話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

月光の華

きあき

満場の灯の星の上で

都市灯まちあかりを頼りに
ボクらは明るい夜を過ごす
浅い眠りと目覚めの悪さの中
24時間起きる都市で
ボクらは自分勝手に恋をする
我儘わがままに想い込んで
自分が傷つくのがイヤだから
他人を傷つけて
真似事の恋をする

夢と現実の区別がつかなくて
これが本当の愛だと言って
愛している人を傷つけていく
自分勝手な我儘をくりかえす

他人の痛みも
自分の心もわからないまま
やがてボクたちは
この満場の灯の星の上で
生と死の区別も
つかなくなってしまうのだろうか?

「詩」の人気作品

コメント

コメントを書く