異世界で色々反転して行こう
68話 山を攻略する!②
初めてコインを回収してから約3時間が経過し、ようやく頂上へたどり着いた、そこには1軒の山小屋があるだけだった
ルノ「長すぎ!」
あんクマ「そうでも無いクマよ?」
ルノ「どうして?敵を倒しながらだけど走って3時間だよ?」
あんクマ「それが間違ってるクマよ、そもそもこの山は貴女の元いた世界の富士山くらいの標高があるクマ、それを寄り道とかしながらたった3時間で登りきってるクマよ?」
ルノ「この山そんなに低かったの?私はてっきりエベレストくらいあるのかと思ってた」
あんクマ「そんなに高くないクマよ」
ルノ「だっててっぺんが雲に隠れてたから高いと思うじゃん?」
あんクマ「それはこの空間の雲が低いからクマね」
ルノ「そうかな?」
あんクマ「そうクマよ?実際にこの空間の雲の高さは3000mくらいの高さクマよ」
ルノ「意外と低かったんだね、でも低い理由は?」
あんクマ「それは単なるキルア様の手抜きクマ」
ルノ「手抜き……」
あんクマ「手抜きクマよ」
ルノ「……なるほどね、じゃあせっかく頂上に着いたから早く色々探索してみよ」
あんクマ「そうクマね」
この山の山頂には山小屋以外何もないためまっすぐ山小屋に入ると
ルノ「何あれ、ミミック?」
あんクマ「何回言ったらわかるクマ?この世界にはミミックはいないクマよ」
ルノ「じゃあこれが言ってた金の宝箱?」
山小屋の中には金の宝箱ただ1つだけが置かれていた
あんクマ「そうみたいクマね、開けてみては?」
ルノ「ミミックじゃないよね?」
あんクマ「だから違うクマよ」
ルノ「だって、もしミミックだったら山割るよ?」
あんクマ「やめるクマ」
ルノ「ミミックじゃないんだね?」
あんクマ「どうして貴女はそんなにミミックを疑うクマ?」
ルノ「恥ずかしいんだけど、私が神になる前にセナさんと一緒に迷宮に潜っていて、セナさんは私がHP100になって死にかけるまで見てるだけ。本題なんだけど迷宮ってたまに宝箱があるでしょ?」
{ルノの言うこの迷宮は最初に入ったあの迷宮だよ}
あんクマ「ボス部屋以外に稀に置いてあるクマね、それがどうしたクマ?」
ルノ「それでね?私とセナさんが潜ってた迷宮が特殊で前半が超簡単で後半が一気に難易度が上がるのよ、その後半の下の方で宝箱を見つけたの」
あんクマ「なんか予想ができたクマ」
ルノ「その時は私はミミックという存在を知らなくて、宝箱を開けたら頭からお腹位までガブッとね」
ルノは話の途中で少し震え出した
あんクマ「それでどうやって抜け出したクマ?」
ルノ「頭からお腹まで噛みつかれて足しか動かせなくて、突然の事で完全にパニックになって魔法とかスキルとか使えなくてそのまま死にかけたわ、それで約束通りHPが100になってセナさんに助けられて生き残ったの、それ以降宝箱を見るとそのトラウマを思い出すよの」
あんクマ「そうクマか、泣いたクマか?」
あんクマはからかうようにそう言った
ルノ「今だから言えるけどあの時はこの世界に来て初めて大泣きしたよ、だってもう少しで死んでたんだよ?ミミックの口の中真っ暗だし身動き出来ないしヌルヌルだし」
あんクマ「そうだったクマか、じゃあ早く開けるクマ」
ルノ「……あんクマには人の心は無いのか!」
あんクマ「元々ないクマよ?」
ルノ「そうですか、開けたくない」
あんクマ「貴女がミミックが怖いなら開けずに置いておくというのもできるクマよ?」
ルノ「それもありかな」
あんクマ「少し前に鉄の宝箱を開けたクマよね?」
ルノ「あれはいいのよ、でもこれはダメ」
あんクマ「どうしてクマ?」
ルノ「だって私が殺されかけたミミックと同じ見た目なんだもん、中身なんていらないから一刻も早くここを離れて宝箱を視界に入れたくない」
あんクマ「じゃあ開けないで置いておけばいいクマよ」
ルノ「じゃあ仕方ないね……あんクマって宝箱の中身だけ見ることってできる?」
あんクマ「そんな機能僕にはついてないクマ」
ルノ「えぇ〜、その頭突っ込んで覗いてよ」
あんクマ「だから無理クマよ」
ルノ「じゃあ諦めよ」
ルノは宝箱を諦めて山小屋の外に出ると……
ルノ「長すぎ!」
あんクマ「そうでも無いクマよ?」
ルノ「どうして?敵を倒しながらだけど走って3時間だよ?」
あんクマ「それが間違ってるクマよ、そもそもこの山は貴女の元いた世界の富士山くらいの標高があるクマ、それを寄り道とかしながらたった3時間で登りきってるクマよ?」
ルノ「この山そんなに低かったの?私はてっきりエベレストくらいあるのかと思ってた」
あんクマ「そんなに高くないクマよ」
ルノ「だっててっぺんが雲に隠れてたから高いと思うじゃん?」
あんクマ「それはこの空間の雲が低いからクマね」
ルノ「そうかな?」
あんクマ「そうクマよ?実際にこの空間の雲の高さは3000mくらいの高さクマよ」
ルノ「意外と低かったんだね、でも低い理由は?」
あんクマ「それは単なるキルア様の手抜きクマ」
ルノ「手抜き……」
あんクマ「手抜きクマよ」
ルノ「……なるほどね、じゃあせっかく頂上に着いたから早く色々探索してみよ」
あんクマ「そうクマね」
この山の山頂には山小屋以外何もないためまっすぐ山小屋に入ると
ルノ「何あれ、ミミック?」
あんクマ「何回言ったらわかるクマ?この世界にはミミックはいないクマよ」
ルノ「じゃあこれが言ってた金の宝箱?」
山小屋の中には金の宝箱ただ1つだけが置かれていた
あんクマ「そうみたいクマね、開けてみては?」
ルノ「ミミックじゃないよね?」
あんクマ「だから違うクマよ」
ルノ「だって、もしミミックだったら山割るよ?」
あんクマ「やめるクマ」
ルノ「ミミックじゃないんだね?」
あんクマ「どうして貴女はそんなにミミックを疑うクマ?」
ルノ「恥ずかしいんだけど、私が神になる前にセナさんと一緒に迷宮に潜っていて、セナさんは私がHP100になって死にかけるまで見てるだけ。本題なんだけど迷宮ってたまに宝箱があるでしょ?」
{ルノの言うこの迷宮は最初に入ったあの迷宮だよ}
あんクマ「ボス部屋以外に稀に置いてあるクマね、それがどうしたクマ?」
ルノ「それでね?私とセナさんが潜ってた迷宮が特殊で前半が超簡単で後半が一気に難易度が上がるのよ、その後半の下の方で宝箱を見つけたの」
あんクマ「なんか予想ができたクマ」
ルノ「その時は私はミミックという存在を知らなくて、宝箱を開けたら頭からお腹位までガブッとね」
ルノは話の途中で少し震え出した
あんクマ「それでどうやって抜け出したクマ?」
ルノ「頭からお腹まで噛みつかれて足しか動かせなくて、突然の事で完全にパニックになって魔法とかスキルとか使えなくてそのまま死にかけたわ、それで約束通りHPが100になってセナさんに助けられて生き残ったの、それ以降宝箱を見るとそのトラウマを思い出すよの」
あんクマ「そうクマか、泣いたクマか?」
あんクマはからかうようにそう言った
ルノ「今だから言えるけどあの時はこの世界に来て初めて大泣きしたよ、だってもう少しで死んでたんだよ?ミミックの口の中真っ暗だし身動き出来ないしヌルヌルだし」
あんクマ「そうだったクマか、じゃあ早く開けるクマ」
ルノ「……あんクマには人の心は無いのか!」
あんクマ「元々ないクマよ?」
ルノ「そうですか、開けたくない」
あんクマ「貴女がミミックが怖いなら開けずに置いておくというのもできるクマよ?」
ルノ「それもありかな」
あんクマ「少し前に鉄の宝箱を開けたクマよね?」
ルノ「あれはいいのよ、でもこれはダメ」
あんクマ「どうしてクマ?」
ルノ「だって私が殺されかけたミミックと同じ見た目なんだもん、中身なんていらないから一刻も早くここを離れて宝箱を視界に入れたくない」
あんクマ「じゃあ開けないで置いておけばいいクマよ」
ルノ「じゃあ仕方ないね……あんクマって宝箱の中身だけ見ることってできる?」
あんクマ「そんな機能僕にはついてないクマ」
ルノ「えぇ〜、その頭突っ込んで覗いてよ」
あんクマ「だから無理クマよ」
ルノ「じゃあ諦めよ」
ルノは宝箱を諦めて山小屋の外に出ると……
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