20話ダンジョン③

初のボス部屋へ入った

ルノ「ボスいます？」

セナ「あそこにいるよ」

丸い円柱の空間の真ん中の方を指さした

ルノ「索敵のスキルじゃわかんなかった」

セナ「そうだろうね、だってルノがスキル使ってる時ボスいなかったもん」

ルノ「先生はわかってたの？」

セナ「わかってたよ？そもそも私に出来ない事ないしね、ボスがどこに出るかもお見通し」

ルノ「そうなんですね」

セナ「そうだよ、そもそも視界にここに湧くよって出てるもん」

ルノ「雑魚のも？」

セナ「それは邪魔だから消してる」

ルノ「それもあるのね」

セナ「あるよ？まぁボスの説明するね」

ルノ「はい」

セナ「あれは超レアボスのヒドラだね」

ルノ「超レアボス？」

セナ「その超レアボスはこのダンジョンができてもう1000万年ぐらい経つけどだれ1人として会ったことないから誰も知らないね」

ルノ「やばい？」

セナ「私なら問題ないけどルノはまずいかもね」

ルノ「そんなに？俺のステータス結構高いのに」

セナ「そう、今でだいたいルノのステータスの1.5倍ぐらい強いよ」

ルノ「じゃあほんとにやばいね」

セナ「あとさらにあいつは居るだけで毒霧を振りまき、それを吸い込むと１分ごとにHPの1割持ってかれるよ」

ルノ「まさかの割合ダメージ！じゃあ早くしないとまずい？」

セナ「そうだね、あとは噛み付いたり体当たりしたり尻尾で叩いてきたり毒のブレスとかも使ってくるから気をつけてね」

ルノ「俺1人で行けと？」

セナ「じゃあ何して欲しい？」

ルノ「注意を引いて欲しい、経験値高いでしょ？」

セナ「高いねルノだとあれ1体で200は上がるかも」

ルノ「経験値の割り振りはどうなるの？」

セナ「攻撃を1回するたと1割だけソロで倒すと独り占めできて、今回は私は注意を引くだけだからルノの経験値になるね」

ルノ「わかりました、じゃあお願いします」

セナ「わかった、でも早く決めてね？ルノ自身が危ないよ」

ルノ「できるだけ早くやります」

セナ「じゃあ頑張って」
『挑発』

ヒュドラに向かい挑発をした
{挑発は敵の注意を引き敵を集められる}

セナ「歩いて来てるけど遅い」

ルノがヒュドラにたどり着き攻撃を始めた

セナ「数値の減りは早いけど耐性のせいで2桁しか入ってない、なんか面白い」ｸｽｸｽ

ルノ「何笑ってるんですか！」

セナ「ルノの速度と火力はあるけどヒュドラの耐性で2桁まで減ってるからなんか面白いなぁって」

ルノ「じゃあ何とかしてくださいよ」

セナ「経験値減るけどいいの？」

ルノ「この際少しなら構いません」

セナ「じゃあ遠慮なく」
『防御力低下ディフェンスダウン』
{防御力低下は物理と魔法両方の耐性を下げることが出来る、もちろんこの世界にはこんな強いスキル存在しない}

ヒュドラの防御力耐性が約500000000000から5000まで落ちた

セナ「これで1回6桁は削れるはずだよ」

ルノ「ありがとうございます！」

ここでセナがヒュドラの射程圏内へ入った

セナ「お、ブレス来るか？」

大きく口を開きポイズンブレスを吐いてきた

ﾌﾞﾜｧｧｧ {作者 ←表現の仕方分からない}

セナ「うわぁーやられなーい」

ルノ(なにしてんの先生、ブレスを浴びながら遊んでるよ)

セナ(暇だしなんかしよ)
〔ねねキルアちょっといい？〕

キルア〔はいでしょう？〕

ルノ〔この世界にゲームみたいなイベント作れない？〕

キルア〔未来予知ですか？〕

セナ〔どゆこと？〕

キルア〔数年後にゲームのようなイベントを追加しようと話してたんですよ〕

セナ〔なるほど、もうできてるの？〕

キルア〔できてますよ？それと何してるんですか？それ〕

セナ〔毒のブレス浴びながら注意を引いてるの〕

キルア〔そのボス出たんだね〕

セナ〔そうなのよ、だからルノが苦戦してるんだよね〕

キルア〔そのようですね〕

セナ〔こいつの確率どのぐらいなの？〕

キルア〔そいつは自然に宇宙ができる確率くらいの確率ですね〕

セナ〔それいる意味ある？〕

キルア〔無いですね、それにドロップがいいものなのでいいかと〕

セナ〔そう、それで話戻すけどイベントすぐにできるの？〕

キルア〔完璧に出来上がってます、バグなどもありません、あとはいつ追加するかだけです〕

セナ〔じゃあ今追加しちゃっていいよ〕

キルア〔いいんですか？〕

セナ〔いいよ初開催はもう少し先でお願いね、世界中に情報が回ってから〕

キルア〔わかりました、では世界に神力が通過すると思うので通過するとイベントのデータは追加されます〕

セナ〔わかった、ありがとね〕

キルア〔いえ、情報は各国の国王の下へ送っておきます〕

セナ〔はーい〕

各国には小型の神像があり、その下に神託の紙が置かれる、そこにイベントの詳細が全て書かれている

セナ「すごい肺活量だねヒドラさん」

話している間もずっと毒のブレスを浴びせていた

セナ「あと5分の1ぐらいだから頑張ってー」

ルノ「はい」

そしてルノはどんどん攻撃していき

ついにヒドラが倒れた

ルノ「疲れた」

セナ「お疲れ様」

ルノ「うん、じゃあドロップ見に行こうかな」

セナ「いい物らしいよ」

ルノ「そうなの？」

セナ「うん、さっき調べた」

ルノ「そうなんだ」

ボスがいたところに宝箱が現れている

ルノ「あれがドロップ？」

セナ「そう、あれはレアドロップだね、普通だと木の宝箱だよ」

そこにあるのは金色の宝箱だ

ルノ「中に入ってるの？」

セナ「うん、ボス自体の素材とアイテムなんかが入ってるよ」

ルノ「ボスの素材も貰えるんですね」

セナ「他は貰えないから多分これ限定じゃないかな？」

ルノ「開けていい？」

セナ「いいよ？いらないなら私が貰うし」

ルノ「わかりました」

ルノは宝箱を開けた

ルノ「素材だけだよ？」

セナ「なんか通知こなかった？」

ルノ「あ、今来た……毒竜ヒドラ？」

セナ「効果はステータス開いて鑑定使えば見れるはずだよ」

ルノ「確認します」

毒竜の効果はこんな感じだよ

スキル毒竜
効果
毒系無効
毒竜魔法{MPを消費し、毒竜の力を思いのままに使うことが出来る}
…{もちろんまだ他にもあるが、分かりやすく効果を発揮するのはこのくらい}

ルノ「毒系が効かなくなって毒竜魔法ってのが使えるようです」

セナ「毒系は名前の通り毒や麻痺系が効かなくなるね、毒竜魔法は普通に使うと毒竜の頭3つが出てきて毒ブレスとか使えるよ」

ルノ「なるほどね、毒竜になりきれると」

セナ「まぁそういうこと」

ルノ「ステータス上がったかな？」

セナ「上がってるはずだよ」

ルノ「見てみる」
『ステータス』

[名前] ルノ・エトワール
[年齢] 16
[種族] 半神半獣人(白狐)
[性別] 女
[職業] 勇者
[レベル] 348
[HP] 8550000000000/8550000000000
[MP 神力] 7590000000/7590000000
[物理攻撃力] 56000000000
[物理耐性] 75000000000
[魔法攻撃力] 75000000000
[魔法耐性] 75000000000
[素早さ] 95000000000
[運] 10000000000000
[称号] 勇者勇者最強いずれ神になるもの
[魔法] 全魔法
[スキル]
言語理解
無限収納
身体強化LvMAX{今更、MAXは10だよ}
身体操作LvMAX
経験値超増量LvMAX
ステータス超補正LvMAX
必要経験値0.000000000000001
成長速度上昇LvMAX
魔力操作Lv9
体術Lv6
剣術Lv5
刀術Lv2
[固有スキル]
無限の成長
獣化{見た目が完全に狐になる}
獣魔法Lv5
狐魔法Lv4
毒竜魔法Lv-
毒竜ヒドラ
神眼Lv-(魔力眼神力眼心眼千里眼 ……)
昇華(3回使用可能)
[武装]
ルノの和服
ルノの刀[名は無い]
-------
[加護]
無限超越女神の加護Lv∞(ステータス上昇無効)
神々の加護Lv10

ルノ「ほんとに200ぐらい上がってる」

セナ「私が干渉しなければ372まで上がるはずだったんだけどね」

ルノ「ド○クエでいうメ○スラみたいな感じ？」

セナ「そんな感じでとらえていいと思うよ、私ド○クエやった事ないけど」

ルノ「そうなんですね」

セナ「そうなんだよ、私がドラクエを買って帰ったらやろうって思ってたけど死んだからやらなかった」

ルノ「それは災難」

セナ「この世界に来れたから別にいいんだけどね、こっちの方が絶対楽しい」

ルノ「そうですか、昇華っていつ使えばいいですか？」

セナ「寝る前がいいかもね、昇華中は睡眠状態になるから」

ルノ「わかりました」

セナ「じゃあもっと進まうか」

ルノ「はい」

そこからどんどん進み、セナ達が20階層へたどり着いた頃に勇者チームの1つがボス部屋の前にたどり着いた

セナ「他のみんなが最初のボス部屋に着いたみたいだね」

ルノ「俺達今20階ですが？」

セナ「まぁこっちはこっちで進もう、そっちには分身新しく置いてあるし」

ルノ「置いてるんですか」

セナ「扉の前で門番みたいにドーンと構えさせてるよ」

ルノ「ラスボスみたい」

セナ「やってあげようか？ラスボス」

ルノ「俺含め全員瞬殺されるのでやめてください」

セナ「とりあえず全グループがボス部屋に着くまで先に進もうか」

ルノ「はい」

セナ達はさらに進んで行った