異世界で色々反転して行こう

エルナ・アストル

40話 初授業

次の日教室にて

セナ(確認しなくても分かるけど一応ね)
「HR始めるよー、みんなしっかりいるね?」

レナ「海斗がいませーん!」

セナ「初日からあいつは何してるのかな?」

バッリーーン!

海斗「間に合ったか?!」

セナ「色んな意味でアウトです」

海斗は教室の窓を割って入ってきた

海斗「マジかよ」

セナ「海斗は後で窓の弁償ね」

海斗「そんな金ねぇよ!……どうしよう」

しゃがみこみ頭を抱えながら本気で悩んでいた

セナ「じゃあ海斗も早く席に着いてねぇ」
『復元』

そして割れた窓はまるで逆再生しているかのように元通りになった

海斗「でも窓治すお金なんて無いけど」

セナ(あれ?気づいてない?)
「じゃあ仕方ない、海斗は奴隷落ちだね」

海斗「しゃ、借金とかは?」

セナ「あるけど海斗は稼ぐとこがまだない、その辺を考えた結果結局奴隷落ちだね」

他のクラスの人達は皆笑っています

海斗「どうしよう、それと俺が奴隷になりそうなのになんでみんな笑ってんの?」

セナ「知らない?誰かに聞いたら?」

海斗「分かった、そうする」

そして聞きに行った

海斗「ルノなんでみんな笑ってんの?」

ルノ「なぜ私」

海斗「1番仲いいのお前だし」

海斗と1番中がいいのはルノだったりするよ、ただルノが女の子になったことにより、少しだけ躊躇っているようです

ルノ「気になるなら割った窓しっかり見てみな」

海斗「?分かった」

海斗は割った窓の前に来てようやく

海斗「あれ?割れてない」

セナ「海斗もアホだよねぇ、私が直してることも気づかずに勝手に困ってるんだもん。もちろんみんな笑うよね」

海斗「セナ先生がドSに!」

セナ「はいはい、勝手に言っててね?。じゃあほんとにHR始めるよ。まず今日の予定から、1時間目は早速魔法だよ、そして2時間目は世界史ね、その次は最後の武術関連だよ」

{この世界の1番最初の学校は元々日本から召喚された勇者が創立したため、名前などは一緒のものが多い}

海斗「魔法の授業はここでやるんですか?」

セナ「ここでやってもいいけど、怒られるよ?」

海斗「じゃあどこでやるんですか?」

セナ「海斗も散々訓練してきたでしょ?もちろん訓練所に決まってるじゃん?」

海斗「確かに」

セナ「じゃあ前S生徒はみんな体操服に着替えて訓練所に集合ね」

前S生徒達「分かりました」

セナ「で、勇者達は」
『勇者達みんなへ体操服を』パチン

勇者全員の机の上に体操服が置かれた

セナ「じゃあそれぞれ更衣室に行って着替えたら訓練所に行ってね」

海斗「更衣室とか訓練所とか場所知らないんだが?」
レナ「確かに」

セナ「あ、そうか。じゃあ明日この学園の案内するから、今日は誰かに案内してもらってね」

{ちなみに前S生徒達は一ヶ月前に入学したばかりです、理由は一ヶ月前に行われた入学式は貴族用で、勇者達が入学する時の入学式は身分は関係ない入学式になってます。ただ例外もあり平民でも入学はできます、その例外とは孤児だった子が貴族の人に引き取られた場合です。ただ別に早く入学するからと言ってほぼ何も変わらないため、レナは学園に行くくらいならとセナと訓練を選んだようです}

ルノ「じゃあセナさん行こ?」

セナ「わかったわ、じゃあみんなも早く着替えて来てね」

海斗「ルノもう着替えたのか?!」

ルノ「そうだけど?」

海斗「はや!」

ルノ「みんなも着替えてきてね」

そしてセナとルノは訓練所に向かい、その後みんな更衣室へ向かい着替えて訓練所に集まった
{更衣室で覗きなどは起きなかった}

セナ「みんな揃ったね、じゃあまずは魔力測定からはじめよっか」
『魔力測定水晶 効果 魔力無限測定 作成』パチン

台座と共に水晶が設置された

セナ「じゃあ勇者チームは後でで、Sクラスチームは先に適当な順番で測っていってね」

海斗「それはいいんですが、先生は着替えないんですか?」

セナ「これと前のやつは私服でもあり戦闘服でもあるから問題ないよ」

海斗「だから今まで着替えてなかったんですね」

セナ「じゃあルノ以外は魔力測定してね」

マルミ「なんでルノちゃんは測定しないの?」

ルノ(セナさんが適当に誤魔化してねって言われてたね)
「勇者チームはしってるかもだけど、私が測定しない理由はスキルに魔力無限って言う、勇者スキルがあるからよ」

マルミ「何それ魔法使いみんな欲しがりそう」

ルノ「だからセナさんにみんな以外に教えないように言われてるの」

マルミ「そうなのね、じゃあ私先に測ってくる」

周りにはみんな集まってルノの話を聞いていた

マルミ「触れるだけでいいの?」

セナ「そう、触れたら魔力MPのMAX値が計られるよ。まぁ多すぎると壊れるけどね」

マルミ「壊れるんだ、じゃあ触っていい?」

セナ「いいよ」

マルミは手を伸ばし水晶に触れると、少し上に数値が表示された

セナ「マルミちゃんの魔法得意なだけあって多いね。魔力は156700だね、頑張ればまだ上がると思うよ」
(成長MAX値が50万になってるからまだまだ)

{この水晶はセナにだけ成長MAX値が見えるようになってるよ、成長MAX値とは名前の通り成長して最大値ということ}

マルミ「魔力ってどうやってあげれば効率いいの?」

セナ「あとでみんなに説明するから待っててね」

マルミ「分かった」

そして離れていった

セナ「じゃあ次は誰測る?」

ゴウマク「俺が行こう!」

セナ「お、自信満々だね!そんなに魔力に自信あるのかな?」

{今更ながら説明を、この世界でステータスは基本的に鑑定がないと見ることは出来ません。セナや勇者達が見れるのは神様効果です、神様効果にはこのような効果があります、言語理解 ステータス閲覧 などの転生記憶を持った転生/転移/召喚などの時に付与されます。あとゴウマクやカツトラはセナやルノを認めたようです}

ゴウマク「もちろん!俺はあんなちっちゃい女には負けるわけねぇよ!」

セナ「そう、そこまで自信があるなら早速触ってね」

ゴウマク「分かった!」

そして触れると……なんと!

セナ「ゴウマクの魔力は13500だよ、残念!マルミちゃんに負けました!」

ゴウマク「マジかよ、俺そんなに魔力なかったのか?」

セナ「体質の問題とかで伸びやすさなんかが変わるから、まぁ頑張れば伸びるよ」
(MAX値が50000か、どんだけ頑張ってもマルミちゃんには追いつけないね)

そして次は?

ヤツマ「俺いいですか?」

セナ「いいよ」

数値はこうだ

セナ「ヤツマくんはちょっと低くて7500だね、あんまり魔力の訓練してないでしょ」

ヤツマ「魔力操作での訓練はしてるんですが、それしか知らないから効率は悪いと思います」

セナ「まぁみんなに後で教えるからそれで覚えてね」

ヤツマ「わかりました」

ミツナ「次私いい?」

セナ「ミツナちゃんね、じゃあどうぞ」 

ミツナ「わかりました」

ここで?

セナ(前S生徒の中で一番高いかも?)
「ミツナちゃんの魔力は若しかするとSクラスチームで最高値かもしれない、165900だぁ!」

ミツナ「そんなにあったの?」

セナ「ミツナちゃんは魔力が伸びやすい体質みたいだね、だから頑張ればまだまだ伸びるよ」
(既に10万超えてるのにMAX値が100万って何?まだ初期段階ってことかな?まぁ魔法が特殊だからこのくらいないとしっかり使えないだろうね)

後ろではみんな驚いていた

アルタマ「さっきのあれの後だとなんか自信なくなる」

セナ「勇者チームの前だから安心してね」

アルマタ「じゃあそんな心配もないかな?」

セナ「間違いなくないね」

そして触ると

セナ「アルマタくんの魔力は3500でちょっと低いけど、学園生活では1000あれば事足りるね。ただ冒険者とかなるなら最低でも5000くらいまであげた方がいいかもね」

アルマタ「わかりました」

セナ「じゃあ最後はメリナちゃんだね」

メリナ「はい、なんか私なんかが最後だと低く見えると思いますが、いいですか?」

セナ「全然いいよ」

そして触れると

セナ(まさかの孤児上がりの子がねぇ)
「メリナちゃんの魔力は209500で、なんとSクラスチーム最高値だね」

メリナ「わ、私がさ、ささ、最高値!」

セナ「メリナちゃんを引き取ってくれた人ってもしかして魔眼持ち?」

メリナ「どうでしょう?引き取ってくれた時に、魔力が気に入った!俺のところに来るか?って言われました」

セナ「それは確実に魔眼持ちだね、おめでとう!Sクラスチームの最高値はメリナちゃんに決定だ!」

メリナ「この魔力で何が出来るでしょうか」

セナ「その魔力なら冒険者とかなって、魔法を使って魔物退治とかしたり。王城に行って宮廷魔導師として頑張ったりね」

メリナ「平民の私が雇ってもらえるでしょうか」

セナ「メリナちゃんは1つ勘違いしてるよ」

メリナ「何をですか?」

セナ「宮廷魔導師になれる基準は身分の問題ではなくて、実力があれば誰でもなれるんだよ。例えばなろうと思えばレナでもなれるし、魔力と実力さえあれば子供でもなれるしね」

メリナ「じゃあ頑張って宮廷魔導師になって、引き取ってくれたお父さんに恩返ししよう!」

セナ「それがいいかもね、じゃあ次は勇者チームだよ」



レナ「あれ?もしかして私も勇者チームにカウントされてる?」

勇者チームの魔力測定をして行った

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