忍者研究~金持ち先輩とツッコミの僕~

ノベルバユーザー338048

NINJA 其の壱

「はーい、じゃあ今日は古くからの忍の家の方に来ていただきました。パチパチパチパチ」

「センパイ、どうやって呼んだんですか?」

「金の力で」

「億万長者め!」

「ハイハイ、もう来て頂るんで」

「分かりました、じゃあ呼んで下さい」

「では、ご登場頂きましょう、ドイツからおこしの......」

「ちょっと待った!」

「えっ?  何?」

「ドイツって?  え?  古くからの忍の家なんじゃないんですか?」

「いやいや、ドイツに住んでても忍者は忍者だよ」

「それはそうですけど......」

「何回も腰を折らないで!  では、切り替えてもう一度。ご登場頂きましょう!  ドイツからおこしのナニゲルノ・インゲルス・ニッケルト・ジャンノ・アントニオさんです!」

「完全に外人じゃねえか!」

「まあまあ、あっ来てくれました」

「ハハアーイ! ワタシノナマエハナニゲルノ・インゲルス・ニッケ......」

「それはもう聞いた!」

「ではでは、ナニゲルノ・インゲ......」

「だからもういいって!」

「怒りすぎだよ、もう。じゃあ質問コーナーに移りたいと思いまーす。ナニゲ......」

「だから!  フルネームは言わなくていいですから!  略称とかないんですか?」

「オオーウ、ワタシ、ミンナニ、NINJAッテヨバレテマス」

「先輩!  絶対忍者違いじゃないですか!」

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