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Money of a life 〜2人の参加者の物語〜

SERO

壱章 第壱話 始まり

帰ろうと吉田と名乗る不審者を抜き去った直後、耳を疑うようなセリフが入り込んできた。

「そうですか残念です。ですが本当に宜しいのですか?
菅原 秋斗すがわら あきと様は、あと数日で殺されてしまいますが本当に宜しいですか?」

一瞬にして自分は、振り返り秋斗の事を知っているのかと言う疑問と、秋斗の命が危うい状況になっているという怒りが同時に現れた直後、本能がピエロに向かって殴りかかるのを、理性を頑張って抑えて言葉を発する。

「どういうことだ!!!!」

叫びながら吉田に近づいていた。
吉田は、焦りも驚きもせず自分を落ち着かせるかのように、淡々と落ち着いた喋り方をして、話し始めた。

「菅原様は3ヶ月ほど前に当ゲームMOALmoney of a lifeに参加しました。その際最初の方は順調に資金を、増やしていったのですが、つい昨日とある猛者とゲームすることになり軍資金が無くなりかけている状況になっております。」

「は?どう言うことだ!」

そう自分が言った直後、脳裏には昨日前秋斗が言っていたゲームが頭に浮かんだ。
あいつは電車の中で、金が入るゲームを最近始めたと言っていたが、だがそれは親からもらったゲームだとも言っていた。
そんな事を考えているとピエロは、少しクスッと笑った直後に口を開く。

「これ以上先の話は規約で、プレイヤー以外の方にお伝えすることができません。
一つ言えることがあるとしたら。
菅原様はまだ生きていて助かる方法も存在すると言うことです。
これ以降の先はいくら口の軽いわたくしとしても言えません。時間がありませんよ」

ピエロは淡々と喋り最後には軽く笑っていた。
だがこのピエロが言っている事が本当かどうか、ゲームに参加させるために着いた嘘って可能性もある。
だがいくら考えても、嘘をついているとは到底に考えられない。
秋斗は最近金が手に入るゲーム始めたこと
秋斗は昨日から学校に来ていないこと
この二点をピエロが言っていた事に当てはめて考えると、合点がいく。
実際今日の朝待ち合わせ中あいつに電話をいくらかけても繋がらなかった。
こいつの言う通り時間がないのも、察しがつく。
こう考えているうちにもあいつの命が危ない、俺の数少ない友達の一人だこれ以上友達を死なせたくない。そう決めた俺はピエロに話しかけることにした。

「ピエロ教えろどうしたら助けられる」

「ふふ」

ピエロは口元に手を持っていき小さくそう笑うと、嬉しそうに話し始めた。

「簡単な事で、先程もおっしゃった通りプレイヤーになってください。
プレイヤーになればお教えします。」

俺はそれを聞いた瞬間、一瞬目をつぶり3.4秒かけてゆっくりと深呼吸をして、目を開いた。
開いた時には既に覚悟を決め、頭の中に秋斗を助ける想像をしつつ、ピエロにプレイヤーになる事を告げた。

「では、こちらにサインをお願いします。」

ピエロは、いつの間にかタブレットを取り出しており、画面には規約と誓約が書かれておりその下には同意すると言う意味でサインを書く欄が存在した。
俺は規約と誓約を飛ばしてサインを書いた。
それを見ていたピエロはクスッとまた笑い口を開いた。

「では、佐々木様契約完了という事でついてきてください。
ここだと、誰に聞かれるかわかりませんので、こちらで用意した車の中でお話ししましょう」

そう言い、ピエロは俺に背を向けて歩き始めた。
俺は何も言わずにピエロの後ろについて行き5分ほど歩いた頃黒塗りのセダン風の車が現れた。

「佐々木様こちらです。どうぞ中へ」

ピエロはドアを開けた手とは別の手で中に入るように促されたので、そのまま中に入り奥に座った。
座ったのを確認したのかピエロも続いて入ってきてドアを閉め、話し始めた。

「では、まずは菅原様の居場所ですが特定を防ぐため言えません」

そのセリフを吐いた瞬間に、とてつもない殺意を自分の体を覆っていくのを感じて、今にも気を抜いたら殴って所を、首の皮一枚のところで理性が引き留め、冷静を演じ続けた。
それを見たピエロは実際には笑ってはいないが、心の中では笑ってるのがわかった。

「わかってるよ、これだけ大層な組織だ。
金の出所は、国庫それとも世界規模で収集しないと無理だろう。
そんな事は容易く想像がつく、ついでに言えばそれ程までにでかい組織だと、表の世界には漏れると困るから表面上存在しないところに置いてあるんだろうよ」

「ククク、流石ですね。その通りですのでプレイヤーの皆さんにも詳しく場所はお伝えしておりません。ですが佐々木様がこのまま菅原様が参加されているゲームに途中参加されるのであれば、ゲーム会場にお送りいたします。」

ピエロはものすごく嬉しそうに言い続けている。
俺は何も言葉を出さず話を聞いていた。
俺の発言を待つかのようにピエロはずっとこっちを見て笑っていた。

「あぁ、いいよ秋斗が参加してるゲームに途中参加して、あいつを助け出してやる」

「承知しました」

その瞬間ピエロはまたどこから出したのかわからないハンカチを俺の口と鼻を同時に押さえられ呼吸困難になり無理矢理吸い込むのと同時睡魔が襲われた。
ハンカチに睡眠液みたいなものが染み込まされていたらしく眠くなってしまった。
そのまま、意味のない足掻きで起きようと起きず付けようとしたが、ピエロはそれを許さなかった、またハンカチを口元に抑えて眠るまでずっと抑えていた。
落ちてしまう直前ピエロは、

「参加されるゲームの内容と、最低限のMOALのルールを軽く説明いたしますね。」

と、言葉を発しながらお面を脱いでいたが朦朧もうろうとしていて惜しくも見れずに落ちてしまった。

佐々木優ささきゆうは、落ちている間夢を見ていた。
夢の内容は過去のことであった、中学時代帰宅部であった佐々木は同じく帰宅部である菅原秋斗すがわらあきとと一緒にゲームセンターに寄り道をしてるいた。
楽しく二人は笑いながらレースゲームやシューティングゲームさまざまな、ゲームであそび気づけば9時手前になっていた。
菅原は夕飯があるから帰るといい佐々木と分かれて帰宅した。
佐々木はその後少しだけゲームをして帰宅しようと帰り道、誰かに話しかけられたような気がして振り向くのと同時に佐々木は目を覚ます。

「お目覚めですね佐々木様」

「ついたのか?」

ピエロは着きましたといい、外を見るように片手でジェスチャーをした。
ピエロに仕向けられたかのように顔を窓に向けると、目の前には高く聳え立つ壁にその上からチラッと見える木の葉が揺れているのが目に入り込んだ。どうやらステージは森林が舞台のようだ。

「ゲーム内容を教えろ」

「クク、流石佐々木様呑み込みが早いですね」

ピエロは面白くなってきたのか、ウキウキになりながらもタブレットを出して説明した。、
ピエロの説明はこうだ。

ゲーム名
宝探し
ルール①
フィールド内の物を壊しても何に使ってもそれはペナルティの対象にはなり得ない。
ルール②
運営からの接触を原則禁止とする。
ルール③
ゲーム内容
①宝はフィールド内に存在しており、宝物は全5種の合計全666個の宝物たちを探し合ってもらう。
Aクラス5個
Bクラス10個
Cクラス50個
Dクラス100個
Eクラス500個
②宝物は中身を見るまでその宝物はどのクラスのものなのかわからない。
クラスが高いほど高価な物やお金などがあり、
低クラスほど金銭的価値の低いものである。
③宝物は持ち主が死んでしまった場合は、その近くにプレイヤーがいないと運営が判断した場合、回収をして新しく宝物を設置する。
④今ゲームには制限時間が存在しており。
ゲーム開始から168時間までとする。
⑤ゲーム終了条件
1.フィールド内に隠された宝をプレイヤーが発掘した場合ゲームクリアとなる
2.ゲーム開始から168時間経過した段階で強制終了ゲームクリアとならず、既に獲得している宝物は獲得した本人に譲渡される。

「以上持ちましてゲーム内容は終了させていただきます、現時刻は20時40分なので残り時間は、おおよそ123時間です。何か質問ありましたら今のうちに確認してください」

「あぁ大丈夫だ、それよりも秋斗はこのゲーム内に生きているんだろうな?
生きてなかったらお前らの組織潰すぞ」

ピエロはタブレットをどこかにしまい、俺の質問に嬉しそうにだが悲しそうに、一言答えた。

「えぇ生きていますよ、ただ危ない状況ではあります。」

ピエロはそう答え沈黙したと思ったらすぐに口を開いた。

「彼はグループを組まずソロでこのゲームに参加されているため宝物を見つけるのが困難、その上今回のゲーム宝探しとは言え、サバイバルスキルも必要とします、ただの高校生が一人森林の中まともな食料が手に入らないでしょう、約二日間彼は飲まず食わずでいます。そんな弱ってる中悪質プレイヤーに遭遇でもしてしまったら、そこで終わってしまうでしょう」

ピエロは少し悲しそうな声をしながら俺に話した。その後ピエロでは無い別の人が車に近づいてくるのを気づいた。

トントン

近づいてきた人は車窓にノックをした。
俺は車窓を開け、相手の出方を伺っていたらその人が持っていたケースを差し出してきた。
ケースを受け取り車内に入れたのと同時に喋り始めた。

「そちらの中に今回特例参加される佐々木様には、運営から森林内の地図そして動きやすい服や靴そしてサバイバルナイフをプレゼントいたします」

そう言いその人は来た道に歩き始めていた。
俺は中身を確認し車を降りてドアをしてた、その瞬間ピエロは窓を開けて頑張ってください。と一言残して車はどこかに去っていった。

俺はフィールド内に入る扉の前にいる門番的存在の人にトイレないかと教えていただいた。
何もトイレしたいわけでは無いが受け取った服に着替えてサバイバルナイフを腰に取り付けた。
地図は上着に胸ポケットがあったので四つ折りにしてしまった。
脱いだ服や靴をケースに入れトイレを出たすぐに目の前には、黒スーツにサングラスをかけた男の人が近づいてきたのがわかった。

「佐々木様、そちらのスーツをお預かりします」

貴重品やらは念の為自分が持っているので盗まれても大した被害にはならないので、素直にケースを渡した。

「ありがとうございます。ではフィールド内に入る入り口までご案内いたします」

俺はこの人言う通り着いて行ったら先程聞いた扉では無いまた別の扉に案内され、扉に鍵がかかっていたのか、ドアノブあたりに何かをさしていたのが聞いた音でわかった、その数秒後扉が開くのと同時、実際に吹いていない風に吹かれた気がした、そうこの扉を超えたらゲームがスタートする。ここにきてから1時間くらい経っていたので残す時間は122時間程、中に入ってやるべき事を頭に浮かべ深呼吸して中に入った。




最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
まだ書くのに少し時間かかりますが定期投稿して行きたいと思いますので、ご愛読よろしくお願いします。また、誤字脱字誤変換などあるかもしれませんが何卒温かな目で見守りください!

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