エルフさんが通ります
そこには興味はありませんので
「舞台を荒らしに荒らし回った私より派手な演出て登場するなんてバカにしてますの⁉︎」
え、怒るとこそこですか?
てっきり正々堂々戦えとかいわれるのかと思いましたよ.
いまいちシェリーの感性がわかりませんね。
「なんのことなんでしょうか?」
「とぼけるのはおよしなさい! ドラゴンンに乗って現れたことですわ!」
あぁ、あれは派手な分類にはいるんですか。
「だって魔王城空飛んでたじゃないですか。だったら私も空くらい飛ばないと対抗できないでしょ?」
「私よりも目立ちすぎだと言ってますの! この私の魔王としてのデビュー戦ですのよ! 華麗に栄光の道を歩んでいきたいんですの!」
いや、魔王が光という文字が入った栄光の道とか歩んじゃだめな気がするんですが…
『そう考えるとリリカって完璧に魔王のポジションだよね』
「ほほぅ? どういう意味でしょうか?」
私は非常に今の物言いが気になりますよ、くーちゃん。
『だってリリカはまともに戦う気なんて微塵もないでしょ? 卑怯で効率よく楽に戦いたいわけでしょ?』
「……」
な、なんでしょう。言われてることは微塵も間違ってはいないのですが改まって言われると私、めちゃくちゃ人でなしみたいじゃありませんか? まあ、私はエルフなんですが。
「私の話を聞きなさぁぁぁぁい!」
はぁはぁと息を荒げながら自己主張してくるシェリー。そういえば私も聞きたいことがあったんですよね。
「ところでシェリー。あの大量のアリエル達は一体なんです? オリハル山の時から気になっていたんですが聞けませんでしたからね」
オリハルドラゴンの背から見ていましたが下の戦場にいるのは武器は違えど全てアリエルでしたからね。あれだけ大量にいれば気にもなるというものです。
すると今まで怒っていた表情は一瞬で鳴りを潜め、代わりに腹が立つような笑みを浮かべて私を見てきます。
「知りたい? 知りたいですか? ど〜しようかなぁ〜?」
ああ、腹が立つ。なにが腹が立つかというとまず喋り方に腹が立ちます。次に人をバカにしたような顔に腹が立ちます。さらにいうと全てにムカつきます。
「ああ、もういいです」
「なんでですの⁉︎ ここは話をさしてくれるポイントではないんですか⁉︎」
いや、だってなんか話をしてたらストレスを非常に感じるんですから仕方ないじゃないですか。
「どうせあれでしょ? 人をコピーする古代魔導具でも手に入れたんでしょう」
「な、なんでそれを……」
明らかに狼狽してますしあたりですか。なら他には聞くことはありません。
「語り合う時は過ぎました」
「お待ちなさい! まだ私がなぜ魔王になったかとかを全くといっていいほど語ってないんですが⁉︎」
「そこには興味はありませんので」
「軽い! 仮にも魔王である私に対しての扱い軽くありませんか⁉︎」
だって本当に興味がないんですから仕方ありません。
私は深々とため息をつくと合図を送るように穴だらけの床に向かい三度音が鳴るように足を打ちつけます。
そしてその音が鳴り響くとそれを待っていたかのように黒い影が穴から飛び出し、シェリーに向かい飛びついていくのでした
え、怒るとこそこですか?
てっきり正々堂々戦えとかいわれるのかと思いましたよ.
いまいちシェリーの感性がわかりませんね。
「なんのことなんでしょうか?」
「とぼけるのはおよしなさい! ドラゴンンに乗って現れたことですわ!」
あぁ、あれは派手な分類にはいるんですか。
「だって魔王城空飛んでたじゃないですか。だったら私も空くらい飛ばないと対抗できないでしょ?」
「私よりも目立ちすぎだと言ってますの! この私の魔王としてのデビュー戦ですのよ! 華麗に栄光の道を歩んでいきたいんですの!」
いや、魔王が光という文字が入った栄光の道とか歩んじゃだめな気がするんですが…
『そう考えるとリリカって完璧に魔王のポジションだよね』
「ほほぅ? どういう意味でしょうか?」
私は非常に今の物言いが気になりますよ、くーちゃん。
『だってリリカはまともに戦う気なんて微塵もないでしょ? 卑怯で効率よく楽に戦いたいわけでしょ?』
「……」
な、なんでしょう。言われてることは微塵も間違ってはいないのですが改まって言われると私、めちゃくちゃ人でなしみたいじゃありませんか? まあ、私はエルフなんですが。
「私の話を聞きなさぁぁぁぁい!」
はぁはぁと息を荒げながら自己主張してくるシェリー。そういえば私も聞きたいことがあったんですよね。
「ところでシェリー。あの大量のアリエル達は一体なんです? オリハル山の時から気になっていたんですが聞けませんでしたからね」
オリハルドラゴンの背から見ていましたが下の戦場にいるのは武器は違えど全てアリエルでしたからね。あれだけ大量にいれば気にもなるというものです。
すると今まで怒っていた表情は一瞬で鳴りを潜め、代わりに腹が立つような笑みを浮かべて私を見てきます。
「知りたい? 知りたいですか? ど〜しようかなぁ〜?」
ああ、腹が立つ。なにが腹が立つかというとまず喋り方に腹が立ちます。次に人をバカにしたような顔に腹が立ちます。さらにいうと全てにムカつきます。
「ああ、もういいです」
「なんでですの⁉︎ ここは話をさしてくれるポイントではないんですか⁉︎」
いや、だってなんか話をしてたらストレスを非常に感じるんですから仕方ないじゃないですか。
「どうせあれでしょ? 人をコピーする古代魔導具でも手に入れたんでしょう」
「な、なんでそれを……」
明らかに狼狽してますしあたりですか。なら他には聞くことはありません。
「語り合う時は過ぎました」
「お待ちなさい! まだ私がなぜ魔王になったかとかを全くといっていいほど語ってないんですが⁉︎」
「そこには興味はありませんので」
「軽い! 仮にも魔王である私に対しての扱い軽くありませんか⁉︎」
だって本当に興味がないんですから仕方ありません。
私は深々とため息をつくと合図を送るように穴だらけの床に向かい三度音が鳴るように足を打ちつけます。
そしてその音が鳴り響くとそれを待っていたかのように黒い影が穴から飛び出し、シェリーに向かい飛びついていくのでした
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