月光の華

きあき

月の船

鋭く尖った三日月に
足をめられて
ぼくは一人呆けている
凛とした冬の寒さが心を清め
ぼくは月の船に乗る

真っ暗闇の中
浮かぶ家々の灯が
孤独を呼び
僕は思わず天空を見つめる

そこには
星々が静かに僕を
見守っていた
無数の星の声なき言葉に
心を傾けていると
懐かしさと愛おしさが込み上げてくる

「ぼくは一人じゃない」

見渡すと
月の船には大勢のぼくが乗り
明日へ向かって飛び立ってゆく
オレンジ色に輝く太陽を目指して

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