公爵令嬢は氷姫

kmoksor

昼下がりの書庫 2



そしてアイリスにはどうしても読みたいロマンス小説があった。
タイトルは"真実の愛を貴方に"


「またありません、、いつになったら読めるのでしょう、、。」


他の令嬢達からの評判もよく、販売しても即売り切れ。
なかなかタイミングが掴めず未だアイリスは読めずにいた。


けれど物語の内容は噂で少し知っていた。
ある王子様を巡って、内気な令嬢が悪役令嬢や取り巻きに打ち勝ち王子様と真実の愛を実らせるお話。
よくありがちなストーリーだが、登場人物達の心情描写や心惹かれる愛の囁きなどまだ恋を知らずぬ夢見る若者から絶大な人気を集めている。


アイリスは書庫に来るたび、この本を探すが未だ出会えずにいた。


「仕方ありません、、今日は違う本を読みましょう、、。」


アイリスは今日読む本を抱え、いつも本を読む書庫の奥にある窓際の席へと向かった。


 

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