公爵令嬢は氷姫
公爵家の氷姫
「ねえ見て、アイリス様また書庫にいらっしゃるわよ」
「本当だわ、相変わらずあの冷たい表情、、ずっと本を読んでいて退屈しないのかしら」
「きっと私達のような者と話すよりずっと有意義なんじゃないかしら。この間挨拶をしただけで睨まれましたもの、、」
「まあ怖い、、やっぱり噂は本当なのね、公爵家の氷姫、、ーーー」
ある昼下がり学園の中庭で令嬢達が書庫の窓に映る公爵令嬢アイリスを観ながらこんな会話をしていた。
王家の次に権力を持つ公爵家の人間は他の貴族から注目される事は言うまでもない。
公爵家の者に取り入ろうと他の貴族達は群がって公爵家の人間のご機嫌取りに必死になっている。
ただアイリスの周りは少し違った。
昔から人見知りで内気なアイリスは他人から声をかけられると緊張して表情が強張り、口数も減り、ついキツイ口調になってしまう。
元々、本や書物が好きなアイリスは学園では書庫でひっそり1人でいることがほとんどだ。
そんな彼女についた呼び名は"公爵家の氷姫"
そして今日も彼女は1人書庫で本を読んでいた。
 
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コメント
クローバー
こういうのめっさ好きです!!
これからも頑張ってください。