アーマード勇者育成記 ハイファン異世界でAI積んだ強化外骨格着て勇者育ててるんですが!
第10話 俺、森へ赴く
「んぁ〜あ。今何時だ?」
「早朝4時を過ぎた所です」
「よし、出る所を見られると面倒だ。とっとと行っちまおう」
俺が布団から出て立ち上がると、部屋の隅で立っていたヤルダバオトⅧ式が俺の躰へ吸い付くように着装されていった。そのまま螺旋階段を降りて、ホームを出た俺はギルド前へと立つとホームの扉は露と消え去る。
「さて、西へ12キロだったか? とっとと、ブースト使って行っちまうか。ネメシス、全ブースターのリミットを30%開放しろ」
「承知しました。ブーストアライズ、いつでもいけます」
「よっしゃ! 飛ぶぞ!」
俺は思いっきり足に力を込め跳躍する。4メートル程のところでブースターを起動させる
背中のメガブースターと脚部のミニマムブースターを起動させ、空中で静止する。
「ネメシス、一応マッピングを頼む」
「承知しました。マッピングを開始します」
凄まじいスピードで滑空し西へと進む。
およそ15分後……。
「この辺りかね? ネメシス、ブースターの出力を落とせ。森へ入るぞ」
俺は巨大な森林地帯へ落ちていく。
木が外格に当たり、へし折れていくが無視し地表へと大昔やっていたパワードスーツ物のハリウッド映画ばりにカッコつけた着地する。
スーパー○ーロー着地、見事成功。一度でいいからやってみたかったんだよねこれ。
「ここが深縁の森だったか? ネメシス、魔力探知してターゲットをサルベージしろ」
「北西へ5キロの地点にそれらしき反応をキャッチしました」
「よし、行くぞ」
歩く事1時間……。
「お! ありゃ、同郷確定だな」
見ると鬱蒼とした森の中で、とても不釣り合いな格好をした女騎士が金と銀で装飾されたド派手な大剣を地面へ刺し、仁王立ちしていた。
「やぁやぁ、こんにちは。今日は良い天気ですね」
「ん? なんだ、貴様は? この先へは我が主の命により、何人たりとも通す訳にはゆかぬ。即刻立ち去るが良い」
怪訝そうにしている女騎士の顔を見ながら、俺は右手を自分の顔の前辺りでピンッと伸ばし軽く上下する。
「残念ながらそうもいかないんだよね。一応仕事なんで」
「一歩でもそこから動いてみよ。後悔する事になるぞ」
「ふーん、で? どう後悔させてくれるわけ?」
俺は軽く挑発し、女騎士に1歩近づく。
「貴様は! 私は忠告した! 敵対行動と見做す!!」
女騎士が剣を天に向けると、白い光が女騎士を中心に集まり眩い光を放つ。
「我の名は戦乙女ヴァルキュリア! 至高の御方であるイシス様をお護りする為、敵を撃滅する!」
「やっぱりな、戦乙女ヴァルキュリアだったか!」
「くらえ! 下郎! ブレイブスラッシュ!!」
「防御を推薦します」
ネメシスが防御しろと言ってきているが、俺はその提案を無視する
「いや、このままでいい」
白銀色の斬撃が俺に迫る。
俺はヴァルキュリアの大剣を手で掴み受ける。ガギィンッ! という耳障りな音と共に火花がった。
「なッ……! 私の渾身の一撃をただの人間が手で受け止めるだと!?」
あまりの衝撃なのか、たいそうな言葉使いが素に戻っている。
「化物め! ならばこれでどうだ!」
ヴァルキュリアは背中から天使の翼を生やすと、空中へ舞い上がり距離を離す。
「咎人よ汝の罪を数えよ、咎人よ神の声を聴け、我こそ汝らを断罪せしめる者なり! ライトニング・セイグリッド・スピアスコール!!」
幾千幾万の針状の光の束が俺に亡きものにする為殺到し、俺はそのまま飲み込まれた。
「ハァハァ、この技をくらって平気な……者などおるまい……」
眩い金色のレーザーの様な光が徐々に収まる。
「まさか……そんな馬鹿な!」
「う~ん、もうちょい強いと良かったんだが、まだまだだな!」
然程強くないな。外格にも傷ひとつない。
とっとと諦めてくれると有り難いんだが。
「くッ……殺せ! 主の命に従えぬモノに存在価値はない!」
ヴァルキュリアは戦意を喪失したのか、地面に両手と膝を付き項垂れる。
「いや~、まさかこんな所で本家本元のくっころが聞けるとは思わなんだ」
「不潔ですね……」
「だからね、俺はあんたの主人の様子を見に来ただけなんだって」
「しかし、主の命に背くわけには……」
「あたしがどうしたって?」
不意に後ろから女性の声が聞こえ、俺は振り向いた。
「早朝4時を過ぎた所です」
「よし、出る所を見られると面倒だ。とっとと行っちまおう」
俺が布団から出て立ち上がると、部屋の隅で立っていたヤルダバオトⅧ式が俺の躰へ吸い付くように着装されていった。そのまま螺旋階段を降りて、ホームを出た俺はギルド前へと立つとホームの扉は露と消え去る。
「さて、西へ12キロだったか? とっとと、ブースト使って行っちまうか。ネメシス、全ブースターのリミットを30%開放しろ」
「承知しました。ブーストアライズ、いつでもいけます」
「よっしゃ! 飛ぶぞ!」
俺は思いっきり足に力を込め跳躍する。4メートル程のところでブースターを起動させる
背中のメガブースターと脚部のミニマムブースターを起動させ、空中で静止する。
「ネメシス、一応マッピングを頼む」
「承知しました。マッピングを開始します」
凄まじいスピードで滑空し西へと進む。
およそ15分後……。
「この辺りかね? ネメシス、ブースターの出力を落とせ。森へ入るぞ」
俺は巨大な森林地帯へ落ちていく。
木が外格に当たり、へし折れていくが無視し地表へと大昔やっていたパワードスーツ物のハリウッド映画ばりにカッコつけた着地する。
スーパー○ーロー着地、見事成功。一度でいいからやってみたかったんだよねこれ。
「ここが深縁の森だったか? ネメシス、魔力探知してターゲットをサルベージしろ」
「北西へ5キロの地点にそれらしき反応をキャッチしました」
「よし、行くぞ」
歩く事1時間……。
「お! ありゃ、同郷確定だな」
見ると鬱蒼とした森の中で、とても不釣り合いな格好をした女騎士が金と銀で装飾されたド派手な大剣を地面へ刺し、仁王立ちしていた。
「やぁやぁ、こんにちは。今日は良い天気ですね」
「ん? なんだ、貴様は? この先へは我が主の命により、何人たりとも通す訳にはゆかぬ。即刻立ち去るが良い」
怪訝そうにしている女騎士の顔を見ながら、俺は右手を自分の顔の前辺りでピンッと伸ばし軽く上下する。
「残念ながらそうもいかないんだよね。一応仕事なんで」
「一歩でもそこから動いてみよ。後悔する事になるぞ」
「ふーん、で? どう後悔させてくれるわけ?」
俺は軽く挑発し、女騎士に1歩近づく。
「貴様は! 私は忠告した! 敵対行動と見做す!!」
女騎士が剣を天に向けると、白い光が女騎士を中心に集まり眩い光を放つ。
「我の名は戦乙女ヴァルキュリア! 至高の御方であるイシス様をお護りする為、敵を撃滅する!」
「やっぱりな、戦乙女ヴァルキュリアだったか!」
「くらえ! 下郎! ブレイブスラッシュ!!」
「防御を推薦します」
ネメシスが防御しろと言ってきているが、俺はその提案を無視する
「いや、このままでいい」
白銀色の斬撃が俺に迫る。
俺はヴァルキュリアの大剣を手で掴み受ける。ガギィンッ! という耳障りな音と共に火花がった。
「なッ……! 私の渾身の一撃をただの人間が手で受け止めるだと!?」
あまりの衝撃なのか、たいそうな言葉使いが素に戻っている。
「化物め! ならばこれでどうだ!」
ヴァルキュリアは背中から天使の翼を生やすと、空中へ舞い上がり距離を離す。
「咎人よ汝の罪を数えよ、咎人よ神の声を聴け、我こそ汝らを断罪せしめる者なり! ライトニング・セイグリッド・スピアスコール!!」
幾千幾万の針状の光の束が俺に亡きものにする為殺到し、俺はそのまま飲み込まれた。
「ハァハァ、この技をくらって平気な……者などおるまい……」
眩い金色のレーザーの様な光が徐々に収まる。
「まさか……そんな馬鹿な!」
「う~ん、もうちょい強いと良かったんだが、まだまだだな!」
然程強くないな。外格にも傷ひとつない。
とっとと諦めてくれると有り難いんだが。
「くッ……殺せ! 主の命に従えぬモノに存在価値はない!」
ヴァルキュリアは戦意を喪失したのか、地面に両手と膝を付き項垂れる。
「いや~、まさかこんな所で本家本元のくっころが聞けるとは思わなんだ」
「不潔ですね……」
「だからね、俺はあんたの主人の様子を見に来ただけなんだって」
「しかし、主の命に背くわけには……」
「あたしがどうしたって?」
不意に後ろから女性の声が聞こえ、俺は振り向いた。
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