は一度、個個人の部屋に行っていただいて、休んでください。あちらのメイドが案内してくれますので、ついていって下さい。1時間後には、食堂で夕飯となります。」

 案外、時間が過ぎていたらしい、まぁ休みますか。
 その後、部屋に戻り、時間通りに飯を食い、ふかふかな布団ですやすやと寝た。何かし始めるのは、明日からでいいや。因みに、飯は美味しかったです。
 







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