月光の華

きあき

翼~いつか来るその日に向かって~

息の詰まるような夢を抱き
ボクは飛べずにいる
はなやく都市へのあこがれは
ボクの心で嵐のようにうずまくけど
ボクの翼は重すぎて
あるじのいない想いだけが
夜空を駆け巡る

誰もいない駐車場に一人たたずみ
星を見上げる
深い深い闇に向かい
イメージの翼をひろげてみる
今はまだ飛べやしないけど
いつか
この翼をひろげてボクは飛んでいく
夏の日の嵐に負けない羽ばたきで
この 想いとともに

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