29話 神域 ④

色々話したあと

アルガド「そういえば今日は何しに来たんじゃ？」

セナ「ルノにここの案内したついでに来ただけよ？」

アルガド「ついでかい」

セナ「うん、ついで」

アルガド「ルノちゃんはそんなこと言わんよなぁ？」

ルノ「精霊神に会いに来たついでですね」

アルガド「ルノちゃんまで」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

それから1人でブツブツ言ってたので

セナ「じゃあアルガドまた来るよ」

アルガド「勝手にしろ……ﾏﾀｺｲﾖ」

小声でまた来いよと言っていた

セナ「はーい」

ルノ「お邪魔しました」

そして家を出た

セナ「さて本来の目的の精霊に会いに行こうか」

ルノ「はい」

そして結界の外側へやってくると

精霊神精霊の精霊神「セナ様今日はどうかしました？」×8

セナ「ルノが君達のこと気になってたみたいだから連れてきたの」

ルノ「ルノです、こんにちは精霊さん」

精霊神「あ、ちょっと前に生まれたセナ様の次に強い神様だ！」

ルノ「ちょ！」

精霊神の8人全員がルノの顔に飛びついた

{精霊神達がセナと契約して話し方などが変わっていたがセナが契約主になったため変えてたらしいが今は元に戻っている}

セナ「コラコラ、ルノから離れない。困ってるでしょ？」

精霊神「ごめんなさい」×8

セナ「よろしい！」

ルノ「助かった」

セナ「良かったね、みんなももしルノが短気だったらどうするつもりなの？ルノは君達より圧倒的に強いのよ？」

精霊神「た、確かに……ごめんなさい！」×８

ルノ(元の世界で飼ってた犬みたいなものだしね)
「別にいいよ、慣れてるし」

セナ「ちなみにこの世界の犬は最小で1mを超えるよ」

ルノ「セナさんが食われる」

精霊神「そうなの？！」

セナ「そんなわけ無いでしょ？まぁ食われてもお腹ぶち抜いて出て来るけど」

ルノ「わぉ、怖い怖い」

セナ「犬じゃないけど実体験だからね？」

ルノ「え？このセナさんが？」

セナ「完全にスキルとか使わずに気を抜いて草原で寝てたらいつの間にかお腹の中にいた」

ルノ「セナさんって寝るんですか？」

セナ「その時も起きてたんだよ？草原のど真ん中で風に当たってると気持ちいいでしょ？」

ルノ「確かに」

セナ「それで風以外の感覚系を全てシャットアウトして横になってたの」

ルノ「ルキアさんもいたんでしょ？」

セナ「いたけど風以外の感覚系完全にシャットアウトしてるんだよ？ルキアも簡単に言ったら念話で話しかけてるみたいなものだから私には聞こえてなかったのよ」

ルノ「じゃあどうやって気づいたんですか？」

セナ「風が当たらなくなって初めて気づいた」

ルノ「全く何してるんですか、セナさんたまに変なことしてるよね」

セナ「失礼ね、子供心があると言ってくれない？否定はしないけど」

ルノ「この人にずっと着いてくのか、先が思いやられる」

セナ「別に眷属契約してるからルノの居場所わかるし一人旅でもしてきていいのよ？」

ルノ「そうなんですか？」

セナ「全然いいよ？でも学園を出てからにしてね」

ルノ「わかりました」

そしてそのあとも色々話してこの空間からでて学園の説明をしに向かった