異世界のサンタクロース
一話
さ、寒い。
もうダメ~。
誰か助けて。   
「おぎゃー(誰か助けてー)」
ん?
「おぎゃー(誰か助けてー)」
あれ?
私ちゃんと喋れてない!?
私、車とぶつかって......
そこから先が思い出せない......
ここは、病院なのかな?
でも、それにしたら寒過ぎる。
というか、風がしっかり吹いてるから中ってことはないだろう。
外にいるってことは......
どう言うこと?
しかも、私が発した言葉。
明らかに赤ちゃんの言葉だったよね?
もしかして、死んで異世界に来ちゃったの?
私が異世界転生なんて、信じられない。
友達とまだまだ話したいことあったのに。
私が不満だったことなんてそんなにないのに。
なんで私の自由を奪っちゃったの?
ビューー
寒い。
これじゃすぐ死んじゃう。
もしかしたら、もとの世界に戻れるかもしれないのに。
「おぎゃー(誰か助けてー)」
ザクザク、と足音が近づいてくる。
この音からして、雪が積もっているのだろう。
道理で寒いわけだ。
そんな事よりも、まずは近づいてきた人に助けてもらうことが先決だ。
「ぎやー(助けてー)」
続けて
「おぎゃー(誰か助けてー)」
その足跡は段々と近づいてきた。
ゆっくり、ゆっくり。
足音が近くまで来て止まったかと思うと、直ぐに私の体は持ち上がりました。
そっと、自分の胸のうちに抱き寄せてくれたその人は、立派なお髭を持ったお爺さんでした。
もうダメ~。
誰か助けて。   
「おぎゃー(誰か助けてー)」
ん?
「おぎゃー(誰か助けてー)」
あれ?
私ちゃんと喋れてない!?
私、車とぶつかって......
そこから先が思い出せない......
ここは、病院なのかな?
でも、それにしたら寒過ぎる。
というか、風がしっかり吹いてるから中ってことはないだろう。
外にいるってことは......
どう言うこと?
しかも、私が発した言葉。
明らかに赤ちゃんの言葉だったよね?
もしかして、死んで異世界に来ちゃったの?
私が異世界転生なんて、信じられない。
友達とまだまだ話したいことあったのに。
私が不満だったことなんてそんなにないのに。
なんで私の自由を奪っちゃったの?
ビューー
寒い。
これじゃすぐ死んじゃう。
もしかしたら、もとの世界に戻れるかもしれないのに。
「おぎゃー(誰か助けてー)」
ザクザク、と足音が近づいてくる。
この音からして、雪が積もっているのだろう。
道理で寒いわけだ。
そんな事よりも、まずは近づいてきた人に助けてもらうことが先決だ。
「ぎやー(助けてー)」
続けて
「おぎゃー(誰か助けてー)」
その足跡は段々と近づいてきた。
ゆっくり、ゆっくり。
足音が近くまで来て止まったかと思うと、直ぐに私の体は持ち上がりました。
そっと、自分の胸のうちに抱き寄せてくれたその人は、立派なお髭を持ったお爺さんでした。
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